FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



だいたい年末年始は薄商いの中をリスクオンで一稼ぎというトレードになりやすいが、今年もその例に漏れず為替は円安となっているようだ。だんだんと強気の向きも増えているようであるが、どこまで行くか、なかなか予測はつかない。ただ、段階というものはあって、105円から106円台はテクニカル的にはかなり重要なレジスタンスとなりそうなので、そろそろ90円台の後半でのポジはちょっと利食いをしてもいいかもしれない。年内で105円まで上昇できたということは、来年春までに110円手前、そこから90円~95円くらいまで下げてから、再度次の上昇開始というのが現時点でのだいたいの流れの感じである。
 
ぴったりと天井を当てることはほとんど不可能であるが、次の天井からの下落は、ABC波となること、そしてそれはかなり大きいこと、そして、その次の上昇は76円からの1~5波が大型であったことを考慮すれば、やはりかなり大きいだろうこと、などはエリオット波動から予測可能である。数年単位で見ていって、自分の可能なレバレッジを守れば、長期トレードはまず大丈夫な局面であると思う。次の下落までは短期トレード、下落後は、下の方で買って、数年単位でロングという基本方針は堅持していきたい。
 
年内のブログの更新はここまでとして、次は5日過ぎから開始します。今年一年も、コメント欄からたくさんの情報を得て、自分のトレードに生かすことができました。みなさまの集合知に感謝します。来年がみなさまによい年になりますようお祈りしております。






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12月のFOMCでおそらくQE縮小(テーパリング=先細り化)を示唆する動きがあると考えて、短期では102.98円あたりからロングにしていたが、本当に縮小開始となったのは若干のサプライズだ。ただ、前のエントリーに書いたように、とんでもない意外なことというわけではない。イェレンのFRBはたんたんと指標通りに動くというイメージだ。タカ派でもなく、ハト派でもない、実務的なFRBではないか。

しかし、金の値下がりがさほどではない(従って、ダウゴールドレシオも13あたりでさほど動いていない)ことからわかるように、全面的な青信号にはほど遠い。貨幣乗数、米国コマーシャルペーパー発行残高などの過去から継続して見ている指数も相変わらず低調だ。過去の例から言うと、QE縮小開始後数ヶ月以内でダウが大幅に下落するのが常であり、今回もその例外ではあるまい。ただ、現在のムードはあきらかに上。ただちに下げるということでもないだろう。やはり例年通り、春が勝負になるのではないか。それまでは、短期に押し目で買って利食いというトレードで行ってみたい。今回も104.10でとりあえず短期ポジは利食いした。
 
しかし、これでドル高の流れは決定だ。たとえ、株価の下落があってもドル高は変わらない。豪ドルなどは対ドルでさらに下落していくだろう。したがって円クロスでも当面あまり伸びは期待できないのではないか。クロス円の本当の大相場はドル円110円超えてからだろうから、まだちょっと先である。






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ドル円はついに前回高値を抜いて104円をうかがう勢いになってきている。P&Fから見ても105円までは伸びる可能性もあり、まだ大きく崩れる段階ではない。ただ、103円後半は、過去のチャートでは、円安から円高になるところでとどまるポイントとしてひじょうに大きなバリアとなってきたところである。1990年代、2000年代と、過去のレートを覚えている方は、超円高で103円になったあたりでようやく円高が止まったという記憶があるはずである。サポートとレジスタンスは表裏一体であり、今回もすんなりと抜いていくことは考えにくい。しばらくこのあたりで停滞する可能性が高いと思う。
 
ただ、ドル円の上への圧力は強く、ここは押し目があれば買っていくのがよいと思われる。来週のFOMCが気になるところだが、このところ、FRBの副議長にフィッシャー氏が決まったこと(フィッシャー氏はタカ派ではないが、ハト派でもない)、タカ派のメンバーが強くなっていることなど、QEの縮小(テーパリング)について何らかの動きが表面化する可能性が取りざたされている。

テクニカルな面、ファンダメンタルの面、いずれから見ても、いましばらく104円、様子を見て105円くらいまではロングで行ってみたい。


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