FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



午前中にそれほど大きな攻防戦もなく、ドル円145円を達成した。その後、利食いなどに押されて下げていたが、ロンドン時間になってすこし戻してきている。NYの動きを見たいが、おそらく144円を割るようなことにはならないだろう。2022年の時の145円の時はもっと円安のスピードが速かったので、今回は、まったりしている。介入もしにくいものと思うので、まだ146円あたりでは安心してロングをしていられそうだ(もちろん、短期玉にはストップは入れてある)。なにしろ1枚で200円の買いスワップが付くという、2007年ごろのスワップ派全盛期を思い起こす状態であり、ロングをしているだけで毎日お金が増えてくる。その上、FRBは利上げ必至、BOJは植田さんがジョークで何もしないと言っているのであり、145円はたんなる通過点ということにならざるを得ない。
 
今後も口先介入、実弾介入ごとに様子をみてドル円ロングを繰り返すトレードでまずは150円までは動かしてみたい(現状で一番下のポジは141円ミッド)。そのあたりではYCCにも動きがあるだろう。



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さすがに145円より上は実弾介入ゾーンに入るため、やや停滞している。下からのロングと短いロングの組み合わせでちまちまとトレード中。

それにしても28日のECBフォーラムは面白かった。アメリカのCNBCテレビの有名な女性アンカーのサラ・アイゼンの司会で、パウエルら、各国中央銀行の総裁が討論するのだが、植田氏が国内の会見とはまったく違う側面を見せていた。実に流暢な英語で、金融ジョークを次次と飛ばして会場の喝采を浴びていた。口調も爽やか、目も生き生きとしている。これでわかったのだが、国内では、日銀プロパー・政府その他から、あれこれと制約が加わっていて言いたいことを全部止められているのだ。彼の弁舌の真骨頂を国内で聞けないのは、まことに残念なことである。あと、サラ・アイゼンの能力のすごさにも驚いた。各国の総裁を前にさらさらと重要な質問を即応的にこなすことができる。こんな人材は男女を問わず日本にはまったくいない。いろいろと考えさせられるECBフォーラムだった(下のリンクは討論会の植田氏発言部分)



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今日は神田氏からの牽制発言が早朝にあったようで、東京タイムの出だしが143ミッドとなった。しかし、その後じわじわと上昇しているようだ。とにかく、世界の中で孤立して金融緩和を続けていて、円安で困るとか言っても、??と言われるのがオチである。この滑稽さは、2022年の時よりもさらにひどくなっている。今回は145円以上での介入があるとしても、時期も大きさも前回より控えめになることは間違いないだろう。もちろん、上昇スピートもあるので、単に145円という数字だけにはこだわることはできないが、146円を超えても実弾介入はないかもしれない。

とにかく、まずはYCCの幅を0.75にするとか、YCCを止めて、国債の買い入れコントロールに名目を変えるとか、日銀側の方針が少しでも変わらないかぎり、円安は止められないだろう。で、実は金融緩和を本当に止めたい人は少ない。コストプッシュインフレで困るのは、一般大衆だけだからである。


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順調に伸びてきているドル円だが、今日も米国長期国債の利回り上昇にともなって、一段高。ついに144円台に入ってきた。このまま144円台で東京時間を迎えると、神田氏からの「介入を辞さない」という第4レベルの牽制が入ることになり、まさに介入まったなしの状態となる。
 
2022年のこのレベルの介入を過去ログで調べると、9月22日に、146円近くまで一瞬あがったところで介入が入り、そのまま140円近くまで落ち込んだ。しかし、その日の終値はすでに142円、翌日の高値は143円となっていて、リバウンドは素早かった。そのままゆっくりと上昇し、二週間後の10月7日には、再度145円を超え、21日に、152円近くまであがったところで、最大介入がはいったわけだ。

ということで、明日の東京での神田発言(たぶん午前9時過ぎ)を待ってから、今のドル円ロングポジションをかなり調節して、介入に備えることにする。NY時間でも、144円台の伸びによって調整はする予定。


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145円が見えてきて久しぶりの神田牽制が入った。ツイートしたようにレベル3程度で、すぐではないが、介入準備は完了したという合図である。2022年では、145、151で介入し、その後149で追い介入している(その他覆面介入も数回あったと思う)。今回も同様のレベルでありそうだ。今日は日銀の6月会合もあったが、YCCについては意見は割れた模様だ。0.75%幅への拡大が次のステップとなるが、どうなるか。マイナス金利解消などは来春以降の課題なので、日銀の政策だけでは、今年中の円高への反転は無理だろう。実際、物価は上がっているが円安に伴うものが多く、賃金上昇を伴うちゃんとした上昇がまだ見えていない。大きな政策変更は、選挙もあることで、困難である。

今後のドル円の見通しは変わらず、145円でかなり上下(強い牽制あるいは若干の介入)、150円で強い介入でいったん下げるが、その後も今年度中はまたドル円上昇となるという見方を維持しておきたい。ただ、150円時に、日銀が大きく政策を変えれば話は別である。そのあたりは柔軟に考えたい。




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一晩たって、モスクワに進軍中だったワグネル部隊は、リーダーのプリゴジンの指令で廻れ右。モスクワでの交戦は避けられた。また、プリゴジンはベラルーシに国外退去という報道だ。軍首脳のゲラシモフ・ショイグは更迭という報もあるので、こちらの真偽を確かめたいところだ。軍首脳部を変えることができたとすれば、プリゴジンの目的は達した部分もある。今後のワグネル部隊の動向といい、まだ未確定な部分が多すぎるので、続報を待ちたい。プーチンが、ロシアに対する裏切りだとまで言った今回の件について、罪は問わないと言うのも不可解な話だ。二二六事件ですら、主要将校達十数人が後に死刑になっている。今回は、ロシア軍を攻撃し、軍用ヘリコプターを撃墜し、死者まで出ている事案なのだ。
 
相場への対応だが、現状ならば、月曜からの相場に非常に大きな影響があるとは言えないレベルだろう。短期の混乱の懸念と、ロシアの国力低下=ウクライナ戦争終結への期待という両要素があり、動きにくい。いずれにしても、様子見中心で月曜を始めることになりそうだ。


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ロシア内戦勃発で先行き不透明である。ワグネル部隊はすでにモスクワから400キロ(大阪くらい)のリペツクまで到達しているという報道もあり、明日日曜日中にはモスクワ周辺での戦闘が始まる可能性が高い。ただ、すでにプーチンはモスクワを脱出した模様であり、クレムリンやロシア正規軍がきちんとした対応ができるかもわからない。まあ、この先のロシア情勢の予測は世界中の誰でもできるものではないので、あまり考えるのも無駄だが、現状では、ワグネル側が優勢にことが進んでいるように見える。

さて、為替相場だが、月曜も戦闘が続くようなら、まずリスクオフになるだろう。ドル高、そして円高の可能性が高く、月曜からはドル円は一旦下落するだろう。その後は、モスクワが陥落するかどうかで大きく変わるだろう。早期の陥落となれば再度のリスクオンでのドル円上昇、情勢が混沌とすれば、円高継続となるのではないか。株価も下落となると思うが、工業製品を中心に上昇するものもあるので、全面安ではないだろう。ビットコインはやや上昇、ゴールドは変わらず(上下どちらの方向性もある)。まずはこんな見通しのもと、次の手を考えて見たい。いずれにせよ、素早い情報収集が重要だ。ロシア情勢の信頼できそうな海外英語Twitterアカウントなどに、注意しておきたい。


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昨日の予想どおり、145円までが早くなりそうだ。今日も一回下に振ったが、前回サポートラインの142.8あたりで停滞。ちょうど相場を見ていたので、ここでロング追加。一気に143.6まで反発した。教科書通りの10分足のダブルボトムだった。週末なのでさすがに144円を超えることはないと思うので、適当なところで、一部は利食っておきたいが、145円を見るまでは、しばらく置いておくポジションもありだろう。

忙しくて、他のトレーダーの情報を見ていないが、ツイートでは意外に、ドル円ショート筋も多いように思う。ここはなかなか難しいが、自分のファンダの考えは昨日も書いた通りなので繰り返さない。ファンダメンタルはそうなのだが、やはり、一番の根拠になっているのはテクニカルで、もうずっと書いている月足の形である。この月足の形でどんどん下げていくことは相当にレアである。このことが今の自分のトレードの最重点項目だと言えると思う。





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142円台で一度下げて、141円を割るかと思ったが、結局141.2円くらいで折り返したようだ。140円でかなり長く停滞した分、ここから145円までは比較的速いかも知れない。ただ、145円越えは相当に難関だろう。神田大明神からの強烈な牽制が来るはずだ。

しかし、ここまでの上昇にはファンダメンタルズからのわけがある。一番大きかったのは、昨日だかの日銀の安達政策審議委員の、金融緩和継続発言だと思う。政策審議委員は、日銀の重要な方向性を決める位置にある。総裁、副総裁を除くと、その上位格の委員となるのが安達氏である。ここが、物価が下振れリスクがある、などと言っているのだから、YCCは鉄壁である。
 
これに対して、昨晩はなんと、スイスに続いて、英国も0.5%利上げ。これでクロス円はぐんと上昇して、円安を牽引した。国内では、絶対緩和、国外では利上げラッシュ。これだけ強い円安要因があっては、テクニカル的な行き過ぎ感や、日本株買いだけでは止めることはできないだろう。145円の時の、神田発言と日銀当局者の温度差が今から楽しみである。

以上から、145円でまたしばらく留まるものの、ドル円150円越えは相当の確率で見えてきたと考えている(シナリオの再確認となる)。


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142円もかなり強い抵抗だったが、クリアした。ただ、142円台の滞空時間は短め。さすがに時間足での平均線からの乖離率が大きくなっており、いったん141円以下に下げてから出直しになる形かもしれない。ロングはひとまず142円で利食って様子見をしている。為替評論家筋でも、このあと円高だとか円安だとか、説が分かれているように、このあたりからはまた上下の動きが大きくなってきそうである。うまくタイミングをとって、トレードしていきたい。




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