FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



昨日の予想に反して円高で始まり、上海も下げているということで、このあとの相場がむずかしくなった。で、今後のポイントを。

(まだ反騰相場が続くという材料)
1 テクニカルでドル安を示唆(ドルインデクス・ユーロインデクス等)
2 テクニカルで金の上昇を示唆
3 ドル円のサイクルによる上昇予想(月のサイクルと長期サイクル)
4 GSRの下落(リスク軽減)

(そろそろ大きな下落に転ずるという材料)
1 米国景気に本質的問題点が多い
2 上海株に下落シグナル発生
3 米国国債(10年債)の価格上昇継続
4 ダウのRSIの下降、出来高の減少

ということで、大まかに見て、為替では今後の上昇を、その他では下落を予想しやすい。で、どちらも連動したものなので、どちらも正しいということはなく、いずれかが誤っていると考える。

私見では、上の諸材料を比較検討して、まだ上昇へのバイアスを持った見方を保っている。やはりユーロや豪ドルの上昇パターンはまだかなり強いものがある。今日のNYそして、月替わりの明日からの各市場を見てさらに考えてみたいが、いまだ、10月に向けて株や為替の上昇相場になるという見方を変更する必要はないと思う。



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予想に反して円高になってきたが、まだ、このままドル円が下がるとは想定しにくい。当面、サポートを見ながら、ロングで行ってみることにする。この付近では、92.60あたりがかなりの長期のサポートであり、その下が91.70の前回の底値である。このあたりを次々と割ると、もうまったく予想外で根本訂正となるが、このあたりで止まって上昇に転ずればひとつの行きすぎ相場としての認識も可能になるだろう。
 
ストップロスをきちんと管理しつつドル円はもう少しロングでやってみたい。クロス円はもう少し反転の様子が見えるまでは積極的買い増しはしないでおく。


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予想がまったく外れて相変わらず円高模様で始まった。ドルの方は、金が大きく値上がりを続けていることもあり、ドル安方向であると考える。ドルインデクスも下降している。しかし、日経は上昇しているのでリスク回避という形でもない。
 
ということで、ファンダメンタルからもテクニカルからもやや不可解な相場である。選挙の結果の反映があるのかもしれないが、これもどのようにでも解釈できるので、説明原理としては不十分である。ポンドドルはあまり下がっていないので、先週までのポンドの単独下落とも若干異なる様相である。
 
今日はロンドン市場がお休みなので午後の動きは弱いと思われる。夜のNYの様子を見てみたいが、いずれにせよドル円が下降したのは予想とは異なっているので、慎重にトレードしたい。円がらみはポジションを一部落として様子見である。あまりにもよくわからない相場なので様子見するしかない。



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さて今後の為替相場にもっとも影響があるものは何だろうか。それは、米国の経済回復動向、英国の財政問題の動向、中国株の動向の三つであることには、たぶん、ほとんどの方に異論がないだろう。このうち後者の二者はひじょうに観測しにくく、予測しにくいものであるが、米国の景気はいくつかの信頼できる計測点がある。このブログでは、米国の貨幣乗数(信用乗数)の値とCP(コマーシャルペーパー)の発行残高を見ているが、前者は8/12現在で0.996と相変わらず1を下回っておりデフレ状態である。
 
CPの方であるが、季節調整済みの値で見て、ABCP(資産担保CP)の値は今週増加し、総発行高も増加した。しかしながら、非金融機関の発行する通常のCPだけに限定してみると、7月から8月に増加しかかったところが、また今週は逆に大きく減少しており、ごく通常の一流企業の状態が再度下降に入ろうとしていることが見て取れる。
 
株が上がろうと下がろうと、いまだ、米国経済下降中。


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さて、いよいよ為替も秋相場入りである。来週からは徐々に動きがはっきりとしてくるだろう。
 
さて、ここまでのエントリーのように来週からは円安に動くと考えているが一応それを前提としてその後の動きを予想してみたい。(来週が円高になると以後まったく崩れるので、またやり直したい。)

図のように、まずは当面円安でドル円が上昇し、その後9月21日の日本の4連休にかけてやや円高に傾き、いよいよ相場も崩壊かと思われるが、そこは持ちこたえ(24日がピッツバーグでのG20)急激な上昇を見せ、10月上旬となり、5日あるいはその週のうちについに、世界中の株式相場・商品相場ともどもおおきく崩れ始めるというシナリオである。
 
基本は、先の円の短期サイクルで見ているが、大天井が10月上旬というのは、ドル円の頂点の長期サイクル分析をしている神蔵氏のブログの記載

「2007年6月22日に124.12円で天井を付けて黄金比61週目の2008年8月15日に110.66円の天井を付けました。そしてここから対等数61週目は10/5の週になります。」

あたりが妥当と考えるからである。ファンダメンタル的にも、ポンドが英国財政懸念からそろそろボラティリティが高くなっており、大きく崩壊する前兆とも思われる。といって、9月中旬に崩れるのは、現状の動きから見てやや早すぎるようだ。ちなみに、ドル円のメリマンの重要変化日は9月19日と10月9日であり、やはりこの両ポイントが怪しいサイクルである。ということで、10月5日の週が今回の中間反騰相場の最後の週と、まずは想定しておく。

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昔からドル円相場は満月・新月に転換すると言われている。ネットで検索してもそういう文言が多い。そういうチャートもかなりあるし、自分も前にも触れたこともある。
 
ところで、ドル円の動きは、ドルではなく、円の動きがメインであることは前にも何回か書いたが、したがって、月齢とのマッチングも円インデクスの方がきれいになるはずだ。そう思って作ったのが画像のもので、最近の円インデクスの日足に、満月(ピンクの丸)と新月(黒の丸)とを組み合わせたチャートだ。これは、一目瞭然で、満月が底(円安)、新月が天井(円高)になっていることがわかるだろう。これを偶然というのは逆にムリがある。なお、これはドル円チャートだと当然逆になり、満月が天井(円安)、新月が底(円高)となる。
 
さらに詳しくみると、このインデクスで、満月底の方がほぼ的中しているのに、新月天井にはややズレがみられることが多い。今回も、20日の新月で93.40あたりの円高を記録したが、その後も円高模様になっていることもそのズレにあたる。しかし、満月底はこの数ヶ月、ほぼ正確にサイクルを回しているので、次の満月である9月5日あたりに向けて、そろそろ円安方向に向かうだろうというのが昨日のエントリーの意味である。単純にドル円チャートを見ると、日足はまだ下降中であり、円高としか見えないが、ここはサイクルを信じてみたい。

このチャートでわかるように満月の日柄で急速に円安になり、ただちに転換するのであって、今回は満月の5日が土曜であるから、その前の4日(金)あるいは次の7日か8日(7日は米国休日)が急激な円安、そして転換の候補となる日であろう。その後は、19日が新月で円高の頂点、次が10日4日が満月で円安というサイクルであり、この10月4日(日)の翌日の5日(月)の週あたりが今回の反騰相場の大天井の候補に擬せられる。もうすこし近づいたらさらに考えてみたい。

なお、このサイクルの生じる理由であるが、あえて憶測をめぐらせば、満月に向けて円安になるというのは、リスク感覚と関係あるかもしれない。つまり、人間は、満月にむかってだんだんと楽観的になるが(リスク選好=円安)、そこから新月にむかって悲観に転じる傾向がある(リスク懸念=円高)とすれば、このチャートは説明できる。満月の晩に、物語の中の狼人間は狼に変身をとげるのだが、満月に暗転するというのは、普遍的人間性の一部なのかもしれない。



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ロンドンタイムもさらにドル安が進行した。おそらくNY開始で若干の利食い(豪ドルやユーロの下落)があるだろうが、基本はドル安方向で間違いないだろう。

いったん94円を回復したドル円も、ドル安の進行でまた下がってきたが、ドル円の下降の勢いは弱くなっている。一般にドル安には円安がつきものであるし、また画像の円インデクスの日足チャートからわかるように、円は一月ぐらいで非常に安定したサイクルを持っており、また次の下降にかかる時期である。円の、この30日程度のサイクルは安定していてほとんど常に存在する。このところ上昇(円高)傾向にあったが、そろそろ下降に入る時期であり、ファンダメンタルでの景気回復期待動向とも期せずして合致する。そろそろ、ドル安・円安によるドル円の上昇が見込まれる。このチャートからわかるように今がピークとすると、次は9月の中旬程度まで円安基調=ドル円上昇となるはずだ。

今日のNY市場ですぐにその動きになるかどうかはまだわからないが、来週以降徐々にその方向で動いていくものと考えている。



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昨晩のNYでは、午後になって一瞬のうちにドルが急落した。対スイスフランのUSDCHFや、ユーロドルでの動きが著しかった。原因はよく分かっていないが、原油の急騰や、USDCHFのストップロスなどいろいろある模様だ。相場の薄さも関係しているだろう。
 
ただ、基本のドル安がここしばらく弱まっていたので、その巻き返しと見ると、相場の動きとしては自然である。この一瞬のドル下落でまた77ポイントのサポートぎりぎりまでドルインデクスが落ちてきた。P&Fで見ればわかるように、ここを割れると、極めて大きな下落が見通せるが、ここ何回かの挑戦で跳ね返してきたが、いよいよきびしくなっているだろう。おそらく来月の初旬でさらなるドル安が来るものと考えてよかろう。理由は景気回復期待のリスク選好である。
 
ドル円の動向はやや不透明であるが、想定通り円安が大きく進めば96円を着実に超えてゆくだろう。もしドル円が弱くても、クロス円ではドルは無関係のため円安となると思われ、豪ドル円の84円程度めがけての動きとなっていくと思う。

ポンドはかなり前にトレードを中止しておいて本当によかったと思うが、今後も本格的な大きな下げが見込まれるまでは触らないことにしたい。まだ、今後も、下げを入れつつ上昇すると思うので、ショートのスイング取引には適さない。



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昨日は欧州市場で再度ドル円93.40あたりの直近最低値に到達した。前回とほぼ同じ値であったが、まだやや物足りないのか、なかなか上げに移らない。しかし、NYの午後になって、強烈なドル安が進行し、ドル円も引き込まれて93.10台を付けた。この動き方は先週金曜日と同じであるが、さらにもう一段の底を見たわけである。日柄からしても、値からしても、おそらく、ここが当面のドル円の底値と見てほぼ間違いないだろう。ここからは、徐々にドル円、そしてクロス円が上げにむかうと思う。ほぼ予想どおりの動きであったので、93.30円で大目にロングポジションをとってみた。ただ、まだ若干の疑念も残らないではないので、ストップはちゃんと入れておいて万一のさらなる下降に備えることはもちろんである。ドル安駆動型のドル円単独下降という可能性も捨てることはできない。
 
昨日は、twitterに流れるニュースを見ていても、モデル系ファンドからのクロス円売り・ドル円売りが何回かあり、相場が薄い中、ストップロスを狙うモデル系ファンド(テクニカル分析による短期売買を得意とする)の主導する円高相場になっていたような気がする。昨日も何回か書いたように、景気回復期待がある中での単純円高はどう考えても中期の流れからするとおかしい。短期売買に主眼を置いたモデル系らしい動きである。しかし、NYで良指標が出て、午後になって株がプラテンすると、本来のドル安が出てきた模様だ。これで納得の動きである。今日金曜日のドル円の動きに注目したい。
 
そもそも、ここから大きく崩れることはないと見ているわけだが、それは、次の為替や株の崩れはまさにとんでもない事態の引き金になると考えているからであり、そう簡単には崩れるわけにはいかない事情が各国にあるのである。まだアメリカには余力がある模様であり、次の大きな上昇を図っていると想定している。
 


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さて、なぜか為替だけが忙しい一日である。基本円高なのだが、特に理由はない。日経も横ばい。上海もそこそこ、GSRも下降気味と、リスク懸念の材料がない。実際に、リスク懸念で起きるはずのドル高もない。従って金もヨコヨコである。またNY株先物も上げ気味だ。

ということで、この円高は円だけの理由のない動きであって、遠からず収束すると考えている。したがって93円台のドル円は買いと考える。もちろん、オーバーシュートの92円突入というようなこともあり得るので、自分の支払えるコストを計算してのことだ。自分としては、昨晩から今朝で94円以上の分をほとんど処分してあるので、93円での買いは気楽である。



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