ダウは続落し、2日間で1000ドルの下落となった。昨年の春の下落に比べれば大したことはないが、まだこれで終わりかどうかはわからない。しかし、ここまででもいろいろなことが見えてきたのでまとめておきたい。
1 円高は来なかった
ドル円は、ユーロドルやドルスイスと同じように単純にドル高となった。やはり、「リスクオフの円高」は過去のものとなったと断じて良さそうである。その理由は様々だが、やはり全世界的金融緩和だろう。
2 なんと言っても現金化
リスクオフ時にはキャッシュに戻ってくるので、ドル高となる。逆に最近投資されていた豪ドルなどは下げる。これはいつも真理だ。
3 ゴールドとビットコインは底堅い
出だしでどちらも大きく下げたが、すでに軽く反発が見られる。どちらの動きもよく似ている。ユーロドルなどのチャートと見比べるとよい。
今回のリスクオフの持続性はわからないが、以上が正しければ、今後のトレードは非常にやりやすくなる。短期のドル高、長期のドル安という目線で考えて行きたい。当面のトレードはリスクオフが継続すれば、豪ドルドルの売りとしたい。昨日もそれに集中したので成果があがった。