しばらくクロス円は触らなかったが、ドル円の上値がそろそろ見えてくるとなると、クロス円の先行きが気になってくる。ドル円は、おそらく、これからすぐ、あるいは1年後くらいまでに124円までのピークをつけ下落を開始する。もちろん、ピークが124円ちょうどになるという決まりもないので、今の122円程度がピークである可能性もある。
ところで、たとえば、ユーロは、対ドルでパリティとか言われており、また先日報道されたドイツ銀行の見通しのように、2017年度末までにユーロドルが0.85になるという説さえあるようだ。いずれにせよ、底がパリティあるいはそれ以下とすると、この後数年でドル円が100円近くまで下落したとすると、ユーロ円も同様に下げて100円あるいは90円を再度目指す可能性がかなり出てきたと言えるのではないか。数年間はユーロ円低迷の期間が続くと考えられる。
その視点でみれば、現在の127円台もまだかなり高い水準であるとも言え、これからはユーロ円の売りがさらに注目されていく可能性が高い。ドル円のピークが読みにくいのが問題だが、ドル高の進行も合わせ、次のターゲットはユーロ円ということになりそうだ。
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