為替をやっていると、米ドルが軸になっていることはすぐにわかってくる。となると、対ドルペアの特性を知ることは、トレードとしてどのペアをやるにしても重要だ。以下は私のざっくりの感触だ。
1 ドル円 円はドルと連動する通貨なので動きは一番マイルドだ。ただ、リスクオンオフにはかなり敏感でそれによる円買い・円売りがノイズになる。現状は、ノイズが大きくてやや扱いにくい。ただ、一般的にはストップ浅めで動かすのがいい。ドル円の周期は、音波でいう「うなり」のようなもので規則的に発生するように思われる。
2 ユーロドル ユーロはドルの逆なので動きは激しい。浅いストップはたちまち刈られる。ただ、ノイズは一般的には少ない。それはユーロが欧州の最大公約数的なものだからだろう。このところのノイズはドラギ(ECB)がらみなので、現状、ドラギがおとなしいので、一番やりやすい。
3 ポンドドル いわゆるケーブルだが、ポンドというものが日本にいるとつかみどころがない。よって、動きが読みにくいので自分は好まない。現状は英国のユーロ離脱がらみがあって動きがさらに複雑だ。
4 豪ドル・ドル ドルの強さ・弱さをダイレクトに反映するが、リスクオンオフという別の変数でも大きく動くので、ドルの逆とは言えない。ドル円に近い部分もあるが(豪ドル円の影響)、独自の動きもある。うまく乗ればトレンドがあるのでやりやすい。
ということで、現状は、ユーロドルが一番いいと思う。時によるとは思うが、ポンドドルや(ましてユーロポンド)は難しいペアだと思っている。
| Trackback ( )
|