FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



157円を前にぐだぐだしていたが、米国金利上昇に伴ってドル円が上昇した。前回書いたように、ドル高のドル円上昇から、円安のドル円上昇に移行しているため、クロス円の上昇幅も大きくなっているのは予想通りだ。今後もドル円、クロス円が平行して上がることになるだろう。シカゴIMMなど、投機的円売りも「過度に」積み上がっているという指摘もあるが、ここまで継続的に従来の円売り量のレジスタンスを超えてきていると、円売りのステージが変わってきている可能性もある。継続的に観測していきたい。

イーロンマスクらのxAIが新たに超多額のAI投資をするという話が伝わって、またNVIDIA株が高騰している。今までのOpenAI一強から、かなり強力なライバルが出てきた感じだ。今後、10年くらいで世界が一変するというのが、本ブログの見通しで、それによって経済的なモデルも従来とは違うもので対処していく必要がある。そこを追求して、より効率的な通貨関係のトレードを考察していくつもりである。今後も有料noteなみの濃い情報を完全無料で提供していきたい。

(今日は東海地方某地に出張中だが、午前はオフなので、ホテルでインルームダイニングの朝食をいただきながら、ゆっくりと執筆している。)


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前から時々、ドル円・ドルインデクスレシオについて触れている。ドル円をドルインデクスで割り算して比較した自家製のチャートだ。週足と日足をみていただくとわかるが、2023年7月に1.4という値(値自体には特に意味は無い)になってから、2024年の4月までかるく上昇しつつもずっと1.4あたりで推移していた。この間もドル円は急上昇しているので、すわなち、その間は「ドル高」によるドル円上昇だったと言える。ところが、4月末からの急激な160円に至るドル円上昇では、レシオはレジスタンスを破り1.5以上になり、その後、介入が二回あったにも関わらず、このレシオは上昇を続けている。むしろ、介入後の方が上昇は激しい。


つまり、ドル高はいったん収まっているが、介入後の円安の勢いは強く、強力な円売りが続いてドル円上昇に繋がっていることがわかる。むしろ円売りが本格化したと言える。この傾向が続くとしたら、ここから急速にドル円が上昇する局面になる可能性がある。来週以後のドル円に注目したい。

イエレンのG7での4回目の介入牽制発言もあり、また、実際のチャートから見ても、157円以上での介入は非常に困難となったこともあり、遠くないうちに160円を見ることになりそうである。ツイートもしたように、神田氏は、主計官として文教政策にごり押しをして日本の国立大学の研究力を破壊したが、財務官としても、独善的な介入で各国とのコミュニケーションができない体質を露呈した。頭はいいのかもしれないが、能力的には疑問符を付けざるを得ない。



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昨晩のNY夕方に注目のNVIDIAの決算があった。予想を超える良い決算である上に株式の10分割が発表され時間外株価は上昇。今日のNYでは、ついに1000ドルを軽く超えているようだ。このブログでNVIDIAについて最近で触れ始めたのは、2月に660ドルを付けたところからだと思う。自分は500ドルあたりから買い始めたのだが(持っているほとんど唯一の株!)急激な上昇だった。しかし、実は下記のようにもっと前から記事にはしている(この時の株価は20ドル。ここでは株は買っていないのは残念。笑)。

「それにしても、米株の動きも強烈だ。PCのGPUメーカであるNVIDIA株など、11日の一晩でなんと3割の上昇を見せた。NVIDIAは、GPUメーカーと言っても、今のGPUはすでにAIのための重要なパーツであり、NVIDIAはAI時代のインテルになる可能性を秘めているのであるから、まあ当然かもしれないが、それにしても力強い動きだった。」(2016年11月12日)

ということで、この記事からわかるように、自分の専門領域に関係するので、この方面へは相当目利きのつもりである。今後もAI関係の話題は折りにふれて書いて行きたい。

為替は、米国のPMIが強く、157円を超えてきた。ここまで来ると介入はほぼ不可能と言える。もう一回打っても前回の152円を割ることはできないので、完全に無駄玉になるからだ。また変動率がそんなに高いわけではないので、大義名分もない。次はまた160円が近くなって急激な動きがある時に神田氏がしゃべることになるだろうが、もはやNY市場などでの神通力はなくなったので、介入効果はほとんどないと思われる。


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今日の朝はびっくり。ビットコインが急騰して、円建てのATH(史上最高)を更新していた。原因は、イーサリアム。イーサリアムの現物ETFの承認の可能性が高まったというニュースで、イーサリアムが20%の暴騰。それにひっぱられて暗号通貨全般の上昇となった。イーサリアムはPoS化以来、ビットコインに劣後していたが、今回の上昇ですこし取り戻した。正式承認が来ればもうすこしよくなるかもしれない。やはり、イーサリアムネットはいろいろと柔軟であり、使いやすい部分もある。ビットコインとイーサリアムが2大暗号通貨であるということは今後も変わらないのだろう。ビットコインのCME上場の噂もあり、今後、世界の金融システムに暗号通貨が大きな地位を占めるための過程をまさに見ているところなのだ。
 
相場は、明日のエヌヴィディアの決算に注目しているようである。良い値が出ることは間違いないが、それが市場の予想以上かどうかが問題だ。まあ、結果はどうあれ、現状、エヌヴィディアのGPUなしで、生成AIはまったく開発不可能である。この優位性はそう簡単には崩れないだろう。ここからは、AIが、世の中を根本的に変える10年になると考えているが、その世界を建設する「シャベル」を造るメーカーなのだから、とんでもないことだ。


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今日も軽く下押ししてからNYになって急にドル円が買われてきた。特に大きな材料もないが、米10年国債の利回りがまた上昇してきたことも一因だろう。10年国債は上がっただの下がっただのいろいろ材料になるが、テクニカルで見れば、動きは明瞭。日足では、MA200とかMA50あたりでサポートされて上昇、週足では、MA40でサポートされて、もう2年以上も上昇している。米国債利回りが上がっているのにはいろいろな要因があるだろうが、ひとつには中国などの売りも効いているのではないか。この状況で円買いにはならないだろう。日本が介入資金のために万一米国債を売れば、自分で自分の首を絞めることになりかねない。10年債の日足のチャートは、ドル円トレードにおいて必ず見るべき重要ポイントである。
 
トレードはドル円ロングの手元ポジション継続。155円を割れれば買い足すつもりなのだが、なかなかそういかず、156円を超えてきた。まあ、損はしていないので、どこかで動きが出るのを待ちたい。



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急速に155円台に戻したドル円だったが、さすがに一休み。まだパワーが足りないので、屈伸運動中だ。もう一回155円割れも十分にありうるので、無駄な動きにつき合わないよう、押しを確認していきたい。

それにしても、ゴールドが強い。ウクライナ・イスラエルと、米国の軍事支援がよい方向に働いていないのを見ても、米国の軍事力による影響力は大きく減退しているのは明らかだ。それに伴って、米ドルの力も落ちている。世界各国が金に流れるのは自然なことだ。テクニカル的にも日足で2450ドルあたりのレジスタンスを試す勢いだが、チャートの形からも十分に可能性はある。ここを突き抜ければ、3000ドルが見えてくる。円建てだと16000円/グラムの世界である。

米国の力が落ちたといっても、OpenAIを初めとする米国IT企業の開発力はすさまじい。従来の国家(ステート)の枠組みでは捉えられない新しいサイバーワールドが形成されつつあるのだと考えている。その世界の住民には、人間だけでなく、今後大量に作られるAIエージェントも含まれる。そこで使われるのは、従来のドルではなく、暗号通貨になることも間違いない。ドル離れから、ゴールドに行き、次の段階では、暗号通貨になる、という流れだと考えている。まだまだ上下動も激しいが、10年単位では極めて大きなものになるだろう。本ブログが、為替・ゴールド・暗号通貨を統合的に扱っていることの意味もそこにある。

来週は様子見の週としたい。ドル円の上下動を観察して、軽く押し目買いを目指す。





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昨日は、来週には円安に戻るだろうと書いたが、まさかその夜には円安になるとは思わなかった。一度は152円には到達すると予測していたが、153円台で折り返してしまった。理屈通りと言えばその通りの動きだが、早すぎる。笑 特に昨日のエントリーに加えることもないが、日銀が新たに債券買い入れをしてそのペースに変更なしとういうニュースは意外性があったかもしれない。前回すこし量を減らしたわけだが、継続的に減らすことはなかった。金利上昇を警戒していることはあきらかだ。なお、介入の可能性はぐっと減ったと思うが、前回の介入ポイントの157円までは若干警戒しておきたい。
 
金利があがって何が悪い?という話題もいろいろ出るが、現実に、日銀がそれを嫌っていることはあきらかなので、トレーダーとしてはその事実だけで十分である。この制約の中で日本ができることは、介入で投機筋を牽制しながら、なるべくゆっくりとした円安進行として、米国景気の本格的悪化を待つということにつきる。しかし米国が完全におかしくなれば、日本もまた金融緩和を強化する必要も出てくるので、結局、話は振り出しに戻る。どうころんでもファンダメンタルズは円安ということだ。植田氏も、神田氏も、結局、アベノミクスで敷かれたレールの上を走っている暴走トロッコのお猿の運転手と車掌であり、本質的には何もできない。

自分のトレードはずっと継続しているドル円ロングのみ。昨日はわずかにショートしたが、たちまち損切り。155円からドテンロングですこし積み増しをしたが、それほどは増えていない。この後介入などが来て、153円以下で積み増すチャンスが万一あればありがたいのだが、為替の動き、イエレンの3度目の牽制で介入は相当困難だろう。


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CPIをきっかけにドル売りに転じ、ドル円も下がっているが、ドル円の調整にはちがいないが、純粋にドル安だ。豪ドル円などは高値が104円で、今も103円ローであまり変わっていない。「円買い」とは言いにくい相場である。リーマンショック当時のホンモノのドル円下降は、円買いで、豪ドル円などは文字通り見る間に5円、10円と下げていったのと比べるとおとなしい。

一般にドル安駆動によるドル円下降の持続性は弱い。現状、さすがに4時間足で下降しているので、今週中くらいはまだ下を目指す可能性が高いと考えているが、来週はどうなるかわからないだろう。米国債の利回り低下を主な材料としているが、利回りのチャートは週足くらいではまだ上昇中であり、またいつ、インフレを材料に利回りが上昇しないとも限らない。

ということで、軽くロングを持ったまま、153円以下になるのを待って、さらにドル円を買い足すことを基本としたい。今は下げていたドル円が154.7くらいまで大きく戻っているが、さすがにすこし戻り売り(ショート)もしている。


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CPIはやや弱かったが、それを材料にドル円は下げているようだ。このところ、投機的な円売りが積み上がっているので、その調整相場だと考える。昨日も書いたように、これで150円を割る動きになるとは考えられないが、前回の介入の押しの値である152円近くを再度試す可能性はある。一応、そのあたりまでに適宜買いの指値をして待機したい。とにかく、スワップうまうまの話が出たところで、下げて振り払ってまた上昇にかかるというFX独特の動きは本当に面白いものだ。


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財務官としては、ドル円156円以下でCPIを迎えて、CPIが弱くて下げていけばよし、CPIが強くて、ドル円が跳ねれば156円ハイあたりで介入も、という段取りだったと思うが、イエレンが三度目の強い介入牽制発言を行って、ドル円は156円台に伸びてそこで停留することとなった。これはかなり意外な動きで、財務官としてはかなり手詰まりになった。156円からではCPIで下げても限界がある。またイエレンの強い牽制で、よほど大きな急速な動きがないと介入は極めて難しい。さすがに、今日は神田氏も発言ゼロである。日銀の国債買い入れ減額も円安にはまったく効かなかった。

これで157円を超えて、さらに前回の介入ポイントを超えると、せっかくの三番天井の演出もふいになり、完全にノープランとなると思う。宇宙人的頭脳を持つと言われる神田財務官だが、経済学のPh.Dを持つわけでもない。そろそろ化けの皮が剥がれてきたと言えるかもしれない。
  
CPI次第ということは変わらないが、これで、そのまま下げていく可能性は極めて低くなったと言えるだろう。ということでトレードの方針は変わらないが、今日のPPI、そして明日のCPIでドル円が押したら、躊躇なく買っていきたい。


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