FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



恒大問題もあるが、今回の下げは、やはり米国債務上限も大きいだろう。恒例のこととは言え、問題は大きいからだ。米国債が売られて、長期金利上昇となっているが、株も売られている。ドルが絶対的に強い局面となっているが、なんとなく不気味である。ドル買い以外は避けておいたほうがいいと感じる。

米国金利の上昇で日米利回りのスプレッドが拡大して、ドル円での円安となっている。これは定石通りでおかしな点はない。リスクオフの円高が消えてしまった以上、米国金利上昇はダイレクトにドル円での円安となるので、これは素直に円売りをしておきたい。






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円高論者のやまはFXが珍しく円安予測をしたら、なにかの間違いで、本当に円安になった。111円ミッドは6月以来である。そもそも111円から上は2019年からほとんどない。しかし、下も制限されていて、2017年以降のドル円相場は、上は115円、下が102円くらいを往復しているだけである。2017年から2020年までは穏やかながら円高傾向に動いてきたので、ドル円の8年周期からすると、21年からは上昇にはいってもおかしくはない。

まだなんともいえないが、ドルの強さと、円の弱さの相乗効果で、115円を目指す可能性も出てきたと思う。ここから年末までの為替相場には、久しぶりに注目したい。


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恒大問題はまだまだ長引きそうだ。決定的・急激な破滅は中国のことなのであり得ないが、コントロールされた破綻は十分にありうる。時間をかけて、債権者が損をするという流れになるだろうと思われる。暗号通貨の禁止もそうだが、中国の習近平路線の、様様な締め付けが中国経済の足かせになっていくと思われる。暗号通貨の禁止にしても、ビットコインだけでなく、イーサリアムも禁止なわけで、NFTなどもまったく関与できないことになるわけで、正直に言って、インターネット黎明期に、インターネット禁止にすると同じくらい馬鹿馬鹿しい行為である。中国の現代美術の力は世界的に見て強いものがあり、ここがNFT解禁になれば、大きな発展が期待できる。かならず将来にまた暗号通貨解禁にせざるを得ないと考えるが、それまで、中国経済には悪い影響を与えるものだ。

しかし、これだけ中国発のトラブルがありながら、円は、対欧米通貨・オセアニア通貨にはやや円高だが、対ドルでは急激な円安となった。ドル円の今後はほぼ見えてきたのではないか。日本経済の衰退に伴う実効為替レートの円安は前から言われるとおりだが、額面でのドル円の円安が急激に進むフェーズも近く来るかもしれない。


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FOMCが無難に過ぎたが、やはりテーパリングの方向性が強くでた雰囲気だ。日本は相変わらずの緩和政策継続であり、大きく見て円安の方向はある。ただ、ドル高が強いため、クロス円ではむしろ円高が強く出ている。いずれにしてもはっきりしない動きだが、ドル円に限っては前から書いているように長期的には上がっていくほうにかけているので、ロングはずっと一定だけは保っている。

恒大問題はなんとかなるという見方が強いようだ。いずれにせよ、TEDスプレッドを見ておけば様子はわかるので、現状ではまだ心配はないと思う。

暗号通貨は、中国がさらに強い規制をかけるというニュースでまた下げている。が、下げの程度はそこそこであり、底堅いというイメージが強い。とにかく、NFTという強力な下支えができたので、暗号通貨については、ゼロになる恐れは極めて低くなったと考えている。それならば、ゴールド程度にはリスクヘッジになるという考えは変わらない。ゴールドとは違う動きをするアセットであるので、そういう意味でもリスクヘッジとしては良いものだろう。


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今から見ると、リーマンショックとよく言われるわけだが、リーマンブラザーズの破綻はあくまでも結果であって、その端緒は、サブプライムローンの価値が毀損したことにある。信用度の低い人向けの住宅ローン(サブプライムローン)が大量に発行され、かつ、それが証券化されて様様な金融商品として売られていたのが、住宅価格の下落で、ローンが焦げ付き、金融商品が暴落したのが、サブプライム問題である。今回の恒大問題も、需要のない不動産(マンション)開発をもとに金融商品を組成していることが大きな問題であり、サブプライムの時と非常に似ている。注意が必要だ。ただ、本格的に世界的な金融危機の様相を呈してくると、TEDスプレッドが広がるのですぐにわかる。まだまだそれほどのことはない状況であるが、下げがこれで止まるかどうかもまだわからない。しばらくは様子見としたい。

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中国不動産大手の恒大集団の破産危機は、じわじわと影響を広げている。まだその影響の大きさは測れないが、株価の下落は、それと関係している可能性が高い。今のところ、リーマンショックのようなことにはならないという見方が強いが、もうしばらく様子見が必要だ。すぐに動くべき局面ではないだろう。
 
これからの相場のもうひとつの要因のコロナであるが、米国の状況が今1つで、デルタ株にかなり苦労している。少しおさまったものの、感染者数も死者数も高い状態を維持しており楽観はできない。日本は幸い夏のピークから急激に下げたが、過去の波動状況を見ると、これ以上の下げ幅は少ない。以前に掲げた長期トレンドラインの上昇を見るとわかるとおりで、9月中には下げ止まるだろう。株価やFXのチャートと比べるとわかりやすいチャートである。コロナの観点からは、日米とも株価やドル円は現状でしばらく踊り場状態になると考えられる。

暗号通貨であるが、NFTを中心に拡大を続けていると思う。特に高級なデジタルアートではまちがいない実需が発生しているので、富裕層のアート愛好者や、もともと実績のあるアーチストが本格的に参入してくれば、現在の状況とは比べものにならない市場となるはずである。私も、毎日、イーサリアムで売買をしているが(主に買う方)、イーサリアムがお金であることを実感している。NFTマーケットが通常の通貨でクレジットカードでの購入が可能になれば、またひとつ広がると思うが、暗号通貨であることの面白さもあるので微妙なところではある。


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為替はドル高に動いている。ドル円109円ミッドからあまり下に行かなくなってきている。じわじわとではあるが、110円に安定していく動きではないか。コロナからの回復と同じでゆっくりとした上昇になると思われる。

最近の国内コイン事情についてのコメントがあったが、やはり、暗号通貨は海外が主流なので、そちらに目が行く。NFTがらみでは、NFTが載るブロックチェーンのトークンとなる通貨だけでなく、もうひとつ注目されるものがある。NFTをパブリックなブロックチェーンに載せると、その実体(アートならばJPEGファイルや、MP4動画ファイル)をどこか、ネット上に置かなくてはならない。閉じたNFT市場なら、その市場を開いている主体がストレージを用意するが、公開されたチェーンの場合はどうするか?主要なNFTマーケットでは、IPFSといわれる分散型のファイルストレージを使っている。昔のP2Pで有名なWinnyのようにみんながディスクを提供するわけで、提供した人がもらえるトークンがFilecoin(FIL)である。だから、オープンなNFT市場が広がれば、IPFSの需要が高まり、FILの価値は上がると考えられる。私は、FILは買っているが、以上の考えによる。コインもいろいろあるので、何か理屈をつけて、自分で納得できるものを買うのが面白いと思う。(FILはBinanceなどで買える)。より強い競合も出ると思うので、そのあたりが懸念材料ではある。


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コロナは第5波が収束中だが、10月には第6波が開始し、感染者数は第5波を越えると思われる。ワクチン接種者は増えるが、初期の接種者の抗体は低下しつつあり、結局、重症者もそこそこの割合で出るため、医療の逼迫程度は変わらないレベルかかえって悪化するものと思われる。11月に総選挙が予想されるが、おそらく感染状況が悪化する中での選挙となるので、野党に有利だろう。

米国や欧州のように、コロナとの共生を目指す国の状況を見ていると、死者の増加を許容しつつ経済の復活に重点を置いているようだ。ただ、このままだと米国では年に数十万人の死者が出続ける。これがいつまで許容されるかも大問題だ。論議をしながら、規制強化と緩和を繰り返しつつ、徐々に回復していく形となるのではないかと考えている。ただ、デルタ株以上の凶悪な変異株が広がることがあるとそのシナリオはなくなる。ここは頭に入れておく必要がある。

リスクオフシナリオで、株価も上昇しているが、以上のようなことで、ゆっくりとした回復だろうと考えている。為替は現状レベルで年末を迎えるのではないか。

NFTの将来性に懸念を持つコメントをいただいたが、来春、楽天NFTが開始されることは情報としてお伝えしておきたい。


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注目された週末の雇用統計だったが、おもったほどの改善はなかったため、大きな動きには繋がらなかった。テーパリングへの期待も小さくなったため、為替その他への影響も弱かった。このところこんな話ばかりである。

コロナの方は米国は上昇中、日本はやや下降だが、下げの勢いは弱い。おそらく半月以内にリバウンドして、第6波に入ると考えられる。冬の感染者数は5波を越えると前から予測しているとおりで、重症者、死者とも、従来のレベルを超えることはほぼ間違いない。デルタ株以上のものが出てこないならば、この6波が、今後の7波、8波よりも大きいものとなることもほぼ間違いないだろう。正念場である。

暗号通貨はNFTの第2幕となっていて、多様なNFTが販売されてきた。売る側、買う側とも徐々に巨大なものになっている。私が主に買っているマーケットは、最大手のOpenseaと、品質が比較的安定しているFoundationだが、自分は、美術鑑賞眼には比較的自信があるので、購入したものには長期的な価値がでるものと思っている。もともと、アンティークや古典籍等の美術品の収集も好きなので、その観点から、新しい美術品が登場したものと考えている。一時的な流行とは言えないものだ。

NFTにひっぱられて、前からの予想どおり、イーサリアムや新世代のイーサリアム(DOTやSOL等)が上昇を続けている。これは予想が完全に当たったと思う(過去記事参照)。パブリックブロックチェーン、かつ、スマートコントラクト(ブロックチェーンが自動的に契約などをこなす)を実装した暗号通貨にスポットライトがあたるのは自明であった。現在のキラーコンテンツのNFTはもちろん、今後も各種DeFi(分散型金融)の形で需要が高まるものと思う。







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為替の方は相変わらずで、今日はドル円が110円台に戻しているが、これは株高のためだろう。東京市場は、政局が動きそうなので、その期待だと思われる。
 
コロナの方は、先に予想したとおり8月中旬から下旬でピークアウトで合っていたと思う。ただ、東京で6000人程度で留まったのがやや意外だったが、これは検査上限のためだと思う。実質的にはピーク時には1万人を越えていたものと思う。季節波動からすると、次の波動は10月のどこからかで開始される。今回は底もあまり深くないので、意外に早く次の上昇にかかる恐れがある。ワクチンの接種速度、そして、初期のワクチンの抗体低下という問題があるので、冬期の状況は読みにくいが、この秋以上の医療崩壊になると考えるのが第1シナリオである。今の株高は一時的現象となるだろう。為替も年内は111円が限界とみている。

総選挙がいつになるか微妙だが、コロナの感染者数の谷に当たれば、自民党に有利、逆なら野党にメリットがある。



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