FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



事前の予想がいろいろあったが、為替の動きはほぼ予想通りだった。YCC修正は、ほとんど文言の修正にとどまるレベルで、わずかに買い入れの方法に相違がある程度だが、一応、「引き締め」方向ではある。ただ、前日23時に日経のリークがありこちらは1%をやや越えるという方向性だったので、実際は、それよりも軽い修正に留まった。この事前リーク手法は、FRBが、WSJのニック記者に匂わせ記事を書かせている(と信じられている)ことに対応するもので、事前に方向性を示すことで、観測気球を上げて相場の変動を弱くする効果がある。今回も、リークの時点で148円台半ばまで下げたため、本番での円高は弱かった。
 
今回の相場は介入も難しく、また、すでに150円に一度入っているので、円安の見通しは容易だったが、このあとFOMC(おそらく無風)を経て、さらに円安が進む可能性が高いだろう。次の介入はかなり上になるのではないか。今日の夜に日銀の介入実績が発表されて、前の150円の一瞬の下落(NY時間)が介入だったかどうかがわかるので、それの結果にもよるが(私は小型介入だったと考えているが)、今後もよほどのことがないと、大型の介入は当面難しいという見込みになってきたのではないか。

ガザ情勢は実際に地上侵攻が進んでいるようで、こうなると過去の例からも、「事実の買い」となってやや相場が安定することが多い。ドル円は上昇で151円を目指すということでしばらく考えてみたい。



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いよいよ焦点の日銀が明日となった。何も動きがないと見る筋が多いようだが、YCCの何らかの修正があると考える人もある。要するに予測は難しいが、どちらに転んでも、結局は、円安の方向ではないか。つまり、YCCの微修正では、前回と同じように、一旦軽く円高に振れてもまたすぐ戻ってくる。また何もなしなら、今回は、さらに円安が進むと思われる。前からドル円ロングの人はそのままでいいし、短期の人は軽く持っておいて、下がれば押し目買いでいいのではないか。
 
ただ、今日のNYも株価は不安定であり、そこから何が発生するかはわからないので、慎重な取り組みが必要だ。あとになってみて、「第三次世界大戦が起きる直前によくFXなんかやっていたもんだ」ということになるかもしれない時期であり、ポジション、ストップロスは慎重に対処しておきたい。自分が、ゴールドをCFDでやらないのはそのせいである。CFD(差金取引)は為替だけ(つまりFX)で十分である。以前すこしやってみたこともあるが、商品のCFDは、為替よりも難度が高いと思った。




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チャートやファンダから、多くの人が、株価暴落を警戒(期待?)しているようだ。実際、いい具合ではないが、さすがにこれだけ警戒感があると、すぐに暴落はないだろうとは思う。ただ、今はアルゴリズム取引が発達しているので、一旦勢いがつくと大きく動く危険性もある。注意するに越したことはない。為替も、過去の有事では、ドル円が一日で5円とか動いたこともあるので、こういう戦争が懸念されるときのポジション量やストップロス設定には注意したい。大量のポジで、ストップなしで、5円逆行したりしたらとんでもないことになる。増えれば大きいが、本当に急速な変動時には、ストップも効かないことがあるのは注意したい。ストップが効かない場合でも、必ずしも業者が責任をとってくれるわけではない。過去の例では、スイスフランが、突然ユーロペッグを外した時には、一瞬でなんと3割上昇して、ペッグ値で大量ポジを持っていた人がひどい目にあった(みなペッグ値近辺でストップロスを入れていたが効かなかった)。
 
まずは月曜からは相変わらず様子見としたい。週のうちに一度くらい、また、ゴールドショップに行きたいものだ。


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ドル円は、長期円安、短期円高(日銀の金融政策修正観測)に揉まれて、上下していてわかりにくい。また、昨日は欧州通貨が弱かったのも面白い。全体として、為替は難解な膠着相場が続いている。それに対して、株価は、チャートから中期下落トレンドになっているように見える。どこまで下がるかわからないが、まだ週足では下を向いているようである。同時に、ゴールドも上向きに見える。このあたりは、中東情勢のからみと、米国債務懸念による金利上昇の両方がからんでいるものだと思う。

自分としては、為替はもうすこしトレードを控え気味にして、現物のゴールドと、ペーパーゴールド(ETF)を買い足す時期にしておきたい。米国債務懸念、日本の円安いずれも、現物金の価格上昇につながるので、わりと安定した動きだと思う。私はこのブログを始めた2007年頃からゴールド好きだったが、陰謀論を絡めた趣味趣向のレベルであったので、まさかここまでゴールドが相場のメインアクターとなってくるとは思わなかった。やはり、世界が大きく変わっていくことの象徴なのではないかと思う。世界中にばらまいた各国の紙幣の価値が薄くなったと誰もが感じるのだろう。


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さすがに急速に下落した日本の株価だったが、テクニカル的限界から反発したようだ。ただ、今の時点では、ダウ先物、日経先物は大きく下落しており、安定して上昇には程遠いようだ。為替も不安定で、ドル円は上下。まだ方向性が見えない状況だ。ファンダメンタルズからは、円安に歯止めがかかる様子はないが、日銀が近くYCCの変動範囲を修正するというのが円高への材料になっている。もうすこし150円台でもみそうである。
 
ということで、現在は為替はほとんどノーポジ。フランが安くなったので、少ないポジをさらに損切ってしまった。フランにはもうすこし危ない事態になってから活躍してもらおう。ドル円は150円あたりですこしロング。いずれにしても積極的なトレードはしていない。この怪しい相場では、儲けるより、とにかく、資産をすり減らさないようにするのがいいと考えている。個人的には、ゴールドとビットコインの含み益が増えたのでそれで十分としている。



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ドル安とドル高が交互に来て不安定だ。これもリーマンショックの時に見たことがある。リスクオフ相場の特徴だ。ドル高でドル円は150円を超えたが、また、なんだか軽い介入っぽいのが来ていまはやや落ち着いている。スイスフランもさすがにドルに押されて下げたが、また落ち着いている。ドル円の短期は現状難しいので、あいかわらず為替はあまりやっていない。ドルスイスの売りは少量だけど継続中。
 
ビットコインは前のFTX下げからちょっとしてから追加に仕込んだので、その後はもう触っていない。予定通り、ATHが近くなったら一部利食いしてあとは次の下げ、上げを期待したい。ゴールドは、下げたところでちょっとずつまだ買っている。2000ドルならまだ安いと思う。ETF以外に地金も足を運んで買っているが、同好の方にヒントを。大きいバーが欲しくなるが、売るときに色々面倒で、分割するはめになるので、少々手数料(バーチャージ)がかさんでも、われわれ庶民は小さいので買うのが後々便利だ。50グラム1枚か、20グラム4枚を現金で店頭で買うのをお薦めする。50グラムなら、今なら、売るときにまずは確定申告が要らない。ただ、グラムが2万円(今の倍)になる可能性も考えると、できれば20グラムバーで買っておきたい。これならよほどのことがあっても、面倒なことなしで売れる(もちろん年間に何枚も売れば、確定申告は必要だが、そのあたりはよく考えていただきたい。ただ、1億円ゴールドにしたいというのなら、小分けは、あまりにもコストがかかるので、1キログラムバー10枚ということになるだろう。)なお、売るときにノートラブルを望むなら、田中・德力・石福・三菱などのブランドバーを選んでおけば問題ない。ただ、やや割り高ではある。私は買いに行く日は一日とって、各店を順にまわってそれぞれ100万円以内で買うようにしている。100万円を越えると現金払いができなくなる。




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ドル安に進んだが、また揺り戻しが来ていて、方向性が見えにくい。米国長期金利もまたすこし高くなっているようだ。今週のこの後のハイテク株の決算などを見てみたいところだ。
 
イスラエル情勢は、米国の国務長官のブリンケンが国連で一時停戦を訴えたようで、これはかなり大きいかもしれない。前回の国連の停戦決議には拒否権を行使した米国も、さすがに国際的な情勢を見ているようである。ブリンケンはユダヤ系であり、その点でも、その言動は注目されている。彼の祖父や養父は、ヨーロッパでのユダヤ人虐殺を生き延びてきた人である。

ということで、相場膠着。若干、上向きというところで様子を見ておきたい。ドルは方向性が弱い。


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米国の著名投資家のアックマンが、長期国債へのショートを買い戻したという発言をきっかけに、長期金利が下がり、ドル安が発生した。ただ、ドル安はその前からややその気配があったことには注意したい。今週は、米国ハイテク株の決算が多いので、株については、その流れも観察していきたい。株価の不調の原因だった長期金利上昇が止まったとしたら、株価の下落も底を打つかもしれない。
 
ただ、この金利やドルの状態の持続性には疑問も残る。長期金利は本当に打ち止めか?ドル高には戻らないのか?など問題は単純ではない。相場はあくまでもトレンドフォローが基本なので、もうすこし様子をみていきたい。自分自身のポジションはドルスイ売りで、もともとドル売りなので問題はない。ドル安大歓迎である。ただ、ドル円ロングの人には、気になる問題である。

また、ビットコインが急上昇して、1BTC=5万ドルに至った。現物ETFの認可が材料となっているが、その他、安全資産としての地位向上もある。来年は半減期でもあるし、ここから1年以内に、ATHを更新して、7万ドル(1000万円)には余裕で達すると考えている。ただ、まだまだ所有者は少なく、クジラと言われる大口所有者が支配しているので、自分としては、かなり操作された相場であるという見方をしている。ATHに達したら、いくぶん利食いをして暴落へのヘッジをしておきたい。ATHと下落を繰り返しつつ、数十年で、所有者が増加し、超高値(1BTCが1億円以上)になっていくものと考えている。


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少しはリバがあるかと思っていた日経だが、今日もずるずると下げた。株をやっている方にはお気の毒だが、ファンダも、テクニカルも悪すぎる。どうみても、中期的な世界的株価下落は続きそうである。為替はドル円が朝方のアジアタイムで150円になったとか言われているが、149円ハイでの攻防が続いていて膠着中だ。ドルインデクスも停滞中で、次の動きを待っている状況である。150円に入ると、前回のNYのような、頭を叩く軽い介入まがいが来る可能性があるので注意したい。

中東情勢はあまり良くなる気配がない。G6がイスラエル支持の声明を出したりしているし、近く地上侵攻が始まる可能性の方が高いとみられる。とにかく、中東全体に広がらないことを祈るばかりである。

全体に情勢は悪いが、自分のポジは(リスクヘッジのため)情勢が悪くなる方にばかり張っているので全体におおいに儲かっている。ありがたいことではあるが、喜んでばかりはいられない。日常が普通に続くのが最大の益ではなかろうか。


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昨晩のNYも結局株価は下落した。特にナスダックの下げが目立ったように思う。どうしてこんなに下げるのかの原因であるが、中東情勢は一因ではあるが、主因ではないだろう。米国長期金利上昇はそれ以前から起こっていたからだ。一般に、景気がすごくいいわけでもないのに、金利上昇が起きるのは、インフレ懸念や、債券の信頼性低下である。今回は、ゴールドの上昇なども考えると、リーマンショック以来の緩和バブルに、ついに限界が来たと考えるのが一番妥当性がある仮説だと思う。いつかは来ると言われていた、あの、バブル崩壊が、引き締めたところで発生したのである。
 
もしその仮説が正しいとすると、このあと、米国はどう対処するか?さらに株価の下落や国債の利回り上昇が大幅になり、耐えられないレベルになれば、躊躇無く金融緩和を再開するだろう。ただ、それが効くかどうかはわからない。リーマンショックの時は、債券は買われていたが、今度はそうではない。ここで緩和をする(さらに国債の価値を薄めることになる)ことは、一時的に効いても、新たな悪化を招く恐れもある。ということで、これ以上の状況悪化はひじょうに危険である。なんとか、どこかで、踏みとどまってほしいものだ。しかし、リスクヘッジは重要。対策は従来書いている通りである。米国もたいがいだが、日本も相当なものだ。ドルも円も信頼できるものではない。

自分のFXトレードは、来週もあいわらずドルスイ売り。ドルインデクスで見ても、106あたりをうろうろしていて、強いドル高にはなっていない。ドル円も150円で頭打ちのようだ。この状況でのスイスフラン買いは妥当性があるだろう。円買いも大丈夫なような気もするが、あえて火中の栗を拾う必要もない。ちなみに、先に書いたように、米国・日本とも債務問題があるので、当面、ドル円がどんどん円安になるとは考えていない。


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