月曜はなんとかバウンスした米株だが、今日はまた下げている。とにかくとんでもない下げである。為替も動いているが、実に面白い順番だ。強い方から
円 > スイス > ユーロ > ドル > 豪ドル > ポンド
というところで、従ってクロス円の下げも通貨によって大きく違う。また、円高・ドル高で、ユーロドルが下がるのが普通だが、今回はユーロドルが上げ気味なのが興味深い。サブプライム・リーマンの強烈な株下げの場面でも、ユーロドルが上がるパターンは時々あった。ユーロドルの最高値の1.57は、サブプライム崩壊中の2008年に記録されている。ただ、その後、さらなる株価崩落によって、ユーロドルも崩落し1.2まで急落した。おそらく金利の関係で、円、スイスと並んで、ユーロが避難通貨として考えられる、ある局面があるようで、今後、数年に渡り、ユーロドルは大上昇や大下降を演じる可能性があるだろう。サブプライム・リーマンの時のチャートをよく検討されたい。
ドル円はついに126.6円まで来たが、まだ下げたりないと感じる。過去の例から見て、最低125円、さらには120円くらいまでの下げはあってもおかしくない。まだロングを再開する時ではないと思っている。