FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



週明けとともにさらに一段のドル高となった。欧州通貨の対ドルだけでなく、オセアニアも、また円も対ドルで下がったことに注目したい。いずれの対ドルレートも、日足レベルでのレジスタンスをやぶっており、さらなるドル高に移行する可能性が高いだろう。特に、スイスフランも対ドルでP&Fでも大きく上昇を見せており、金の下降も合わせて、ドル円ももうすこし上までは上がりそうな気配である。
 
ということで、自分としては、ドル円、ユーロドル、豪ドルドル、さらにドルスイで、ドル買いとしているので、もうすこし続けてみたい。クロス円(豪ドル円)のショートはかなりきびしいが、キウイ円では、すでに円高となっていることもあり、ドル円が頭打ちになるであろう105円程度が近いため、豪ドル円がさらにどんどん上がっていくことはないと考えて、もうすこしガマンしてみたい。
 
この異常とも言えるドル高の原因は短期的にははっきりしないが、QEの停止を見据えたものという基本にたちもどれば当然とも言える。また、リスクオフの相場に移行しても、ドル高は変わらないだろう。とするなら、確率的に、ドル高中心の視点を持つことはおおはずれにはならない、という思考が、市場参加者の大勢になりつつあるのではないだろうか。






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予想以上のドル高継続となっている。この理由は正直わからないとしか言えないが、乗っていくしかない。幸い自分のポジションは全部ドル買いなのでこのまま続けていく。ただ、クロス円の豪ドル円ショートだけがマイナス方向なのだが、もうすこし粘ってみたい。

株高によってリスクオンとなって豪ドル買いが続いているため、ユーロドルよりも下げが弱くなっているが、リスクオフとなれば、対米ドルでの豪ドルはこんなところではあり得ない。0.8どころか0.6台すらあり得るのではないか。ただ、それがいつになるかが問題なのだが。

ドル高でドル円が上昇するのは、円の自主的動きがないわけで、103円を軽く抜いた以上、さらに上があると考えるのが妥当である。ドル円のショートはしばらくは難しい。


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しばらくおやすみしていたブログですが、ゆっくりペースで再開します。コメント欄も開けました。よろしく。

米国金利が上がらない中での、ドル高、株高というなかなかむずかしい相場展開になっている。円はほぼニュートラルでドルの動きに合わせて上下している状態だ。今の状態をどのように理解するかで、投資行動も変わってくるわけだが、私の基本理解は、QEがまだ止まっていない、が、今後徐々に止まる、という風に把握している。

つまり、確かにテーパリングで資金供給は絞られたが、決して止まってはいない。またFRBの持っている資産はかわらない。資金を吸収しているわけではないのである。実際に、米国マネタリーベースの状況を見ても、7月はかえって前月より大きく伸びている。ということで、テーパリングと言う言葉にだまされているようなわけだが、相変わらずFRBは緩和姿勢を続けていると言える。これが、金利が上昇しない理由だろう。株高はしたがって、金余りの必然的結果だ。

というふうに理解すれば、話は簡単だ。QEがまだ続いているわけで、低金利(金利抑圧)、株高(金余りによる強引な株高)はその結果に過ぎない。ただ、ドル高(ユーロ安)はそれでは説明できないのであり、これは将来を先取りしているのだろう。QEが本格的に停止されると思われるこの秋以降は、ドル高が強くなるはずであり、それを見越してのドル高だ。なお、株高も人工的なものであり、一度大きな下落を経ないと更なる上昇はむずかしい。6月のFOMCでは10月にQEを終了することが予告されており、おそらくそのあたりが、リスク上昇時期になると思われる。
 
ということで、相場の方向としては、まだしばらくはドル円はレンジになる可能性があるが、QEの停止とともにドル高がさらに強まり、それによりリスク回避の円高も発生するだろう。ドル円は、まだすこし上がる可能性もあるが、上限は103円程度、その後、円高で90円台に戻るという可能性が高い。その他、ドルストレートは上げ下げあるが、ドル高へ、クロス円は大きく下がる、という方向が予測される。
 
だいたいにおいて、円の動向は、スイスフランや金とほぼ連動した動きになるのであり、それらのチャートと引き合わせて見ていくといいだろう。場合によって、それらが先行する場合もある。それらをじっくりみてドル円のチャートと合わせて考えていきたい。

現状は、ユーロドル・豪ドルなどの売り(中期)、ドル円の買い(長期)、豪ドル円の売り(中期)を中心としているが、様子を見つつ、ドル円の売りの時期を考えていきたい。





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