FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



重要な指標的発表を控えて動きが弱くなっているが、やはり、このところの為替の中心はドルだろう。バーナンキのQE早期停止発言によるドル高に始まり、いや、結構続く発言によるドル安へ転換して今に至っているが、ドル円もそれによって上下している。

昨日はドルインデクスの日足の一目の雲について、雲下限にあると書いてしまったが、コメントで、すでに下限を切っているというご指摘があったので、きちんとチャートを示しておきたい。御覧のようにすでに一昨日にはローソク実体が雲下限を越えており、ご指摘どおりである。急いで遠目で見ていて目測を誤ったので訂正しておきたい。あと、最近の動きでひとつのメドとなっているMA200が下の赤線であるが、ここもそろそろである。MACDではまだ下方にむかっており、なかなかむずかしいが、そろそろ反転するという可能性もあるのではないか?

ドルの動きは指標的発表と、市場のセンチメントの両面から揺れ動いており、なかなかむずかしい。また、ユーロ・ポンドと、豪ドルが並行的ではない動きを示すことが多くその点もむずかしい。皆様のご意見もいただきたいところである。


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85で跳ね返されて下落に転じていたドルインデクスであるが、日足の一目の雲下限、そしてMA200といったひとつのメドにさしかかって81.5でいったん底打ちしそうな感じもある。豪ドルが下落し、ユーロドルの上値が重くなりで、バーナンキ騒動で反転したドルが再度高くなりそうな気配があるわけだ。これは十分に注意する必要があるだろう。

今のドル円はほぼドルインデクスに連動しており、ドルストレートとして動いている(円の自主性が弱い)。となると、しばしドル円でも、上昇方向への注意が必要と思われる。ただ、これで調整全終了とも思えないので、こきざみに利食いをしていく局面であろう。ドル円、ユーロドルでの軽いドル買いでトレードしてみたい。




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ちょっと週末多忙で更新が遅れてました。おおかたの予想どおりドル円の下げの相場になっているが、あいかわらず、単純ドル安型で、ドル高円高のリスクオフ相場ではない模様だ。このタイプは前にも書いたように、ドル安になるとユーロドルの上値が重くなってくるため、むやみに急激にドル円降下になることはない。じわじわ下げて95円までというところだろう。それに対して、なにかのきっかけでダウが崩れるようなことでもあれば、90円割れもありえなくもない。現状ではむやみに売っていくのはリスクが高い。月初めの雇用統計などを見つつ、ゆるゆるとトレードしていきたい。もし90円前後まで下げれば、それはおそらく、ここから先数年の最安値となるだろうから、長期対応のポジション構築の好機かもしれない。その点も考え合わせて、見ていきたい。


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週始めから上げ下げはあるが、ドル円はレンジの範囲に納まっている。これは、リスクオフの円高がまったく生じず、ドル単独の上下によって動いているからである。この場合、ドル円が下げても、クロス円は下がらず結果として、円安基調が変化しないため、ドル円の下値は限られてくる。また、大きな円安も生じていないため、上値も頭打ちだ。上も下も今すぐにどうこうする理由が考えられないため、もう少し日柄をこなしていくまではあまり変化なしと考えたい。

トレード方針は変わらず、ドル円の押し目買いの回転売買である。ユーロドルはさらに上昇してきたので、1.32を安定して突破したら、手持ちのドル買いポジションはさらに減らしていく予定だ。長期のドル高は間違いないと考えるが、米国の利上げまでは本格的には始まらないのかもしれない。



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週の始めに描いたシナリオは

1 波動によるドル安(ユーロ高)
2 リスクオン円売り(ドル高)
3 リスクオフ円高

の三つだったが、実際の相場は、1と2の混合といった趣になっている。

QE停止の先延ばし論が台頭し、まずはドル安がドルストレートで大きく出現したが、円安が強く、ドル円の下げは限定的である。むしろ今日になって、より円安が強くなってきているようだ。テクニカル的にはもうひと下げがあってしかるべきところだが、今回の円安は異例ずくめであるので、ここから週末および選挙明けの相場は、円買いポジションがある場合には要注意と言えるだろう。

なお、ユーロドルのリバウンドはどこまで上がるかなかなか読めない。長期トレンドからは1.32がせいぜいかと思うが、バーナンキの時にそれはすでに実現しているのがちょっと気になる。いずれにせよ、確実にドル高に転じるまでは、レンジの動きになりそうだ。

自分の今週のトレードは週初めに書いた通り、ドル円の押し目買いということで、99円あたりが近づくと買い、100円が近づくと売りという感じだが、朝のコメントに書いたように今日はまだ99円からの買いをホールドしている。金曜日、月曜日まで見て、どうするかは決めていきたいと思う。




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バーナンキ発言でリセットされた感のある相場であるが、やや方向性がつかめなくなっている。あえて、ドル円で予想すれば、次のいずれかのシナリオになろうか。

1 3月以来ほぼ一ヶ月周期で波動を描いており、現在は6月半ばからのサイクルが下降にかかったところと見る。従って、最低7月末、あるいは8月上旬までドル円は下降気味(円高模様)であり、前エントリーで書いたように、ドル安にもなる。よって、ユーロドルや金のリバウンドも継続する。その後、反転し上昇に入る。

2 このドル円上昇相場のそもそもの起点は、野田内閣の辞職により自民党政権の成立が確実になったところだった。来週末には参議院選があり、自民党勝利が確実だ。これを期に、新たな法律などもでき、アベノミクスがさらに進展するはずだ。それを材料に再来週からは急激な円安になる可能性がある。来週は、その移行過程で、ドル円も下値は制限されるだろう。ややドル高模様となり、ユーロドルや金は下落する。

3 いよいよ、なにか(中国?欧州?)のきっかけでダウが大きく下落し、リスクオフの円高、ドル高となる。ドル円は大きく下落し、7月末には、前回安値の94円を割れる。典型的なドル円の下げ相場となっていく。

どのシナリオも可能性があるが、2の可能性もあるので、大きいショートは避けておきたい。前エントリーに書いたように、押し目買いということで、淡々と回転させていきたい。ドルストレートはちょっと様子見。





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予想外の下げ方で下がったドル円だったが、今年の相場を振り返ってみると、ドル円は基本的に、ドルの動きに連動しているという原則があることが明白になった。つまり、ユーロなどが下がるドル高時には、ドル円が上がり、逆のとき(つまり昨日など)には、ドル円が下がる。つまり、本邦投資家(機関投資家も個人も)の円売りがまだ本調子ではないため、円売りによるドル円上昇は、海外投資家頼みになっているということなのだろう。だから、ドルの動きに敏感なのだと考えられる。あるいは、円売りが弱く、ドルの動きだけによって上下するという言い方もできる。
 
ということで、ここで一回リセットされた感のあるこの相場、ドルの動きを考えればいいのだが、これは、ひじょうに難しい。長期のドル高はまずよいと思うが、QEの終わり方がはっきりするまでは、バーナンキ発言のようなもので、上下に振られることが多いだろう。今回のような異常に大きなリバウンドがあるとまことにやりにくい。おそらく、ドル円もそれに合わせて、振れ幅の大きいレンジ的な動き方になるのではないか。小刻みにトレードするのがよさそうだ。
 
とりあえず、今回のドル円下げのおかげで、以前からのショート(円買い)は利食いあるいは、軽い損切りで、ひじょうに軽くできた。そのほか、新たな頭痛の種になった踏まれている中期ドル買いポジション(ユーロドル売り、ドルカナ買い)も少々損切って(これはやや大きめ)、ポジションを軽くしておいた。
 
軽くなったところで、ドル円にしばらく集中することにしたい。トレードの方針としては、押し目買いの回転としていくつもりだ。おそらくこれから下げていくものと思うが、上下のレンジ的波動が大きいと予測され、押し目買い、ちょっと上がったら売るで回転するという、トラリピ的トレードをしていきたい。戻り売りにしてもよいが、大きく押したら、一部は長期ポジにできるなどで、買いの方が柔軟性が高いと思う。

ドルインデクスとの連動、そして、それから外れるかどうか、そのあたりに注目して今後を見ていきたい。




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昨晩は、ゴールドシルバーレシオの上昇ぶりを指摘して、何か異常なことが起きそうだと書いて寝たが、起きてみると、なんともすごいドル安になっていた。
 
これと言ったファンダメンタルの要素もないのに相場が逆戻しになることもある。バーナンキの言葉だけで、あれほど強固だったドル円が「ドル安」によって下げたのは皮肉なものだ。ユーロドルも下方ブレーク直前まで来ていたが、またも押し戻し。ドルインデクスもまたもや85越えに失敗した。金も急反発。ファンダメンタルの理由というより、これらすべて、テクニカル的な偏りが強かったドル買いの逆戻しということに尽きる。しばらくは逆戻しが続く可能性もあるが、単なるテクニカル的なものであるから、ドル買いに転じていくタイミングがどこかで出てくるはずだ。そこからは、ドル円も急上昇になるはずなので、とにかくショートには厳重注意である。ただ、早めのロングもまた危険なので、自分の資金と、下限の見極め(とりあえず95円から90円の間あたり?)を考えて、長期ロングには望みたい。ただ、今回のドル安にはその要因からしてあまり強い永続性があるとは思えない。意外に浅い底値という可能性も十分に考慮にいれておくべきだろう。

自分としては、頭痛の種だった残っていたドル円ショートを適宜この後処分し、ドテンロングするタイミングを計りたい。今しばらく上下が甚だしいと思われるので、なかなかむずかしいが。ドル買いのポジションは大きく踏まれてしまったが、これはいつかなんとかなるので放置。ユーロドル、豪ドルなどは朝一で少し売ったが、さらに引きつけてからのショートを考えていきたい。

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長く待った調整らしき動きが出てきた。今回もまだわからないが、ユーロ円が128円まで来たのはサポート割れと言えるかもしれない。とするなら、ドル円もさらに下げる可能性もある。ドルは、対ユーロでは高くなっているが、豪ドルでは安くなっており、バラバラの動きだ。これは前に書いたように、時間差によるもので、このずれのある状態は今しばらく続くかもしれない。いずれにせよ、ドル円がさらに大きく下げる可能性は十分にある。

しかし、この後、ドル円の99円割れがあるとすれば、その目標の価が前回94円あたりを割るかどうかなかなか微妙な感じだ。103円、104円まで行ってからの下げだと勢いがついて、下げが深くなりそうだが、この101円ミッドからの下げだとすると、中途半端な下げになる可能性もある。ということで、自分としては、95円割れなどがあれば、94円、93円あたりで積極的に買う方向に回ったほうがいいのではないかと考えを変えつつある。

この下げ(があるとして)の次には大きく伸びて110円あたりを目指す動きになると思うが、そこからの調整波は、おそらく今回の下落の目標地点と比べて等しいか、やや上になると思われる(一般的なエリオット波動なら)。仮定に仮定を積み重ねることになって恐縮だが、もしそう考えることができるなら、今回の下げ(あるとして)の地点、あるいは前回の94円あたりを下回ることは十数年ないという可能性も出てくる。(若林氏は来年85円あたりになるとか言っているので、別の考えがありうることは認めるが)。ドル円、クロス円のショートは控えめにして、次の上げのタイミング(8月中?)を計っていきたいと思う。

ゴールドシルバーレシオ(GSR・金銀比)もかなり上昇してきており、何か異常なことが起きてもいい価なのではないだろうか。ちなみに、豊島氏が、「金銀比価に注目する人もいますが、私は一切興味ないし、信じません」と書いていて驚いた。ずっと書いているようにGSRはいろいろ役立つし、いい指標であることは間違いない。豊島氏もよく書いているとおり、金は通貨の側面が強く、銀は資源の側面が強い。その価の比をとれば、意味ある結果が出ることは論理的に明白ではないか。また、金の文化史の名著のバーンスタインの『ゴールド』でも、金銀比価にはしばしば言及され、貴金属経済史の重要課題であることを豊島氏が知らないわけはない。この一言で、豊島氏の記事には全般的信頼が置けないと感じるのである(この発言には背後に何かの意図があると思う。何かはわからないが。本心からそう思って「興味ない」としているのなら、それもまた問題である。)

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ドルの動きが相変わらず気になる相場になっている。先行して下落していた豪ドルはやや逆行して上昇方向だが、それほど遠くないうちに、下降に戻ると考えている。それに対して、長く1.29-1.28で止まっていたユーロドルは今日は朝から1.27台まで下げていて、ようやく長くショートでイライラさせられたユーロ円も下げてきた。多くのブログで指摘するように1.27より下げると、ユーロドルは三尊のネックラインを下回り、1.2に向けての下落を開始することになる。今週、そのブレークダウンが起きるかどうか注目してみたい。ユーロ円もさらに下げると、ドル円の上値もさらに重くなると考えられ、その点からも注目だ。


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