今週の最初は無難な出だしである。しかし、今週は大きく動くような気がする。まず16日(水)がFOMCで金利発表。また16日は新月で、金価格の転機になりやすい。そして、18日(金)から21日(月)の週替わりのところで、株・為替・金銀・原油等多くのものについてのメリマンの重要変化日となっている。ここからドル高が再加速するのか、あるいは、ドル安に再度戻るのか、注目してみたい。ドル円は今回はあまり動く気配がないように思う。あくまでもドルがらみの変化と考える。若林氏は金が18日に底打ちと予測しているのはメリマンと期せずして日柄が一致するが、これはドル安方向への転機の予測である。
ファンダメンタル的には、FOMCでは、出口政策を志向するいわゆるタカ派の発言が強く出てきそうと言われ、むしろドル高を呼びそうな気配もある。ここからドル安に戻る客観的条件はひじょうに考えにくいが、この間の雇用統計でのドル高というのもひじょうに意外であったから、何が起きるかはわからない。FOMC以降は慎重なポジションどりが要求されるだろう。
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