トルコリラ円の暴落でスワップ派に損切りが続出しているようだ。残念ながら、トルコの為替の歴史を戦後からずっと追ってみれば、長期に取引することはハイリスクだとわかるはずだ。異常な高金利はリスクの裏返しである。
さて、ドル高からのクロス円安というわかりやすい構図の相場になってきたが、問題はドル円だ。前回の日銀の緩和策調整(金利の若干のふれの許容とフォワードガイダンス)が円高・円安のいずれに働くかがわかりにくいことと、ドル高駆動の円高であるため、ドル円が動きにくいという二面性があり、非常に難しい。識者の見方も、日銀を頼りにドル円下落(円高)を予測するものと、ドル高によるドル円上昇を予測するものに二分されている。実際の所、結局は、ダウの大幅な下げがあるかどうかによると思われるので、もうすこし株価の動向を見てからトレードに臨みたい。
ドル高の方は、ユーロドルのサポートの1.15も割れた以上、持続性が出てきたと思われる。ユーロドルの1.15には巨大なオプションがあった模様で、それがなくなってあっという間に1.14も割れてしまった。今まで、他のドルストレートに比べて不自然に強いサポートを維持してきたユーロドルにはまだ下値を追う可能性が残されていると思う。ようやく、ドル高にトレンドが出てきたと言えるのではないか?
自分のトレードは、あいかわらずユーロドルの売りのみ。1.17から売っているので、まだ余裕がある。適宜戻り売りをミックスしつつショートポジションキープでいきたい。
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