FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



さすがにクリスマス前であまり動きが出ないようだ。当初の予定どおり、今日でトレードは終了し、ブログの更新も新年からにさせていただきます。本年も、ともかくもプラスで終了できることを相場に感謝しなくてはならない。新年からも慎重に丁寧にトレードしていくことを心がけていきたい。
 
皆様も、どうかよいクリスマスと新年をお過ごしください。ご紹介するリンクは、ロンドン・ナショナルギャラリーの所蔵する、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の岩窟の聖母です。



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意外な展開となった週末だった。黒田氏のサプライズ緩和(補完)が完全に裏目に出て相場をひっくり返してしまった。ドラギの二の舞を演じたわけだが、ECBはドイツによる制約、日銀はそろそろ弾切れの制約があってそれぞれに自由には動けないことがある。市場に安心感を与えるだけのものではなかったわけだが、それは要するに、相場自身が今の水準に疑問を持っているせいだったと思う。
 
ドル円の動きは、日米金利差、経常収支のプラスマイナスなどが主要な変数であるとされるが、短期・中期では、やはりいわゆるリスクオフ・リスクオンによる制約は大きなものがある。リスクオフによってダウが大幅下落する中で、ドル円が上昇というのはむずかしい。現状のドル円の動きはそれであり、やはりダウの行方が重要なカギとなるだろう。週末のダウの値は17128であり、ここしばらくのサポートを割りかけていると言える。P&Fで見るとダウはあと少し17100割れで下方ブレーク、S&P500は2000割れで下方ブレークである。週の終わり値がドスンと落ちる形で終わったことからも、月曜日からの米株の動きは、やはり下方ではないか。ドル円も120円台になっていく可能性が高いと思われる。
 
ただ、月曜日からは本格的クリスマス休暇に入り、海外の主要プレーヤーが休みになる。そういう点でひじょうに大きな動きはないのではないかとも思われる。流動性が薄くなる中で仕掛け的な上下はあるかもしれないが、本格的動きは年明けになると考えている。そういうことで、自分では、あまり積極的にトレードする気にはなれないので、当初の予定どおり、休み気味に、ドル円ショートをおいて放置という感じのトレードを考えている。


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上げたり下げたり激しすぎる相場だ。年末相場入りで、122円でまったりだろうから、週末で止めて、新年からまたゆっくりショートで入るかと思っていたら、とんでもない動きになった。黒田さんは、自分も完全にノーマークだったので、今日、気がついたのは上げてから下げた122円台。
 
スマホで、ポジションを見ると、123円台のショートが半分くらいやられている。^^;一瞬迷ったが、これでECB,FRB,BOJと材料は出尽くしたので、やられている分だけショートを補って、様子見とした。結果は御覧のとおりだが、今回もまた相場のダイナミクスに驚かされた。
 
今年はもう止めるつもりだったが、もうすこしおつきあいしてみよう。この上下の激しさはしばしば、下落相場の入り口であることが多い。無理せず、下向きを想定しながら、トレードしてみたい。
 

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FOMCの後は、ややドル安になっていて、やれやれと寝たのだが、結局、その後の反応はドル円でもドル高となっている。現在の動きは、日足では見通しはニュートラルであり、123円を超えると、むしろロングが望ましいだろう。ただ、年内はすでにだんだんと市場参加者も減少していく時期であり、大きな動きは、新年以降になるのではないか。自分としては、まだドル円ショートに未練があるが、今後の相場をさらに観察していきたい。次の動きとして重要なのは、ランドやリンギットなどの新興国通貨におけるドル高である。現状はその動きは弱いが、そこでのドル高が目立ってくると、次の動きが大きくなるだろう。
 
トレードとしては昨日書いたように、リスクを減らすため、FOMC前にドル円ショートは半分を利食い、のこっているのは123円ミッドで作ったものの半分である。これはこのまま建値ストップで放置して、年末・年始に様子を見るつもりだ。下げるならありがたいし、さらに上げてきてポジション消滅なら仕方がない。
 
今年は、相場予想はまあまあの年で、自分としてはとりあえず満足できるトレードだった。今年も無事に年間成績プラスで終えることができたことはありがたいことだ。そろそろトレードはこの週末で引き揚げて、次は新年三が日明けから開始したいと思う。ブログのほうは週末の土日にまとめを書いて、新年までお休みとさせてください。


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FOMCが近づいてきて、まずは事前のドル買いが出ているが、これはポジション調整である可能性が強く、FOMC以後も継続するかどうかまだわからない。この不安定さは予想以上で、ちょっと手を出しにくい相場だ。自分も、利上げの様子がわかってから本格的に動けばいいというふうに判断を変えた。
 
今日の自分のトレードとしては、ドルの買い戻しにはまったく乗れず。これだけの動きは予想外。ドル円で121.5円までは戻り売りを試みたが、そこで損切り。あとは122円まで見てるだけとなった。123円以上からのドル円売りポジションもリスク回避のため、121.5円を超えたところで半分は処分。リスクを小さくして、FOMCに臨みたい。そういうことで、予想はまったくできないので、明日の4時から4時半に起きていたら、そこでまた書きたい。笑

(追記)あと、起きていたら、今日は特別にリアルタイムでツイッターもやるかもしれません。ドル円売りも随時増やすかも。




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ドル円は、昨晩のNYで120.3あたりに達し、今日も昼間に120.5近くになった。いずれも、円買いよりも、ドルストレートでのドル売りに伴うものだった。この動きから推測するに、市場は、FOMCでの、「ゆっくりしたペースでの利上げ」を想定して、ドル売りにシフトしていく動きを考えているものと見える。もしその通りになれば、資源も反発に向かうことになり、市場全体の緊迫感はやや緩和されるかもしれない。ただ、「利上げ」があることには変わりなく、その分でのリスク増大も考えなくてはならない。全体として、ドルストレートがどちらに振れるのかは未知数という他ない。若干、ドル安に傾けて予想している。

ただ、前から書いているように、確率的にもっとも可能性が高いのは、ドル円の売りトレードであることは間違いない。FOMCはノーポジで待つのも一案ではあるが、ここは大きく戻されるリスクを含んだ上で、ドル円売り継続でいこうと思う。今日のNYの流れをよく見て、明日決断したい。

なお、原油の戻りにともなって、今日は新興国通貨も横ばいだった。この観点からも、ドルの上下それ自体は判断しにくい。




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昼間は公的資金も入ったらしく121円をオーバーしていたドル円だったが、節目の121.35円を抜くことはできなかったようだ。その上の節目の121.55円あたりまでは売り上がるつもりだったが、そこまで行かずにダウンした。FOMCまであと2日となったが、近づくにつれてリスクオフの程度は悪化すると思われ、それまでにドル円は120円台の下の方を試す可能性もある。16日に利上げが出たら、そこからじわじわと下げて、まずは、115円を目指すと考えている。利上げ前後は、ドルストレートは、思惑で上下しそうであり、クロス円もあおりで不安定化すると思う。リスクオフでの円買いだけはほぼ間違いのないところだ。
 
トレード方針は、そういうことでドルストレート・クロス円は不安定化する恐れがあるため、ひたすらドル円ショートの円買いトレードのみ。ドル円の根っこショートは保持(当面115円目標)、その他、デイトレで戻り売りという感じを考えている。

なお、付記すると、対ユーロ・豪ドル・ポンドなどでは、ドルは複雑な動きだが、新興国通貨に対してはドル高傾向が続いている。(ランドは政治的情勢で戻したが)。原油下げ、ドル高ということで符合していることを述べておきたい。



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月曜からの焦点は16日(日本時間17日早朝)のFOMCの発表につきる。おそらく利上げのアナウンスとその後の緩慢な利上げペースが発表されるはずだ。万一の利上げ取りやめも絶対にないとは言えないが、ここまでの流れからそれは無理というものだろう。利上げ後、すぐにもとに戻すとか、いろいろ言われているが、たしかに何でもありの相場だ。

ということで、市場の方向性は、先週と同じリスクオフである。ただ、FOMCを見定めたいという気配が強くなるだろうから、ドルストレートや資源はやや動きが鈍くなるのではないか。ドル円は121円ぎりぎりで先週を終えているようだが、120円ハイを中心とした動きになるだろう。その、上下1円ずつくらいをみておきたい。利上げすればさらにリスクオフが進行し、円高となる。万一の利上げなしともなれば、大幅なドル安となる。いずれにせよ、ドル円が大きく上がる可能性は少ないと思われる。

様々取りざたされているが、世界経済崩壊というような危機感は自分としてはあまりない。そういう意味では、サブプライム・リーマン時のほうがはるかに大変だった。半年から1年くらいで、危機をこなして、再度、上昇していく相場だとは思うが、あまり軽く見ることはせず、着実に流れに乗っていきたいと思う。ドル円はまずは118円から115円あたり。その後、反発もあるが、最終的な底は100円近辺というところを頭に置きつつ、トレードしていくつもりだ。その後の上昇(再来年?)では、軽く130円を超えて行くはずなので、うまく波に乗るように、心がけていきたい。




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こういう情勢になってくると、日本のマスコミはあまり役に立たなくなってくる。米国系の新聞サイト・ツイッターを読んでいると、利上げも怪しくなったというような話題が多くて、その危機感がわかるのだが、私のような素人には、金融英語独特の言い回しがわからないことがあって、隔靴掻痒の感がある。

ところが、最近出て話題になっているこの本(『金融英語の基礎と応用』)は、わかりやすい例文で、金融英語特有の単語や言い回しが説明してあって至便なものだ。プロには簡単なのかもしれないが、実に適切な単語が選択してあって私には最適の本だった。英語ブログやツイッターを読んだりする時の参考にぜひ備えておきたいものである。

巻末索引で、例えば、「利上げ」を引くと、「The Fed's "dot plot" report shows that 15 of 17 voting members want a rate hike of some amount this year.」という例文がばっちりとあがっている。(FRBのドットプロット(金利予測図)レポートによると、議決権メンバー17人のうち15人が、今年中の利上げを望んでいる)。ほかにもrate increases , lift rates, raise interest rates など「利上げ」関係の言い回しがたくさん上がっていて、とても勉強になる。良書としてぜひ推薦したい。

金融英語の基礎と応用 すぐに役立つ表現・文例1300
鈴木立哉
講談社



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12月になって、低金利国の通貨が急激に上がってきている。ユーロ・スイスフランで、これらは対ドルでの値上がり率が大きい。おそらく、その理由はリスクオフであり、米国利上げでドル高要因があるにも関わらず、これらの通貨に対してはドルはドル安となっている。ドル円での円高の勢いは、これらに劣っており、早晩、追いついていくものと思う。
 
それに対して、利上げに対応した、本来的な動きであるはずのドル高であるが、これがもっとも明確に出ているのは、前から注目している南アフリカ、ランドである。ここ数日、南アの政治情勢もあって、暴落に近い勢いで、対ドルでランドが下げている。これには及ばないが、カナダドルの下げもかなりのものだ。やはり、開発途上国、資源国といったキーワードでくくられる国の通貨に対して、ドル高が強くなっている。オセアニアは、前に書いたように、中間的であって、思惑で、上げたり下げたりが激しい。
 
このように、利上げの影響は、市場心理の不安定さから来るリスクオフによって、低金利国にはドル安に働き、資源国にはドル高に働いている。この動きに幻惑されないようにしなくてはならない。前者はまだこれから円などでより強くでてくるはずだ。後者は資源の底値と関連するので、どこで止まるかは簡単には判断できない。いずれにせよ、この基本的流れを見失わなければ、自分がどこにいて、何をトレードすべきかは容易に見えてくるはずだ。
 
今日は、ドル円、122.20でショートした。122.20は以前のサポートだが、サポートとレジスタンスが入れ替わることはよくあることだ。昨日書いたように上ヒゲで122.3か4あたりまでは覚悟していたのだが、122.22止まりで落ちてきた。このあとNYではどうなるかわからないが、おそらく下ではないか。理由は、上に書いたとおり、ユーロ・スイスフランに比べて、円買いはまだこれからと見るからである。


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