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巻き添え食ってたまるかよ

心の不良債権

2023-01-01 16:20:16 | メディア・芸能
「洗脳が解けたらかえってかわいそう。70の老人から生きるよすがを奪うべきでない」
生きるよすが。老若男女問わず、日本人の大半が安倍暗殺犯の母親と同じ境遇に追いやられている様子を、あす親戚の新年会で検証するつもりです。コロナ・円安・統一教会などなど騒然とする世情、かえって「みな同じ考えだよね」と凝り固まってネトウヨ悪化していて不思議はない。

この2~3年の私はみるみる考え方が変り、過去の当ブログ記事が恥ずかしいのはもちろん、もっと遡って会社員時代や学校時代の恥をかいたり屈辱的な記憶が連日芋ヅル式によみがえってきてウワァ~っとなるのですが、そこまででない小さなことも。小1の最初の2ヵ月くらい、学校の帰り同じ団地の女子2人と帰っていて、他愛ない、何を話したかまったく覚えていない中で一つだけ、目玉焼き作れる卵焼き作れるって見栄張ったことを覚えている。

免疫というか危険信号というか、ウソをついたという心の負荷。目玉焼きどころか就職しても27まで子ども部屋おにいさん。母親を家事ロボット扱い、母もまた家事を私に教えようとはしない。「お客さん」にとどまり続け、人生の当事者性が阻害される。↑の山岸凉子の漫画では、逆にお父さんが全科目の教科書を自作できるような能力者でありながら世渡りが下手か何かで離婚して函館市の粗末な小屋に住み、山岸と同じ小1の男の子がリンゴをむいてもてなしたりそれで包丁を落として怪我をしても平静を装ったりと「大人になる子は早くから大人なんだよね」と結論づけられ次の話題に移る短いエッセイ漫画なのだが彼女の作品では最も心に響く。


自衛隊小平駐屯地でサイバーセキュリティー教育の責任者を務める一佐の私物のパソコンから、自衛隊内外の複数の女との不倫ハメ撮り画像が流出、ダークウェブからそれらを取得した謎のツイッターアカウントで昨年の正月早々に公開され、ネットでは炎上したものの文春をはじめとする不倫大好きメディアが後追いせず早々に鎮火してしまった。1月の内に当の一佐が職場の「付」に降格される人事があり、不倫ハメ撮りは事実とみられる。もちろん各国の諜報機関にはとっくの昔に筒抜けと思うし、自衛隊内部やOBの間にも一瞬で広まって当人は居たたまれないだろうけど首にはならない。

自浄能力のない役人の大群。継戦能力なんかあるわけないんだよ、いや自衛隊というより日本という国に。昔でいうと大佐=ブル連隊長と同じ階級の男が「伊勢丹の多目的トイレでセックスした」とか芸能人の真似をしてブログ風に加工しているのが象徴的。ハライチのラジオによればグルメやアパレルをはじめ女受けするおしゃれな仕事はギャラが高く払いもよいのだとか。自己愛的・見せびらかし的な女性型消費。芸人仲間によればアンジャッシュ渡部は「女をナンパする時が一番面白い。テレビは余技」なところを見込まれ、その種の広告的な仕事を多く請け負って、女を男が支配する資本主義の「お客さん」=囲われ者に甘んじさせる役割。

父権的な国家・資本主義の支配を母性的なヨコの監視が下支えする=日本の世間なるものは昭和期に異常特化した集団安全保障であった。大衆は自分と違う者を憎む。一億総中流の幻想に遠慮して金持ちもあまり贅沢しない。高度成長やバブル期の時価総額などよりむしろ、本来なら従属的で不安な立場である主婦層=日本の女の長寿こそ経済大国の証明だったろう。みんな一緒の安心は、民主主義から当事者能力を奪ってリスクのかたまりに化ける。世界に先駆けて分断と囲い込みが進み、まったく価値のない音楽CDが代わる代わる初登場1位に。私が過去の記憶でウワァ~っとなっても個人で背負える。黒歴史も正当に位置付ければ糧になる。東京オリンピックの話題は一から十までみっともないからネトウヨすら避けて愛国という脳内お花畑に逃げ込み、それがまたカルトやメディアの餌食になる。知名度と広告イメージがそのまま一生返せない物心両面の負債に化け、やむを得ずメディアで恥をさらし続けるアンジャッシュ渡部こそ令和の日本人の姿だ。
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