湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

盆休みの読書は東京裁判関係

2021-08-15 16:06:08 | Weblog
今日は日曜日なのですね
お盆休みで、しかも雨ばかり降って、家にいるので
なんだか、外の世界と切り離されてしまい
曜日感覚も無くなってしまいました

今日は8月15日、終戦記念日です
私はテレビを観ませんから、どうなっているか知りませんが
昔は、必ず、テレビで終戦特集をしたものです

私が子供の時は
周囲の大人達は全て戦争経験者でしたから
大人達にとって、終戦特集は他人事ではありませんでした
それぞれの経験をもとにテレビを観ていたはずです

我が家には、出征した人がいませんでしたから
実際の戦地の様子を知る人はいませんでした
さらに、農家でしたから、戦後の食糧難も経験しませんでした
その意味では、運の良い家族でした

とはいえ、戦争の苦労がなかったわけではありません
母の伯父は特高警察に拘引されていましたので
母の家族は、常に特高警察の監視下にありました
中学生だった父は、軍事教練で、配属将校にひどく殴られたことがあります

母は特高警察を嫌い、父は配属将校を嫌っていました
したがって、当時の体制を盲目的に支持する雰囲気はありませんでした
日本が負けて残念だったという話を
私は、両親から聞いたことがありません

とはいえ、連合国を支持していたわけではありません
母は毎日のように機銃掃射を受けていましたし
父も、敵機から狙撃されたことがあります
両親は昭和20年当時17歳でした
連合国の航空兵は、農村の少年少女を
ハンティングの獲物ような気分で狙い撃ちをしていたのです
まさに鬼畜米英でした

偶然ですが、現在、私は東京裁判に関する本を読んでいます
東条英機被告の弁護人をした清瀬一郎の本と
多数意見に異議を唱えたオランダ人判事レーリンクの本です
内容は重く、気楽に呼び飛ばせるものではありません
しかし、近現代史を知る上では必読書であると認識しました
そして意外にも、面白いと言えば面白い本なのです



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする