湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

スポーツとナショナリズム

2021-08-03 18:57:05 | Weblog
このところ、オリンピックはあるし、暑いし、もう8月だし
なんだか、身持ちが浮足立ってしまって
仕事に気持ちを向けるのに努力が必要です
何をしていても、日本選手の活躍が気になります
頑張ってほしいし、一つでも多くの金メダル銀メダル銅メダルを取ってほしいのです

なぜ、こんなにも自国選手の成績や結果が気になるのか
そんなにスポーツファンでもないし
普段から応援しているわけでもないのに
にわかファンのくせに、ずっと応援していたような気分になっています

ただ、今回のオリンピックほど、気持ちが浮かれるのは初めてです
自国開催のオリンピックゆえのことでしょう
1964年の東京オリンピックの時は、幼かったので
私は、自国選手を応援するという気持ちも、あまり強くなくて
外国人でも、印象に残った選手の方を記憶しています

水泳のショランダー、重量挙げのジャポチンスキー
体操のチャスラフスカ、陸上のヘイズ、アベベ・・・
今でも何人かの選手名を挙げられます
もちろん、日本人選手の名も
重量挙げの三宅、マラソンの円谷・・・

スポーツとナショナリズムの関係を論じる人がいます
スポーツにナショナリズムを持ち込むことを批判する人々がいます
でも、どうでしょう
ひいきのチームや選手がいないスポーツ観戦ほどつまらないものはありません
どっちが勝ってもいい試合を、夢中になって観戦できるでしょうか?

実は、スポーツ観戦のナショナリズムは口実です
観戦を盛り上げるための口実です
ナショナリズムが悪いのではありません
ナショナリズムを口実に悪事をする奴が悪いのです
ナショナリズムを政治に持ち込み
政敵を攻撃したり、自己を正当化する奴が悪いのです

私はスポーツ観戦のナショナリズムは可愛いものだと思います
特に、日本人のそれは、とても健全だと思います
たんに、ひいきのチームの応援という以上のものが無いからです
ある種の外国人のように、露骨に対戦相手を攻撃したり
スポーツ以外の話題にまで話を広げたりしません

コメント
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