湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

商品とサービス、そして対価

2010-01-31 14:03:09 | Weblog
モノを買うと、お金を払います
当たり前のことだと、多くの人は考えます
当然ながら、私もそのように考えます

人から親切にされても、人はお金を払いません
親切に感謝することはあっても、お金を払おうとはしません
当然ながら、私もそうします

私のようなアナログ人間は、パソコンを上手く使いこなせません
したがって、販売店の人に、セットアップから、使い方まで指導をいただきます
そして、代金の中に指導料も含まれています

最初にパソコンを買ったときは、上手く使いこなせないで終わりました
ワープロは取扱説明書を読んだだけで使えたのに
パソコンは上手くいきませんでした

2台目のパソコンを買ったときは
知人にセットアップと使い方の指導を受けました
相手の親切に頼って、無償でやっていただきました
しかし、それだけでは上手くいかず
別の知人に頼んだときは、もっとひどいことになりました
以後、これに懲りて
パソコンの使い方に関しては、プロに有償で頼むということになりました

モノには値段があります
この当然のことが、しかし本当は違うのです
どんなモノでも、最初の原材料はタダなのです
それが人から人へ、移動と加工を繰り返しながら、価格が変化していくのです

私達がモノに対価を支払うのは
そのモノが私達の役に立つまでに関わった人々の労働への対価なのです
すなわち、人々がその商品に加えたサービスの対価なのです

モノを買うときも、そして売るときも
そのモノが本当に自分の役に立っているか、消費者の役に立っているか
真剣に考える必要があります

商売は、モノを売れば終わりではなく
労働は、体を動かし日当をもらえば終わりではないのです
自分の提供したサービスが本当に消費者の役に立っているかどうか
その確認ができて、はじめて私達は何物かを生産したと言えるのです

役に立たないものを作ることは
地球上の資源の無駄使いであるばかりでなく
人間の労働の無駄使いでもあるのです
コメント
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