湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

結婚の苦しみ

2010-01-12 16:40:39 | Weblog
結婚賛歌を歌い上げる私ではありますが
結婚もまた、苦しみでもあったのです
育ちの違う二人が、一緒に人生を歩むというのは
容易ならざることなのです

私が思うに
人生には耐えられる”苦しみ”があります
それは・・・

結婚の苦しみ、子育ての苦しみ、仕事の苦しみ・・・である

と思います

あるいは、それらは”耐えるべき”苦しみであるかもしれません
そして”後悔しない”苦しみでもあるでしょう
ベースに、愛情があるならば・・・

結婚の苦しみは
それを乗り越えることが人生の道であると自覚すれば
必ず乗り越えられるものだと
私は信じています

私の妻は
何が何でも結婚生活を維持するという
強い決意を持っていました
だからこそ、私達は、ここまでやって来れたのです

結婚が恋愛の延長であると考えたら
私達の結婚は、早い時期に破綻していたことでしょう

妻は21歳で、私のところに嫁に来たわけですけれども
彼女は童顔であり、さらに実際以上に若く見え、ほとんど少女でした
高校を卒業してから3年間の銀行勤めの経験こそありましたが
毎朝毎晩、駅まで母親に送り迎えされていた”箱入り娘”でありました
そのオボコ娘が・・・結婚には強い意志を持っていたのです

妻には、結婚相手へのロマンチックなイメージが無く
彼女が持っていた結婚相手の条件に
たまたま、私が適合していただけなのでした

その妻の”結婚相手の条件”を聞いて
長女は

「どうでもいい条件ばっかりじゃん!」

と、感想を述べました

その条件について、ここでは公開しませんけれど
本当に、どうでもいいような条件ばかりで
私は本当に運が良かったのです

今、振り返っても、妻は正しかったと思います
結婚は、それ自体が目的であり、愛の結果でも、愛の行為でもありません
結婚を、何が何でも維持しようという男女の情熱が
夫婦の愛をもたらすのです

結婚は、愛の終着駅ではなく、愛の出発点です
夫婦の愛の出発点であると同時に、親子の愛の出発点でもあるのです

子供という、まだ見ぬ存在を
事前に愛しているなどと言うことはできません
親子の愛を育むためには、小鳥達が巣作りをするように
結婚というシステムを、夫婦がしっかり作り上げておく必要があるのです


コメント
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