湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

現代のお金の流れ

2010-01-24 13:09:05 | Weblog
世の中の、お金の流れのことを考えていますと
必要なことにお金が使われていることは間違いありませんが
それと同時に、必ずしも必要でないことにも
お金は、ずいぶん気前良く使われているものだと思います

生きていくために必要なことだけにお金を使うとしたら
そんなに沢山のお金は必要ないのです
自分では必要だと思えても
よく考えてみれば、いくらでも節約の余地はあります

私の家でも、子供を私立の学校に通わせていますから
それだけでも随分出費がかさみます
授業料の他に通学定期の費用だってバカにできません
小中学生は義務教育ですから、これは親の責任で負担しなければなりません
しかし、よく考えてみれば
近所の公立学校に通わせれば、授業料はタダですし、交通費もかかりません

本来、近所でタダで済ますことのできるものを
わざわざ遠くまで、高い月謝を払って通わせるのは
そうする方がウチの子供達にとっては良いことであろうという親心からです
生活の必要だけから考えたら、まったく無意味な出費だともいえます
親心や、子供の気持ちといった心理的な要素が
食費を上回る負担を家計に強いているのです

これは教育に限った話ではありません

防寒機能を備えた、デザインも悪くない衣服が
最近は本当に手頃な価格で手に入ります
しかし人は、けして、それだけに満足することはありません
人は、他人と同じモノを身に着けることを嫌いますから
服選びは慎重にならざるをえません
時には、思い切った出費をしてしまうこともあります

経済というものを”必要”だけから考えると理解できません

商品もサービスも、多様を極める現代経済は
人々の欲求は決まりきった形で満たされることはない
・・・ということを前提にしています

現代人は、一体何を求めて生きているのでしょうか?


コメント (2)
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