ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

一献一品出合い酒@新橋

2014年07月11日 | ◆一献一品出合い酒
烏森口からほど近い串焼きの店「家園菜」にて、角ハイボール×羊肉の串焼き。いつもの店で仲間と盛り上がった次に、終電まで腰を置くのには、一杯に三本という時間までにちょうどの量な、このコンビが似合う。

ほぼ地元感覚となったこの街で、迷わず足が向くこの店。お腹がいっぱい酔いもまずまずながらも、焼き上がる串の香ばしさには抗えない。まずはグラスのハイボールで、口中シュワシュワ喉はチリチリ。間髪入れずに、ガシガシ羊を齧り倒す。塩串は肉ママの旨汁がジュッ、延辺串は炙りニンニクでカッも覚醒、新疆串はてんこ盛りクミンがオリエンタルな香り。一本一本喰らい進みつつ、香りと辛味の異国旅な一期一会。

ひと皿一杯が空いてしまうのが、間もないのは毎夜のこと。スパイシーな料理をあれもこれもと攻めたくとも、いつも30分一本勝負の時間のなさに、後ろ髪ひかれつつ向かうポンヌフリフトかな。一献一品の小さな酒宴、次回はたっぷり天下泰平なり。

一献一品出合い酒@新大久保

2014年07月11日 | ◆一献一品出合い酒
鴨料理が自慢の韓国料理「サムスンネ」にて、百歳酒×水キムチほかキムチ各種。遅ればせの参戦からのテンションアップで飲むなら、アタリ柔らかで後からガンと来る薬効酒に本場のヘルシーキムチの、このコンビが似合う。

台風が接近中も構わぬ仲間との飲みに、遅い時間にやっとこさ合流。先発組のテンションに追いつくには、ボトルの酒をガンガン行くしかなかろう。乾杯を兼ねた杯をクッと干すと、滋味が染みる一方で酔いはそれほど襲ってこない。ふくよかな懐深さの熟成キムチに、胡麻油がフワリ馨しいキュウリのキムチをつまみ、酸味ほどほどの水キムチをすすれば、舌も頭も気分も一新される清々しさ。漢方の効能に、リセットにいざなうさっぱりなアテ。コリアン飲んべのルーティンに乗っかるような一期一会。

酌み交わす杯の合間にのぼる話題は、日韓それぞれ地方の魅力の展開案。人の素朴さ、良さは、地方に行くほど染み入るのは、日本も韓国も同様に人間特有の情けかな。一献一品の小さな酒宴、マシソヨ天下泰平なり。