ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

一献一品出合い酒@家飲み

2014年06月30日 | ◆一献一品出合い酒
共同クーポン購入でまとめ買いしたスパークリングワイン白×ももたん生グソ味。待望の新発売を自宅でじっくり味わうなら、休日のおやつに合わせポンと開けた一本の、このコンビが似合う。

ニコニコ坊やのイラスト横に、踊るは強烈インパクトの文字。秋田のローカルソフトクリームは、見た目も名前も妙にそそる。サクッといけば白あんの丸い甘さの後、スキッと横切る目が覚めるような酸味。グレープフルーツの清々しさに、北国の夏が浮かび来る。グラスを傾けた途端、派手なスパークが柑橘香りを追うように、さらなる刺激を相乗。ニッポンのOMIYAGE、グッドなマリアージュの一期一会。

タワー、ゆうびん、フルーツパフェと、続々増えるかわいい仲間。手土産、おやつそしてオードブルへの期待に、合わす酒を早くも検討する楽しさも新作待ちのよさかな。一献一品の小さな酒宴、ホリデーにて天下泰平なり。

一献一品出合い酒@西荻窪

2014年06月27日 | ◆一献一品出合い酒
駅前の飲み屋街にある地産地消居酒屋「ささら亭」にて、浦霞冷や×カツオの刺身。瀬戸内談義で盛り上がった会の後での懇親会なら、予算も時間も気にせず呑める駅前の居酒屋での、このコンビが似合う。

しまなみ海道を愛する面々で、熱い集いの余波を受けての仲間酒。終電までのわずかな時間に、島旅好きによる談義の花が咲く。口開けジョッキで惣菜をつまんだら、多彩な魚が盛られる刺身がいざ登場だ。主賓に倣って冷酒グラスを受けて、口で迎えるとキリリ鮮烈。脳天まで抜けるような切れ鋭さの後に、舌に舞うほの甘さは島果実風な余韻か。分厚い刺身のもったり感は、多島海の豊かな幸を思わせるかのごとし。橋を渡り島を走り、アイランドホップの機運高まりゆく一期一会。

見知らぬ同士の集いながら、宴深まるにつれ島の話題で、みな盛り上がっていく。杯を重ねて話が弾むその様は、まるで橋々が繋ぎ渡す芸予の島のリンクのごとし。一献一品の小さな酒宴、しまのわ天下泰平なり。

一献一品出合い酒@品川

2014年06月25日 | ◆一献一品出合い酒
駅前のウィングにある秋田のアンテナショップ「あきた美彩館」にて、特別純米喜一郎の酒×豚なんこつ唐揚げ。白神地域の観光情報を伺いつつの会食なら、通好みの一品に蔵元七代目の名がついた地酒の、このコンビが似合う。

当地の銘酒と名物料理、合わせての試食が続きゆく。能代の酒には能代の食と、珍しグルメの登場だ。歯ごたえカリカリの軟骨は、しっかり叩いての食べやすさ。まかない料理こそ旨い部位を使う、定説通りの親しみある味だ。飲み口優しい雪解けのような酒は、スッと進むのが普段使いならでは。庶民の味で気軽に一杯、思わぬ秋田の風土に触れての一期一会。

次々出てくる地酒とローカル料理を、飲んで味わって続く宴。お腹も酔いも満ちていくに連れて、白神の旅心もどんどん膨らみ盛り上がる、食による観光のいざないもまた、良きかな。一献一品の小さな酒宴、ごっつぉさん天下泰平なり。

一献一品出合い酒@野毛

2014年06月24日 | ◆一献一品出合い酒
大岡川に臨むバー「The Beach」にて、モスコミュール×ナチョスとアボガドデイップ。 ハマに集まった仲間との三次会に繰り出すなら、もはや勢いでなだれ込んだ店でライトに締めくくる、このコンビが似合う。

相変わらず路面を叩く激しい雨も、酔いどれのご機嫌で気にならずの店探し。橋のたもとの小さな店構えへと、日付け変わっての「一軒目」で駆け込む。貸切状態のフロアでテーブルとカウンターを占拠したら、談笑に添えるは軽めのカクテルに乾き系のつまみ。ライムがシュワっとはじけスキッと切れるグラスを傾け、チーズの効いたディップをつけたチップスをパリッとやれば、雨煙にけむる窓越しの眺めも雰囲気ありげに見えてくるか。雨に始まり雨に終わる、梅雨の始めのハマクルーズらしい一期一会。

深まりゆく酔いに深まりゆく話、ここまで来たら思いの丈を交わし合うのもまた、一興。気の置けない面子同士の談だし、夜が開ければ酔いも覚めて諸々リセット、雨も止んでる気持ちいい週末の始まりのはずだ。一献一品の小さな酒宴、深耽と天下泰平なり。

一献一品出合い酒@横浜

2014年06月23日 | ◆一献一品出合い酒
相鉄線天王町駅前商店街にあるフィンランドカフェ「Poro」にて、ロンケロ×ピュッティパンヌ。北欧テイストのランチで軽くのどを潤すなら、フィンランドのチューハイ&B級グルメがお気楽な、このコンビが似合う。

時折強く降る雨の合間に、サッと駆け込んだ路地の小さな店。名物商店街の中で異彩を放つ佇まいは、ムーミンの世界のカフェそのものだ。ドライジンをグレープフルーツソーダで割った、ロングカクテルでまずはグビリと雨宿りのひと口。甘酸っぱいアタリの後にカッと鋭いパンチは、日本の下町のそれと似て親しみやすい。アテもソーセージと玉ネギとジャガイモを、ザザッと炒めた家庭の惣菜。ピリリと尖ったソース味に、男ならついついそそられる。遠い国だが日本人なら懐かしい、かもめ食堂風な一期一会。

きつく回ったジンのおかげで、頭の中が一層のトリップモード。現地のビデオにミュージック、フォトブックに囲まれ、民話と神話のスオミの世界へと、目も心も舌も呼び込まれていくかのよう。一献一品の小さな酒宴、ヒュバー天下泰平なり。