ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

蒲田&三茶 サバの昼ごはん

2015年08月31日 | 町で見つけた食メモ
蒲田で昼飯食おうと、アーケード商店街で見つけた大衆居酒屋へ。焼きサバ定食は半身に脂がごってりのっており、てんこ盛りの丼飯がガシガシ空いていく。

別の日、三軒茶屋でランチをと、玉川通り沿いの自然食ダイニングへ。鯖ハンバーグセットは身をよく練ったふっくらした食感で、ひとめぼれの炊きたて新米にマッチする。

庶民派、シャレオツ。どちらもサバなり。

生マッコリ家@新橋

2015年08月26日 | 町で見つけた食メモ
新企画の決起集会を、おなじみ新橋「生マッコリ家」にて開催した。今宵の目玉は、タッカンマリ。ぶつ切りにした鶏肉と、青ネギ、冬瓜を鍋仕立てにした料理で、冷え込み晩夏の様相を呈してきた最近には、滋味染み入るありがたさ。シャキホクな野菜たちのアタリの優しさに、素材に阿る鳥を炊いた出汁の、浸透圧の心地よさ。

猛暑がひと段落のここ数日に、体に優しい穏やか旨さ。女子の皆さんには、明日の朝がお肌シコツルな嬉しさもいい。

サンパ@荻窪

2015年08月25日 | 町で見つけた食メモ
表現力というものは、ツールや資質や技量次第で、無限の力を持つものだ。プロの教授を受ければ、それこそ目から鱗の連発。自己流にとどまらない、未知なる可能性が広がるものだ。自分レベル程度でも。

講座後はワインビストロの荻窪「サンパ」にて、さらなる教示に盛り上がりながらの宴となった。甘みが抑えられた舌に抜けるようなスパークリングで、乾杯の一杯。タンやロースや耳など、豚の様々な部位が寄せられたテリーヌは、蜂蜜の甘酸っぱい風味。穏やかで舌にゆるりまろやかな、オーストリアの赤が合う。熟成豚のローストは、マスタードソースで脂の落ちたロースがシャクシャクの食感。

この旨さの目一杯な表現、声で表情で体で発信できるか?

町で見つけたオモシロごはん…有楽町 『伊勢桑名 貝縁』の、ハマグリ料理

2015年08月21日 | ◆町で見つけたオモシロごはん
今年は三重県の桑名と縁ができ、5月には御木挽祭、8月は石取祭と祭事にもお招きいただいた。おかげで駅に降りたらもう知った街、ちょいと寺町通りのアーケードをぶらついて七里の渡しまで散歩するかね、な感覚でお邪魔できる親さになったような。今宵は、その二度の視察の関係の方々と、有楽町「伊勢桑名 貝縁」で桑名談義の一献となった。

使う貝はハマグリのみなのが、さすが桑名系の店。突き出しの蒸しハマに始まり、焼きハマは草の香り爽快な木の芽味噌とパンチあるガーリックとピリリと酸味効くわさびマヨ、貝汁ほとびる空芯菜和え、プリッとシコシコなしゃぶしゃぶと、滋味あふれるハマグリの旨さに押し捲られた。桑名のハマグリの旬は初夏〜7月末頃までで、今は産卵期前ながら身の厚みとジューシーさは、さすが日本屈指の産地。三重の地酒もいいけれど、庶民の味方のキンミヤも、三重ローカルの焼酎らしく杯が進む。締めのハマグリだしのラーメン、これは貝旨さが涙ものだ。

桑名にリピートした同志たちだけに、手の内を知り合った仲間どおしの談義は尽きることがない。どう売るか、何を推すかの議論が続き盛り上がるのは、同じ殻同士和合するハマグリの導く絆ゆえか、「縁(えにし)」なる店名からの誘いなのか。