ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

七平@日本橋

2020年12月28日 | 町で見つけた食メモ
デパート銀座のこの町で、大衆お好み食堂でランチをと思ったら、野田岩とかたいめいけんとかラインナップされやたら高い。むろまち小路に足を運ぶと、ドンピシャ「こういうのでいいんだよ」な店を発見。狭い間口の店は親父さんとおばちゃんのツーオペ、うんうん。

「ハーフ&ハーフ」のカレーとくれば、魚河岸のカレー&牛丼を思い出す。こちらのはポークカレーと牛焼肉ライスで、塩胡椒の効いた牛肉、トロリ煮込まれた豚肉がダブルでうまい。カレーはスパイスが多彩で、さすが老舗洋食の街・日本橋の完成度だ。

焼き魚とか炒め物の定食が800円ほどなので、1000円するこれはやや贅沢メニューだが、「特別」お好み食堂の1800円する大人のお子様ランチに比べたら、コスパは十分。

ハマの外れのてくてくさんぽ6

2020年12月22日 | てくてくさんぽ・取材紀行
帰りのバス停そばに野菜の無人売店を見かけ、晩御飯の素材の仕込みに。JAがブランディングした地元横浜野菜「ハマッ子」とあり、値段は安く規格外的な安心感が、かえっていい。

お金入れに100円玉を2枚入れたら、母屋からおばちゃんがでてきて、お礼を言われ袋までいただいた(このご時世ながらタダで)。何ともサービス旺盛でアットホームな「無人売店」なことで。

ハマの外れのてくてくさんぽ5

2020年12月22日 | てくてくさんぽ・取材紀行
帷子川源流域を歩いて見かけたもの。あたりは30年ほど前に開発された高層住宅群の若葉台団地。自然と都市機能が共存がコンセプトで、メインの通りからちょっと外れると大樹、鎮守社、お地蔵様、道祖神など、里山風情があふれる。

沿道ではなんと、「横浜温泉」を名乗る施設も。運び湯ではなく、地中1500mから汲み上げる湯は、45.8度で加熱なしの天然温泉だ。ほんのり茶を帯びしょっぱく、溶存物質が豊富で疲労回復に効くとか。隣接する特養の施設長の方の勧めで掘り当てられたそうで、館名の所以もその方がチャレンジ精神旺盛だったことから、とも。

ハマの外れのてくてくさんぽ4

2020年12月22日 | てくてくさんぽ・取材紀行
帷子川の源流域を模した「上川井町小川アメニティ」の流れを、さらに上流へ。さらに細くなった流れの果てには、行き止まりのところに配された石から、こんこんと水が湧き出していた。周囲には帷子川の案内板が立ち、道標には旭区のゆるキャラ・あさひくんが「水源」と示しているなど、それらしい雰囲気の空間になっている。

先の説明の通り、帷子川の本流はこのプロムナード直下の暗渠になっており、水源の石の先を見るとまた地上へと現れて続いている。先にあるのは水道事業用地のある丘で、この丘が水源の保存エリアともされている。以前たどったことはあるが、流れはコンクリの用水路となり果ては事業所に囲まれた水溜りで、無骨なタンクとかパイプの配管とかが露出しているような場所。なので、この水源風しつらえに満足しておいた方が、イメージ的によろしいかも。

帷子川の正確な水源は現在、場所を特定することができないらしい。かつてはあたりに、湧水の溜まりなどがあった源流域が存在していたが、若葉台団地の造成に伴い消滅してしまったという。林立する団地の丘に、水を湛えた往時の森を思い、もう少し歩いてみましょう。

ハマの外れのてくてくさんぽ3

2020年12月22日 | てくてくさんぽ・取材紀行
自宅の近所を流れる大岡川が南区・磯子区民の母なる川なら、帷子川は旭区・保土ヶ谷区民にとってのそれだろう。昭和初期に天王町付近に多かった特産品のスカーフ工場が、流れを染物の水洗いに使ったのが名の所以とされるこの川。下流域は相鉄線の横浜駅そばを流れ、そごうのシーバス乗り場で横浜港に注いでいるのは、割と知られている。

上流域をたどると、旭区の若葉台団地付近にその源がある。大貫谷戸水路橋をくぐったあたりに「上川井町小川アメニティ」という緑地と遊歩道が整備されて、紅葉やツバキの樹木、ススキやアヤメなども植わり気持ちよく歩ける。なんとクレソンの群落もあり、さすが水源のそばといった感じだ。

実際の帷子川は大貫谷戸水路橋をくぐったあたり、若葉台団地に入ったところで暗渠となり、このプロムナードはその直上に、源流域の風情を演出したものである。都市型河川ゆえのしつらえだが、その雰囲気は充分に感じられる。では、水源にも訪れてみましょう。