ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

銭湯…隆の湯@雑色

2015年03月24日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯
久々の通勤湯治、我がホームの湯である雑色「さがみゆ」がお休みのため、同じ最寄り駅の「隆の湯」へ。広い湯船に浸ると、何と46℃の激熱! これぞ、東京下町の銭湯という感じだ。

もろもろ「さがみゆ」と比べると、寝湯がない代わりに圧注浴が豊富で、一巡すると足腰背中肩とすべてほぐれる。黒湯の温泉がない代わりに、草津直送の源泉の湯がシュワシュワ肌に染みる。露天風呂がない代わりに、サウナが追加料金なし。シャンプーとボディソープの用意がないのが、ちょいと残念か。

湯のタイプがさがみゆと諸々異なるので、湯上がりの体の楽さもまた違う。これからは疲労の傾向によって、使い分けてみようかな。
※浴室の画像は大田浴場連合会HPより拝借

ローカル魚でとれたてごはん…表参道 『ラ・フィオリータ』の、茨城の地魚料理

2015年03月23日 | ◆ローカル魚でとれたてごはん
茨城の県産食材による料理の試食会で、表参道の「ラ・フィオリータ」にお邪魔した。前回の野菜に続き、今回は「いばらぎの心 川の魚、海の魚」と題し、魚を主題としたランチを楽しんだ。

シェフの真中秀幸氏は潮来の出身で、いばらぎ大使も務められている。日本のイタリアンは海外の最新のスタイルを追求しがちな中、料理人自らの土地の食材をベースにする人は少ないという。そんな中、氏は生まれ育った地でありかつ豊かな茨城の食材を、多彩に用いるようにしているそうである。

一品目のミネストラの素材であるキクイモは、県北の大子が産地。秋から冬にかけて収穫したものをスープに仕立ててある。収穫期の終わりに近いため味に厚みがある一方、土の香りはほどほどでさらり。血糖値を下げたりガンの予防に効くなど、体にもありがたい食材だ。

続く川魚の料理に使う魚介は、シェフの地元の潮来で漁獲・養殖したもの。シラウオのフリットはハーブが散らしてあり、さっくり爽快な軽さがいい。鯉は茨城では冠婚葬祭の際に供する魚で、頭をとり豪快に筒切りにして、醤油と砂糖でじっくり煮るのが地元に伝わる料理法とか。

出された料理もそれ風だが、身は小振りでバルサミコとマジョラムの酸味と香味のおかげで、しゃれた食味に仕上がっている。鯉は最近、地元の消費が減っているそうだが、ご当地の食材を伝承すべく工夫している、とシェフ。切り身にして骨が気にならないようにし、味付けも川魚との相性を考慮して、食べやすくしているそうである。

アンコウはズッパ・ディ・ペッシェという煮込み料理で、大振りの白身とジャガイモを一緒に煮込んである。様々な魚介を擦ってスープにして、アンコウに風味付けしているから、どっしりほっこりした白身の淡白さに加え、様々な魚の味わいが重層的。素材の味一本で勝負の郷土料理・どぶ汁と、対照的な料理である。

この日いただいた水産物ほか、茨城県は農業生産額が全国で2番目で、米や野菜、ブランドミートの常陸牛にローズポークなど、良質な食材が実に豊かである。まだあまり知られていない県産食材を再発見・再評価してもらいたいとの、この会に込められた思い。それが様々な皿から、しっかり伝わってきたように思える。

小笠原みやげの亀煮込み

2015年03月22日 | 旅で出会った食メモ
家飲みひとり飲みしたくアテを探したら、小笠原みやげにもらった亀煮込みが出てきた。玉ねぎとの相性がよく、つゆでジャガイモを煮ると味が染みてうまいそうなので、一瞬に入れて煮込んでみた。

小笠原では亀は貴重なタンパク源で、産卵で来島するのを資源管理しながら捕獲している。食用にするのはアオウミガメのほうで、草食のためくせがなく淡白。赤身にレバーに腸と様々な部位が入っていて、つまんではビールをグッといくおお、父島の飲み屋での晩がよみがえる。

味付けは父島の塩味でさっぱり仕様だったが、 途中からすき焼きのつゆを足して、醤油と砂糖の母島風の甘辛味に。ああクジラ見に、イルカと泳ぎに、また行きたいね小笠原。

小法師のさっぱり醤油の野菜ラーメン@宝町

2015年03月18日 | 町で見つけた食メモ
丼一面に敷き詰められたチャーシューが印象的な、「」のラーメン。限定麺も多彩で、春らしくさっぱり醤油の野菜ラーメンというのをやっていた。加水プルプルの喜多方の麺に、酸味の効いた醤油ドレッシングの野菜がしゃっきり。まさにサラダラーメンでヘルシーだ。

チャーシューとサニーレタスが合うのも、なかなか発見。