最後に向かうにつれ、どんどん流れがパッとしなくなる道南の旅。新千歳空港での朝ごはんに、半ばやけっぱちで味噌バターコーンというど真ん中観光ラーメンを頼んでみる。が、なんとバターとコーンがのせ忘れ。店の人を呼びとめたら、作り直しじゃなくて「これにのせ直してきます」だと。待つこと数分だけど、その分麺はのびスープは冷める。
札幌のローカルなラーメンはそもそも醤油ベースで、もやしにコーンにバターにワカメの味噌ラーメンは、観光客向けに「北海道らしさ」を演出して生まれたという。でも、ラーメン原体験が「どさん娘」の自分にとっては懐かしく、北海道に来たというより麺食のDNAに響く味わいである。
でも、冒頭の一件でそんな高揚感もどこか横滑りしていく、このたびの旅の締めごはんではある。
札幌のローカルなラーメンはそもそも醤油ベースで、もやしにコーンにバターにワカメの味噌ラーメンは、観光客向けに「北海道らしさ」を演出して生まれたという。でも、ラーメン原体験が「どさん娘」の自分にとっては懐かしく、北海道に来たというより麺食のDNAに響く味わいである。
でも、冒頭の一件でそんな高揚感もどこか横滑りしていく、このたびの旅の締めごはんではある。