ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

【朝カル講座】ガイドブックと地図の変遷

2015年10月25日 | おさんぽ講座・介護レクの記録

朝日カルチャーセンター「地図ガイド取材の達人!編集長のおさんぽ講座」にて、講師を務めて参りました。おさんぽマップのつくりかたをもとにして、地図から見つかる散歩の楽しみ方をテーマに、16名の参加者に90分ほどお話させてもらいました。 

冒頭では弊社刊のガイドブック・ブルーガイドシリーズから、ガイドブックの変遷と旅行情報の地図史の話から入りました。昭和30年代の創刊時からディスカバージャパン・アンノン族の時代、さらにバブル前後の旅行ブームの頃の紙面から、旅の目的の変化を説明。現物を回覧したら当時使って懐かしい、との反応もありました。

続く「おさんぽマップ」の作り方では、隙間もないほどびっしり文字で埋まった取材原稿を見て、一同ビックリ。また、地図にはどんな情報があれば役立ち、楽しいかとの質疑では、私も思いもよらぬ提案もあり、かえって参考になりました(笑)。

そしてメインは「バーチャルおさんぽで地図作り」。浅草の雷門から仲見世、本堂を経て実際に歩きながら撮った動画を見ながら、私が要所をガイド。参加者の興味があったポイントを配布した白地図に書き込み、自らのおさんぽマップを作ってもらう趣向です。仲見世の和のお店、スカイツリーのビューポイントなど、まさに皆で街を歩く気分。面白い看板や温泉銭湯、ローカル食堂など、私の趣味?の視点も随所に。



梅園の台湾料理@栄

2015年10月19日 | 旅で出会った食メモ
名古屋泊の夜は体と胃腸が疲れ気味で、アルコール耐性と八丁味噌耐性がイマイチ。ひつまぶしもうなぎがちときつく、アタリの穏やかな晩御飯にしようと、栄にある台湾料理「梅園」を訪れた。小皿料理の品書きには500円ちょっとの品々が並び、特に屋台小吃(屋台料理)と「素食」と呼ばれる台湾流精進料理が、疲れ目の体に嬉しい。

ピリ辛風味の梅園風冷製ナスはしっとり瑞々しく、山椒の爽やかさが胃に優しい。しじみ「風」とある醤油漬けは茎わかめのような海藻を使ってあり、たまり醤油のもったりさはまさに台北で食べたシジミのあの味付け。豚肉「風」とある山きくらげ炒めは、粟麩がバラ肉っぽく青椒肉絲のような味わい。

動物素材がないからから、3品ともするっと入りもたれず、漢方系スパイスが香り高い鶏の塩唐揚げも余裕で追加。締め麺の台湾ラーメンにはたどり着けなかったが、名古屋にて名古屋めしナシも、またよし。

ふらい@熊谷

2015年10月11日 | 旅で出会った食メモ
用のない熊谷さんぽ、ひとっ風呂浴びたら次は晩ごはん、の流れで、名物「ふらい」の店へ。熊谷駅ビル5階の居酒屋でいただいた。ふらいといっても揚げ物ではなく、小麦粉を溶いて鉄板で焼いた、お好み焼きやクレープのようなもの。埼玉県北部は小麦の産地で、工場が多く働く人向けの軽食にと定着した、ローカルなおやつである。

出てきたのは皿いっぱいにまん丸な、いかにもコナモン的な見た目。具はネギのみ、たっぷりのソースに青のりと、薄めのお好み焼きといった感じだ。食感はもちもち、ネギがシャキシャキのコントラストで、ソースがごってり塗られているので割と味が濃い。薄いがでかいので、ひとりで一枚はなかなか大変だ。

本来は街の軽食屋で扱っていて、焼きそばと一緒にオーダーするのが流儀とも。駅前の夜景を見下ろして食べるのは、ちょっと小洒落てるか?

銭湯…さくら湯@熊谷

2015年10月11日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯
用のない熊谷の街さんぽ、秩父歩きの疲れをとるべく、「さくら湯」で一浴。入口から男女別、中は番台に衝立仕切り、浴室にはペンキ絵の富士が堂々とそびえ、ターミナル駅から数分の路地にあるとは思えないクラシックスタイルの銭湯である。

浴槽はバイブラ、圧注に日替わりの薬草湯と、バリエーションは豊富。熱めの湯でじっくり温まったら、まだまだ歩けるほど体力復活したような。

※浴室画像はレッツエンジョイ東京より借用