高さがある料理は、立体感を強調。
左斜め後の光源を意識して、ハイライト当てる。
丼をやや欠いた構図にして、広がりを持たす。
手前のつゆピンにして、背景をぼかす。
昨日の「スマホで料理写真講座」の教示を駆使したら、いつものえきめんやのゴボ天うどんもこんな仕上がりに。
で、何より大事なのは、撮る前にレンズ拭くこと。
単品のコーヒーのほうが、モーニングセットより値が張るとはこれ如何に。一杯で長居したのち、ならばとランチセットに後付けしてもらったところ、専門店並みのパスタと合わせてこの価格は大正解。お品書きの方程式から最適解を見出すため、サラリーマン的解析力を日々養っていかねば。
リーズナブルでボリュームもあり心も踊る、なのにどうして種物の底値なのだろうか。うどん、そば、カレーなど、「素」にこいつがあしらわれるだけで、結構な贅沢感に浸れる。つゆに補完されてしまわないうちに、ソリッドな食感をたのしもうか。
メンタルが強くなりたい、と思う。毎度、この店に来るたびに。麦飯プラストロロという、健康強壮の免罪符をあてがってくるところも、この店の上手い戦術だ。気がつけばトロロだけで一膳、味噌南蛮で一膳、おかずがまだ半分も減ってないのに、やめる意思をもてないおかわり自由のスパイラル。これだけ食えるので、いつも底値のチキン焼きばかり、牛タンはまだ食べたことがない。
具と麺との想定外の邂逅で、何かが炸裂して味が相乗する。これぞタネもののそばの本領だが、ものによっては「1＋1＝2」の答え通りな仕上がりにもなる。すき焼きはすき焼き、かけそばはかけそば。以上も以下も乗ざれもない予定調和の味わいが、文字通りたぐるごとに腑に落ちていく。想定内にまとまった結果も、攻めてみないと分からないものだ。