ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

東京凮月堂のオムライス@四谷三丁目

2019年07月31日 | 町で見つけた食メモ
赤と黄色の鮮やかなコントラストが、食欲を喚起する。視覚からしておいしいのがオムライスの魅力だが、ここのは黄色一色、ケチャップがついてこない。これは卵の扱いへの自信の表れ。ふわとろの絶妙な火加減、舌にフルフルと心地よい厚みは、洋食を超えた卵料理の完成度だ。

塩だけで味わうのも、なんだか通っぽい感じがする。でも目の覚めるあの酸味、ライスとからんだ際のオレンジ色な混沌感が、舌の上を横滑りしていくようにも。

やきとり鳥やぶ@新木場

2019年07月29日 | 町で見つけた食メモ
フェスやらプロレスやらで割と来るこの町、腰を据えて飲んだのは今日が初めてだ。しかも口開け16時、飲んでも飲んでも外が明るい罪悪感…否、心地よさが実に良い。珍しく大ジョッキからスタートしても、この猛暑では喉元過ぎるも一瞬のこと。梅しそにつくねに塩焼きと、鶏をアテに進む杯、出汁巻で落ち着く頃には闇の帳が降りきった、いい感じの頃合いだ。

至言暴言、金言苦言。言霊に昇華してしまえば、心に残るは前向きやる気のポジポジなマインド。明るいうちからのぶっちゃけの宴、酔い覚めはそんないい感じにて天下泰平なり。

喫茶フレンズのパニーニ@代々木オリンピックセンター

2019年07月28日 | 町で見つけた食メモ
夏合宿がはじまっているらしく、この公共施設はあふれんばかりの高校生でにぎわっている。ごった返す「学食メシ」的カフェを避けてこちらへ、明治神宮から続く緑が窓から広がり、森のリゾートのような感じもする。

夏本番はまだながら、この一角では早めの夏気分に浸れる。

牛タンねぎしの鶏ジューシー焼きセット@青山

2019年07月27日 | 町で見つけた食メモ
牛タンの名店にて、あえて鶏。専門ジャンルからあえてずらして実力を検証、とかでなく、単に850円の底値メニューなので、いつもこれのお世話になる。焼きすぎない程度の文字通りジューシーさ、醤油ダレの香ばしさで、下手したらひと切れでおかわり自由の麦飯が一膳いける、なかなか危険な逸品だ。

次こそは看板の牛タンに、と満腹した帰りに思うのだが、1000円の壁がなかなか越えられない。

えぞ菊の味噌ラーメン@西早稲田

2019年07月26日 | 町で見つけた食メモ
東京ではオールドタイプのご当地系、地元ではいかにもな観光系。ブームを切り開いた先駆者なのに、札幌ラーメンへの評価は思いのほか低い気がする。創業昭和43年とは私と同い年のこの店、バターもコーンものっていない阿らなさが、古豪らしいできる雰囲気。脂っ気も塩気もなく意外にさっぱりしたスープ、中太なのにコシがある麺は、常食性を誘う安心感がある。モヤシのドカ盛りがデフォルトなのも、ヘルシーで嬉しい。

前半戦最後の早稲田通学、講義前のご飯には程よい量とバランスか。