ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

一献一品出合い酒@下諏訪

2014年07月02日 | ◆一献一品出合い酒
諏訪大社下社秋宮門前街のおみやげセンター「食祭館」にて、高天辛口×野沢菜とダイコンとキュウリの漬物。大社参拝後の昼飯前に精進落としの一杯をやるなら、産地ながらの思わぬサービスの品をアテにした、このコンビが似合う。

日本酒処に漬物処、さっぱりあっさり飲むのに最適な組み合わせが、ここの昼酒のいいところ。徳利に添えた大振りグラスに、ドクドク注いではゴクリとのどから酔うのも、ならではの流儀のようだ。好きな漬物をを好きなだけ盛り放題の、気前の良さも涙もの。キュウリをパリッ、野沢菜をシャクッと、塩味や酸味が口中に展開したところで、前夜も溺れた諏訪の超辛口で広げ流す。フーッとひと息つく側で、塩気を求めてさらに伸びる箸。ドンとリーズナブルな量に、遠慮なくエンドレスの一期一会。

名社をきっちり拝み、温泉もどっぷり入り、あとは帰るだけの旅最後の宴。おっと忘れてたの皆へのみやげ、この酩酊でお隣の売り場へ行った日には、勢いで名物全網羅の恐れありかも。一献一品の小さな酒宴、どれにしようか天下泰平なり。