ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

ビジネスホテルニュー赤城@高崎

2016年11月27日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯
長岡をあとにして帰京、のはずが、例によって仕事を抱えているため、またホテルワークしにもう一泊。

宿がまた素泊まり3000円ちょいの、しびれるたたずまいのホテル。ニューときてこのネオンだが、ちゃんとビジネスホテルなので念のため。

青島食堂の長岡生姜醤油ラーメン@宮内駅

2016年11月27日 | 旅で出会った食メモ
ミッション未完となった、長岡さんぽのオプショナル・摂田屋。宮内駅前の「青島食堂」にて、此度の締めとした。ここは長岡生姜醤油ラーメンの元祖で、周辺に4件ある店舗のうちの一つ。駅前食堂的素朴さの店内ではおばちゃんがひとり、ほかに客はなくくだんのラーメンをのんびり味わった。

名前ほど生姜が効いているわけではなく、すするとその香りがほんのりひろがる程度。醤油の味が濃く膨らみがあるのが、醸造の街摂田屋のラーメン屋ならではか。ツルツルの麺に青菜と海苔、あと脂少なめながらしっとりのチャーシューがバランスよく、シンプルながら奥行きのあるラーメンである。

店を出てから体の温もりがなかなかひかないのが、ショウガの効能かも。雪国のラーメンらしい一杯である。

長岡摂田屋てくてくさんぽ9

2016年11月27日 | てくてくさんぽ・取材紀行
長岡さんぽミッションが終わったのが15時過ぎと、もうひとネタさんぽできそうなので、隣駅の宮内へ。ここは「醸造の街・摂田屋」と称し、旧三国街道沿いの酒造や味噌醤油蔵をめぐり歩けることで、人気のエリアである。

駅から旧三国街道に入り、辻地蔵を過ぎると石畳の散策路に。ここに「越のむらさき」の建物が迎えてくれる。長岡藩時代からの木造の建物、レンガの煙突がレトロで、巨大な仕込み樽が迫力もの。赤い鳥居の竹駒稲荷に参拝して、板壁や白壁土蔵の建物に挟まれた小道を行くと、醤油の香ばしいにおいが漂ってくる。

この先は地酒「吉乃川」の蔵元・吉乃川酒造の広大な敷地に。左は近代的なタンク群、右に庭園もある邸宅の旧家が、アンバランスで面白い。酒造資料館の「瓢亭」から県道に出て、正面の「機那サフラン酒本舗」には、極彩色のこて絵をあしらった「鏝絵蔵」が目を引く。

さらにこの先には、手作り味噌の「清六」、清酒「雪紅梅」の長谷川酒造などかあるが、16時を回ったところで薄暗い上に、雨が容赦なく降ってきた。続きは次回に持ち越しだけれど、時期的に雪中行軍になること必至だ。

長岡てくてくさんぽ8

2016年11月27日 | てくてくさんぽ・取材紀行
長岡さんぽ、最後に食べ物のこぼれネタ3題。ホテルニューグリーンのレストランボブのケーキセット、フルーツがこんなにてんこ盛りになっていた。ホイップもたっぷりで、まるでフルーツパフェのようだ。

大手通りの角に近い「中華おがわ」、昨夜の泥酔状態で締め飯で入った。典型的な街の中華屋で、チャーハンがまたオーソドックスで泣かせる。塩胡椒が効いており、シイタケが入っているのが良い風味。小盛り加減のため胃の負担もなく、酒の後にさらっといけた。この店、レバニラが名物とかで、店頭に能書き満載の張り紙を掲げていた。

もうひとつは駅前のイトーヨーカドーに、絶滅危惧種のファミレス「ファミール」を発見! ヨーカドーのデパ食的な店で、自身の実家の街のヨーカドーでは子供の頃よくお世話になった。メニューの記憶はないけれど、こんな「お子様ラーメン」が健在なのも嬉しくなる。

長岡てくてくさんぽ7

2016年11月27日 | てくてくさんぽ・取材紀行
長岡市街さんぽの、その他もろもろ。徒歩圏で一番大きな平潟神社は、長岡大空襲で犠牲になった人の慰霊塔が立つ。市街中心の互尊文庫のそばに、空襲の起点となったポイントを示す碑があり、かなりの被害だったとか。被災者は柿川に逃げたがここも火に晒されたことから、夏には慰霊の灯籠流しが行われるという。

駅前からの大手通りにはモニュメントが点在、少年少女の愛らしい造作、「まいまいひめ」なるカタツムリと女の子像、そして「米百俵」の碑も。火炎土器が出土した所以もあり、大きな土器のモニュメントは迫力ありだ。

もうひとつ、長岡は戊辰戦争や空襲の影響で、城郭の名残がほぼないのがもったいない。跡を示す案内板もなく、市役所のある「アオーレ」が二ノ丸跡にあたり、一角にある碑と稲荷社のみ名残をとどめている。鉄道が通っているところも城郭内だったのだから、規模がすごいというか、鉄道の敷き方が無茶というか。

さんぽ目線で歩くと、一見観光ネタが少なげな街でも、興味を持てる対象が見つかるものだ。