ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

不二屋のハムカツ@根岸

2018年04月22日 | 町で見つけた食メモ

きのうの横浜・根岸さんぽのロケハンで、なかなか素敵な買い食いスポットを発見。ショーケースは品札のみ、コロッケ1つでも注文を受けてから揚げる、オンデマンドな総菜屋さんだ。年季のある店構えの店頭では、常連らしき客が揚がり待ちの様子。自分はハムカツにレバカツに別売り10円のソース込みで、190円のおやつ也。

近所の神社で広げたら、ハムは懐かしの赤い縁付き、レバーは肉屋のだけにゴツく食べでがある。やっぱりさんぽのおやつは、揚げ物に限る。



【横浜グルメ・おさんぽ会】根岸編

2018年04月21日 | おさんぽ講座・介護レクの記録

横浜おさんぽの会のロケハンで、半日ほど根岸を歩いた。高台の森林公園と、かつての浜を埋め立てた低地からなり、片や邸宅街・片やハマの下町といった、街の世界観が上下移動でガラリと変わるのが面白い。

海に近い根岸駅周辺から、エリアを分けて流れる掘割川までは、かつての漁師町や工場町の名残をとどめている。掘割川ぞいには釣り船の船宿が並び、漁船やクルーザーが係留され、それらしい雰囲気を出している。あたりには昔の市場の風情をとどめる、レトロなマーケットも点在。丸山市場は薄暗いシャッター街ながら、美空ひばりの実家だった魚屋が営業しているので知られる。

高台へと足を向けて直下へ至れば、斜面がタブノキやスダジイで覆われ緑があふれる。麓の沿道には和館の邸宅が並ぶ中、和洋折衷の立派なつくりの館が、整備された園地に建つ。横浜を舞台にしたアニメ映画のモデルといわれている坂下邸で、町を見下ろす好展望地にありながら、なんと見学無料なのも嬉しい。

根岸の丘の上にはいくつもの石段が通っており、八幡神社裏の石段にとりついてつづらで登る。急ながら、緑の斜面を行き来しつつゆく、気持ちのいい道だ。そして登り切ると一転して、ハイカラな大邸宅がズラリ。あたりは米軍根岸住宅の区画があったところで、その影響か映画に出てくる欧風の高級住宅街のような街並みが広がる。これまでの下町風情とのギャップが、なかなか新鮮だ。

この先根岸森林公園までは、フェンス一枚向こうはアメリカな「ボーダー散歩」。根岸競馬場スタンド跡の壮大な廃墟を眺めたら、下見は終了となった。ランチ会場はやはり、晴れた午後にはソーダ水の中を貨物船が通り、遠く三浦岬も見える、かの静かなレストランかな?


【朝カルおさんぽ講座】築地・月島・佃島編

2018年04月14日 | おさんぽ講座・介護レクの記録

朝日カルチャー「編集長と歩くおさんぽ講座」築地・月島・佃島編を開催。最多を更新する総勢16名は嬉しいが、開始早々に大混雑の築地市場をアテンドするのは大変だった。場内の水神社、波除宮の食べ物塚、築地6丁目の市場風情な路地と、穴場ネタですり抜けて勝鬨橋を渡り月島へ。ロケハンで精査した選りすぐりの路地巡りは好評で、植木による植栽や地域ネコの演出?にも助けられ、なかなか満足いただけたようだ。佃島は御三家の佃煮屋の買い物タイムで盛り上がり、駄菓子屋に集う子供達に注目。変化に富んだ昔町巡り、楽しんでもらえたのではなかろうか。

築地、勝鬨、月島、佃島とも、埋め立てで造られた共通点がある。月島は隅田川の河口に東京湾の浚渫で出た土砂で築かれ、佃島は徳川家康が大阪・摂津から呼び寄せた漁師によりつくられた。いわゆる新地ながら、月島は石川島造船所の下請け工場の従業員住宅だった長屋、佃島は漁師の作業場にもなった漁家造りと、カラーの違う古民家がそれぞれ残るのが対照的だ。それを囲むように林立するタワーマンションがつくり出す、時代を超えた景観。銀座や有楽町からの徒歩圏内ながら、おさんぽへの潜在的な魅力は相当なものだろう。


銭湯…日の出湯@佃島

2018年04月08日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯

来週開催の朝カルおさんぽ講座のロケハンで訪れた、月島・佃島界隈。終了後に衝動浴した「日の出湯」が、たたずまいも客層もザ・下町銭湯な感じで良かった。15時の口開けから界隈の江戸っ子風情のおっちゃんらで満席、みな挨拶交わして湯船に浸かり、と日々のルーティン感がある。湯温はもちろん44度の下町激熱で、マッサージ効果がさんぽ後の疲労回復にたまらない。

湯上りは近所にある創業100年の駄菓子屋で、子供らに混じりバヤリースとチョコバットを買い、計100円也の潤いと糖分補給。


onigiri stand Gyu!@原宿

2018年04月06日 | 町で見つけた食メモ

「ごはん検定公式テキスト」の監修をお願いした(一社)おにぎり協会がプロデュースする「onigiri stand Gyu!」にお邪魔。ラフォーレ原宿の2階という立地なだけに、しゃれた見た目の創作おにぎりが目を引く。イタリアンツナマヨ、海苔マスカルポーネなど、カラフルでオードブルにも良さげだ。

選んだのは定番の塩むすびで、明治通りを見下ろすイートインスペースにていただいた。粒の立った米の口どけがよく、海苔の香ばしさと塩のとがり加減のバランスが絶妙。外国人が多い場所柄だからこそ、こうした基本が美味いことは、割と大事かも。