ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

静岡駅でのアテ各種

2015年05月31日 | 旅で出会った食メモ
西から東海道線の鈍行乗り継ぎで帰る際、スタートが遅いと静岡でタイムアップのケースが多い。ここで新幹線に乗り帰る前に、最後の宴の買い出しするのが、最近のパターンとなっている。

今夜はアテに焼津の黒はんべ、乾き物は同・バリ勝男、そしてメインは清水のマグロカツバーガーと、イワシ・カツオ・マグロの揃い踏みに。はんべにはワサビ漬けがついていて、塗ってから勝男まぶしていただくと、ピリ辛パリパリしっとりの静岡マリアージュ。酒も緑茶ハイの静岡割りと、完璧なエンディングだ。

名古屋産業遺産てくてくさんぽ2

2015年05月31日 | てくてくさんぽ・取材紀行
先ほど紹介した、名古屋駅手前の車窓から見える松重閘門がある中川運河周辺は、かつて製材所が集中していた。沿岸には工場がいくつか残り、よく探したら運搬用トロッコのレール跡も。運河に向かって延びており、工場から船へと運んだのだろうか。

このたびの旅、四日市と桑名でナローの電車に乗って、トロッコ軌道との縁での締めくくりとなったようだ。

名古屋産業遺産てくてくさんぽ1

2015年05月31日 | てくてくさんぽ・取材紀行
三岐鉄道北勢線にて、予定の全ミッションが終了。名古屋に戻り、名鉄で一駅の山王駅へ。徒歩すぐの松重閘門を訪ねてみた。

ここは海を結ぶ中川運河と、市街を流れる堀川の水位差を調整する閘門で、いわばミニパナマ運河のような施設。昭和7年に運用された当時のモダンな尖塔は、土木遺産に指定されている。都市の一角にひっそりとある佇まいは、江戸川乱歩のミステリーの舞台になりそうな、妖しげな感じがするような。

ふたつの閘門の間から中川運河側を見ると、鉄扉と塔が囲む枠の向こうに、新幹線や名鉄線が疾走していく。これからは名古屋駅手前の新幹線の車窓に、ぜひ注目を。

旅で出会ったローカルごはん…桑名 『桑名シティホテル』の、桑名カレー

2015年05月31日 | ◆旅で出会ったローカルごはん

桑名名物といえば、言わずと知れた「その手は桑名の」とくるハマグリ。でも、前回の訪問時にゆかりの地を巡り味わいもしたので、このたびはローカル魚よりはローカルごはんで攻めたい。案内所の「くわなめしマップ」で検討の上、選んだのはその名も桑名カレー。ハマグリ入りシーフードカレーにあらず、何とポークとビーフの合い盛りカレーなのである。

と力をいれてはみたが、割と普通な印象なのでは。桑名は西の豚食文化、東の牛食文化の境界線なのが所以とあり、運ばれてきた皿は真ん中にライスが結界のごとく盛られている。白飯とサフランライスなのは、ホテルメイドのこだわりなのかも。

シンプルなご当地グルメに思えたものの、食べてみると割と作り込みがされているのに気がつく。ルーがそれぞれ用に作り分けられていて、ポーク側は生クリームたっぷりでマイルド、ビーフは濃い味のスパイシー。脂身たっぷりの豚肉、ホロリとほぐれる牛肉に、それぞれマッチしている。肉にも下味がついており、両肉食文化の地らしい面目躍如だ。

さらに、ハマグリの時雨煮がトッピングされているのも、ここのオリジナル。甘くほっくりのハマグリには、豚肉用のマイルドルーが合い、シーフードカレーテイストも楽しめる。ハマグリたっぷりのカレーもありだし、意外性から「その手は桑名カレー」とかネーミングしたらどうだろう。