ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

町で見つけたオモシロごはん…神泉 『開花屋』の、魚料理いろいろ

2013年11月20日 | ◆町で見つけたオモシロごはん
神泉クローリングの2回目は、海鮮料理の「開花屋」へ。駿河湾直送の魚介を中心に使った、和風ベースの創作料理で人気を博している。フィッシャーマンズワーフのダイニングのようなたたずまいの中、パリッとしたコック着の兄さんが元気に行き来する、活気のある店である。

大皿のつくりは稲取のキンメ、寿都の甘エビ、気仙沼のメカジキなど、各地の旬のものが並ぶ。刺身も見事だが、手を加えた料理がまたすごい。バゲットに載せていただくタラの白子のグラタンは、チーズの香りが濃厚。雑魚のグリルはこの日はソコイトヨリダイと赤ムツで、カリッとした皮目の香ばしいこと。マグロカマのスベアリブグリルは、大トロに近いホンマグロのアゴだけに、ほぐれた身に脂がたっぷり。いずれも火加減が絶妙で、味も食感もベストなのが嬉しい。

締めご飯に手巻きてこね寿司をいただけば、お腹が心地良く落ち着くこと。「異国の港町で、謎のJapaneseが営む謎の店」とのコンセプトらしい、怪しく楽しく旨い店だ。