この1年ほどで2人の友が旅立った。一人は地元の大手企業に定年後も何年か勤め上げ、ゴルフが好きだった同窓生。もう一人は中学2年のとき、何人かの同級生でハイキングに行った思い出のある友である。二人とも、年に何度か有志でミニ同窓会を開き、食事会やカラオケボックスで、歌い、おしゃべりをした仲間だった。
それぞれの人生を生き、やがて終焉を迎える。それが自然の摂理であるが…。
茜色に染まる夕焼け空を、暮れゆくまで、ひとり佇んで見ているような、寂しさがこみあげてくる。
私はもう少し、峠に向かう道を歩み続けて行けたらと思っているのだが…。
さようなら、 安らかな旅路を─