12月19日(木)に私は一般質問に立った。
市民や議会に情報を提供しないまま、不透明な状況で、
来年度から20年間にわたり、玉野競輪場を包括委託する。
毎年6億円近い競輪事業とその利益を、市外の民間企業に丸投げして、
毎年3億円の収益保証、市の一般会計に繰出す話しだが、
民間企業が運営すれば年1億円から2億円コスト削減になるというのなら、
約7億円の競輪利益のうち、4億円は委託企業の自由に使える。
その3億円の最低収益保証額を上回った利益を市に幾ら支払うのか、
何も明らかにしていない。
しかも、その民間企業が約22億円を投入して、民間企業所有の
選手宿舎兼ホテルを建設する提案があり、
玉野市はその収益事業(付帯事業)の提案が本市にとって有効と判断し、
収益事業の付帯事業を含め委託業者を公募するというのだから、この業者が断然有利になる。
70日間の競輪開催日以外は一般の宿泊客を予定し年間4万人を見込むというのだ。
ミッドナイト・ナイター競輪がネットによる車券売上が好調で、
この状況は当分続くと言われている。
5年間で現行の直営のままの事業を実施すれば約30億円が玉野市の一般会計に
繰り入れられる可能性がある。
しかし、年3億円ではその半分、15億となる。
市長等は20年間、毎年最低3億円が市に入るのでというが、
10年、20年先のことはわからず、確かな保証はない。
不透明、密室協議で、市民参加の検討委員会も設置せず、
議会や市民に内容を十分に知らさないまま、
20年間の債務負担行為補正予算を12月議会に提出するなど、
まさに、異常な事態である。
市民センター機能縮小問題も一般質問で取り上げた。
12月16日(月)は、議案質疑に立った。
競輪場の20億円施設整備と20年間債務負担行為予算、
学校給食センターの債務負担行為予算、
市民会館の廃止条例の質疑である。
17日(火)から厚生委員会が開催されている。
市民病院建設の基本計画案や現状の経営報告などが
午前10時から午後4時半頃まで一日協議された。