8月8日(土)に午後4時からサンライフ玉野にて、STOP戦争法玉野の会主催による
「ストップ戦争法━緊急集会&パレード」が行われた。
集会では藤井嘉子弁護士から、「安保法制と憲法とこれからと」と題して講演があった。
藤井弁護士は、「一番の問題を一言でいうと」
「集団的自衛権の行使を認める・「後方支援」と称して自衛隊が戦場で戦闘のお手伝いをすることは、
日本国憲法前文・9条に抵触し、立憲主義違反である、という事。」と、大変わかりやすく、
若いセンスで話をされた。
「さいごに」の項で、
「日本国憲法は、すべての人間が『個人である』というそれだけで、尊重されるべき存在なのだという価値観に立っています。私たちは、『個人である』というそれだけで、好きあった人と結婚し、それぞれ自分の考えを持ち、好きな音楽を聴き、自分で選んだ仕事に就くことができます。私たちは、それぞれが、『個人である』
というそれだけで、幸せを追求することができます。国家が生き方を強制することはできません。なぜなら、私たちは、それぞれ独立した個人だからです。
世界の中には、そういう価値観を持たない政府もあります。
そういう国になりたいですか。個人がそれだけで尊重されるという価値観を、憲法を、捨てたいですか。憲法を捨てて、何を得ますか。
今回の、安保法制というのは、そういう問いです。」
全文を引用しましたが、まさに、秘密保護法を強行し、今度は「戦争する国」づくりをすすめる。
個人よりも国家が前面に出る、自由や民主主義、個人が押しつぶされていく、これが戦争へ向う道である。
集会後の5時過ぎからパレード・デモ行進が行われ、約50人が、
旭橋から市庁舎まで猛暑の中を元気よく行進した。