日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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28回目の議会改革特別委と都市計画審議会の開催

2013年01月22日 | 玉野市政
昨日、1月21日(月)午前10時から、第28回目の議会改革特別委員会が開かれた。市のホームページ等に公開していた「玉野市議会基本条例(案)」に対するパブリックコメント意見の結果について協議した。パブリックコメント実施期間は昨年の11月1日から12月26日までのほぼ2か月間に意見を募集。137名から意見が寄せられた。

 その内容は、議員定数の大幅削減(現行21名を12名程度)する条例案の改変を求める意見で、同じ文面での意見が129名あったとの報告である。また、「定数の削減には慎重を期すべき」との主旨の意見も7名の方からあった。形式、方法は自由だが、印刷・コピーをした文面に、意見者の氏名、住所等を記入して百数十人が意見を寄せているようだ。

 ある種の要望・請願署名に賛同して住所・氏名を書いて役所に提出するようなパブリックコメント意見である。要望書を役所へ提出するような「意見」である。各自が自分の言葉、自分の文章で、自分の考えで、なぜ、議員定数の大幅削減が必要なのか。玉野市議会の議員数は多すぎる、その根拠はなど・・・の意見があればと思ったのだが。或いは、その他の議会基本条例案に関する情報公開や議会改革の事項などにも意見を寄せてほしかったと思うのだが・・・。

 これらは、私の個人的な思いである。いずれにしても、パブリックコメントに寄せられた意見には、それぞれの市民の貴重な意見であり、議会としてきちんと議論し、対応をする必要があることは言うまでもない。

 民主主義とは、議会制民主主義とは、そもそも何か。選挙によって議員を選ぶこと、そして、直接民主主義と市民の政治参加とは、もう一度原点に立ち戻り、考えてみる必要があるだろう。

 その他、議会に関する市民意識調査・市民アンケートの実施、自治法改正等に伴う議会基本条例の修正、各会派提案の議会改革に関する要望について、今後の議会改革のすすめ方についても協議し、閉会した。

 引き続き、議会運営委員会が開かれ、地方自治法改正に伴う政務調査費に関し、「政務活動費」に名称等が変更されるなどの改正案が協議された。

 午後3時からは、玉野市都市計画審議会が開かれ出席した。議題は「玉野市都市計画マスタープラン案」に対する審議である。
 私は、平成8年策定の前「都市計画マスタープラン」は、旧市内の人口減少を当然のごとく記載した計画であり、常山駅周辺の副都心構想なども含め、「異議あり」を主張し、反対したこと、その総括が十分になされていないことを意見として述べた。前計画には「防災公園」の位置づけなされていたが、今回の計画にも一定の位置づけを求めた。また、市営住宅の項では、廃止、縮小の方針はあるが、増設の方向は示されていない。記述は増設も含めたものに改めるよう求めるなど、幾つかの意見を述べた。

 前計画のように、突出した実現困難な計画などは掲げられていない、具体性に欠けるが抽象的で無難な内容として、まとめられている計画案であり、審議会では「異議あり」を主張しなかった。

 この都市計画マスタープラン案は、議会が議決事項としているため、3月議会で議案として審議されることになる。そのため、さらなる検討、審議が求められる。