日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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浦安市での液状化被害をみる

2011年07月05日 | 市議会

 歩道との間が浮き上がっている


 土手が大きく傾きオーニングをかぷせている


 タイルに亀裂が入り、傾いている


 公園内の建物が向こう側に大きく傾き、危険なため立ち入り禁止となっている

 
 6月28日(火)に浦安市での液状化被害の状況を視察。
 京葉線新浦安駅に下車したのが午後1時半頃。事前に浦安市から頂いていた被害状況マップをもとに、周辺を徒歩でまわる。ビルと歩道との間に10センチ程度の段差、歩道が沈みこみ、砂が浮き出している状況がすぐに分かる。住宅街に入り、分譲された住宅団地では幾つかの家で、門柱や駐車場などに亀裂が入り、傾いている家屋がある。地下の状態か、何かの原因で、ひどく傾いた家屋もあれば、見た目では被害状況がよくわからない家屋も多くある。川に沿った土手道は大きく傾き、応急措置でオーニングテントを被せている。すでに大震災から3ヶ月以上も経過しているため、液状化で浮沈した道路、歩道面は補修・修復されているところが多くあるが、被害は街全体におよんでいるようだ。
 なかには立派な家屋や2階建てのコーポが全体に傾き、明らかにボールを床面に置けば、そのまま転がっていくような、一目で傾いている状況が判る建物もある。

 液状化被害とはこのように発生するものかと、初めて見て、実感することができた。
 玉野市でも塩田跡地の埋め立て、干拓地など、戦後に沿岸地域に開発された住宅地や工場など多くあり、津波被害とともに、この液状化被害も重大なものとなるだろう。まさにこれからの課題である。
 浦安市では、復旧のためにどのように対策を講じているのか、改めて調査してみる必要がある。約2時間、駅周辺の被害状況を調査し、4時前には東北新幹線で仙台市に向かう。