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てらまち・ねっと



 一昨日のブログで、癌の治療の状況の説明とともに、今度の主治医の診察日(2月24日)に医師に求めたいことを
 
 ★≪●-5 ホルモン療法の再開をしてほしい≫
 ★≪●-6 現に腫瘍マーカー PSAは更に上昇し続けている≫
   「1月4日 144 ⇒ 1月30日 322」とはなんとまあ・・・・

 と書いた。
 だから、今日は「PSAは一体どうなっているか」、「とりあえずホルモン療法を再開してと、もう一度求める」という気持ちで名大の泌尿器科に出かけた。

 病院の駐車場に車を停めて、「書類の袋」と「財布、免許証、診察券、手帳他一式の入ったバッグ」を持つ・・・と探したが、後者のバックがどこを探しても見当たらない・・・
 ・・・忘れた・・と、初めて気づいた。
 財布、免許証などを忘れたのは、15年ほど前の東北の旅行の時、宿の金庫に入れたまま、忘れて出発、約30分後に高速で気づいて、慌てて戻ったとき以来・・・・

 ともかく、無いことは覆せないから、窓口で「忘れた」と話したら、すぐに診察券を再発行してくれて、難なく済んだ。

 さて、治療。血液検査を済ませて、公園などを散歩し、車中で昼食をとってから、予約時間13時の前に3階の泌尿器科の待合へ。
 この日、病院内は、患者が少なかった印象。
 しかし、泌尿器科の診察は、約1時間、遅れていた。

 14時15分に診察室へ。
 医師「PSAは193です・・・。上がってますね・・・」
 私「1月4日に検査して144。次は2月24日までと飛ぶので、かかりつけ医で1月30日に調べ322でした。」

 医師「そうでしたか。下がっている訳ですね」
 私 「実は、144から322と1ヶ月もしていないのに倍以上になって、そのまま放っておくことはできませんでした。ちょうど、6月から11月末まで飲んでいた前回のホルモン療法の薬・アーリーダが4日分・16錠残っていたので、1日1錠ずつだけ、一昨日まで、飲んでました。勝手なことしてすみません。」
 医師「そうですか。」

 私「これが、効いて下がったのかは不明ですが・・とりあえずは、下がってホッとしてます。前回お願いした、エンザルタミド、それがだめなら、女性ホルモン薬であるエストラサイト(それとバイアスピリン)を処方してください」
  医師「ゾーフィゴ治療を行っているので、エンザルタミドは保険適用が認められないでしょうから、エストラサイトにしましょう」

 という概要の経過で、私としては昨年11月から「女性ホルモン薬を処方して」と求めていたことがやっと実現した。
 これは、前立腺がん治療薬としては古典的な薬で、今ではほとんど使われないようだ。
 しかし、あえて使う。
 それと、もう一つの「ランマーク」という治療薬もやっと今回から使ってもらえるようになった。これが使えなかったのは、私の歯科治療の関係故。

 ということで、今日は、エストラサイトの概要を紹介しよう。(今日は、今までに、エストラサイトについて調べたデータのエッセンスだけにして、後日、リンクや抜粋を整理して載せることにする)

 特に、新薬のホルモン療法や抗がん剤が効かない私の癌には、古典的な薬は、違う意味で面白いと私は思ってきた。もちろん、古典的な薬だから、2009年の古い解説もあるところそれが有効に映るという不思議な「時代錯誤」風の感覚にもなる・・・
 他方、例えば、2016年の京都大学泌尿器科の論文では、この薬が再評価されているし、まんざらでもないと思う。

★≪おくすり110番:薬事典版≫
【薬理】女性ホルモン薬(卵胞ホルモン)のエストラジオールとアルキル化薬のナイトロジェンマスタードを化学的に結合させた化合物です。
 エストラジオールは男性ホルモンの分泌をおさえることにより、前立腺がん細胞の増殖を抑制します。
 また、ナイトロジェンマスタードは細胞の遺伝子の複製を阻害し、殺細胞作用を示します。
 これらの相乗作用により、抗がん作用が増強されるわけです。

★≪Yahoo!知恵袋 2009/3/12≫
悪性腫瘍の患者さんは運動量が少なくかつ脱水となっていることが多いため下肢静脈血栓、動脈血栓を予防する必要があります。・・私は個人的にはバイアスピリン100mgをエストラサイトとセットで処方しています。

★≪東北大学医学部泌尿器科学教室 2012.12=H24.12~ 2012.12 前立腺癌に対するホルモン療法について≫
通常成人1回2カプセル(エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物として313.4mg)を1日2回経口投与する。
294.6円/カプセル

⑤ リン酸エストラムスチン(エストラサイト):LHの分泌を抑え、テストステロンを低下させます。またエストロゲン剤はがん細胞に直接作用する働きもあると考えられています。

未治療の新鮮例では約90%に有効であり、
著明な前立腺腫瘍縮小効果が認められたほか、
従来の内分泌療法に無効又は抵抗性を示し
制御不能となった既治療例においても約40%に反応が得られた



★≪病院検索ならここカラダ≫
多くの疾患に用いられます。詳細は医師にお尋ね下さい。
服用上の注意 牛乳などカルシウムを多く含む食品と同時に服用すると効き目が低下しますので、同時に服用しないで下さい。

★≪京都大学泌尿器科  泌尿紀要 62 : 295-306,2016年≫
前治療で使用した抗アンドロゲン剤により変異が生じた受容体に対しても効果を示した可能性が考えられる.
エストラジオールがアンドロゲン依存性および非依存性前立腺癌細胞株に対し,細胞膜上のエストロゲン受容体結合を介して活性酸素種を産生するなど多彩なメカニズムにより殺細胞作用を示すことを報告している.
化学療法前の第 2 次ホルモン療法として使用する価値のある薬剤と考えられる

★≪日本新薬 データベース主代謝物であるエストロムスチン濃度は投与後2.2時間で最高値に達し、その後、13.6時間の半減期で消失した。≫

 なお、昨日2月23日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,697 訪問者数907」。

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