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てらまち・ねっと



 さてさて、昨日11月15日は、名古屋市立大学病院の放射線関係の診察。
 同大のことは、昨日のブログで紹介、12月の市民公開講座のことにもリンクしておいた。

●-1 名市大病院の放射線治療科
 (1) 私は、9月30日に、いまかかっている名大病院泌尿器科の主治医に、名古屋市立大学病院での放射線治療のための「紹介状」を書いてもらった。名大病院にも放射線科もあるのに、名市大病院の放射線治療科の「石倉聡医師」あてにお願いした。
 診療科部長代理と表示されている石倉医師の名市大病院の放射線治療科の紹介WEBは、以前にもリンク、抜粋して置いたが、今日も再掲しておく。

 (2)≪「切らずに治すがん治療」を推進≫って、
最近では、どこでも掲げてある基本のキャッチコピー。

 もちろん、名古屋市立大学病院の放射線治療に関するWEBにも、そのように書いてある。
 ただ、私が、注目するのは、なんといっても、自分に近い話題である。つまり、「前立腺がん」。
 
 その観点で、同大のWebページを見ると私には"誘惑的"。
 どんな言葉かというと・・・
 ≪放射線治療はほとんど全ての癌・悪性腫瘍が対象。「切らずに治すがん治療」を推進≫
 
 続けて、説明の最初にまず
 ≪なかでも「前立腺がん」≫とくる。

 ≪主な疾患≫の最初に「前立腺がん」が挙げてある。
 そして、癌種の列記の後には、私の今回の目的とする「転移性骨腫瘍」も、ちゃんと言葉の表現として掲げてある。

●-2 診察と照射の実際
 (1) 最初の診察は、10月11日(月)。 
 その日のことは、「身体に書き込まれた目印」の写真入りで10月12日ブログに書いた。  ⇒ ◆「CTシミュレーション」放射線治療計画/名古屋市立大学病院 放射線治療科で

 (2) 実際の照射のことは、10月18日のブログで、次のように書いた。
  ⇒ ◆放射線治療をずっと希望していたけど、やっと、初めて受けることができた。今日から/名古屋市立大学病院で/外部照射治療の高精度治療の比率は約60% 大学病院ではトップクラス(同大)

 「国立大学病院」(しかも、そこには放射線科もあるのに)からの紹介状で、市立大病院に治療に行くことは、あまり例はないだろう。
  私がそうした選択理由もブログ後半に分かるようにしておいた。  
 同大の放射線関係のデータにリンクし、私が紹介状で診察をお願いした石倉医師の関連も載せた。
  ★≪●名古屋市立大学病院 ホーム > 診療科・中央部門紹介 > 診療科 > 放射線治療科/診療科部長代理からのメッセージ 石倉聡≫

 (3) 2日目、19日から22日のことは、10月22日のブログに書いた。
  ⇒ ◆びっくり。良く効く放射線照射・緩和治療 春から軽い痛みが続いた左肩から痛みが ほとんど飛んだ/「そんな簡単になくならないよ」「また、ぶり返すことも」などとの指摘もされた
    ★ 緩和的な放射線治療/初日は、位置決めが丁寧にされた/意外だったのは/肝心の痛みは・・・/微熱がある

●-3 肝心の私の痛みはどんなものだったかの再確認
 (1) 前記10月12日ブログに書いたので、簡潔に書けば次。
 私の腫瘍マーカー PSAは、4月の800から下がりつ続けて7月222、しかし8月265と上がって、9月末は758。
 通常は、骨転移の癌が動いているという診方しかできない。 
 
 石倉医師は、私の現状について、「腫瘍マーカーが高いのは骨(転移している癌が活動していること)から来ているのでしょう」、との意見。
 素直な見解といえばその通りだけど、泌尿器の医師からは、「薬が効かずに、上昇するのはなぜだろう? もうホルモン療法薬は効かないから『抗がん剤』しかない」そんな旨ばかり。もちろん、それが間違っているわけではない。
 しかし、放射線科医の「マーカーが高いのは骨から来ている」そんな単純な表現の話はなかったから、とても新鮮に感じた。

 (2) 私は、「現時点の痛みは、左肩のあたり、腕、腰のあたりという自覚」との旨を説明した。 
 医師は、CTの画像を開いて見せてくれて、「たぶん、このあたりとか・・・・」というような具体的な説明。
 医師からは、「腕とか、他の部分が痛いと感じるのは放散痛だろう」(放散痛=広く外側へ散らばるような痛み)
 「ともかく、(転移が多いので)どこが痛みの原因かは決めにくい。少し広い範囲に照射しよう」という主旨の説明。

 (私の内心) そうなんだよね、転移が画像的にも数が限られている人は、そこが明確だから狙って照射すればよいけれど、私のように全身・転移だらけという画像では、放射線照射のターゲットが決めにくい・・・そこは、素人でも納得できた。

 (3) 私の痛みは、照射の開始日から快方、つまり、痛みが減っていると感じたので、医師や看護師に伝えた。
 が、上記の10月22日のブログにも詳述したように、「そんなすぐに効くことはありえへんこと」との声。
 ま、「照射の効果がどうかは、1か月後ぐらいに分かる」ということで昨日の確認の診察日が設定された。

●-4 昨日11月15日の診察の報告
 (1) 紹介状で他医院に来たことについて
 医師は冒頭、「名大の(放射線の)先生方はよく知っています。先週も学会で話しをしていました。
 交通の便が大きく違うとかならともかく、どうしてわざわざ私の方へ・・・?」
 
 私「率直に、(私のような超ハイリスクの前立腺がん患者に関して)治療の件数・実績、具体的な照射の仕方など違うと思うからです」
 (私は、切り出しにくい「どっちがいい??」という触れにくいことについての話題をクリアして下って、助かった)

 私「それにしても、放射線(治療)って(効果)がすごいですね」

 医師「それ、放射線じゃなくて、『石倉がすごい、では』(笑)」と返された。
 私としては、それってまさに、こちらが、「他院の専門医への紹介状」を書いてもらったゆえんだ。

 (2) 痛みがほぼ、なくなった
  次に私は率直に、左肩や周辺部の痛みはほぼまったく、「言葉を控えて言うとしても」と前置きして、「痛みは90%消えた」、「肩の可動性も同様」「腰、足の痛みは全くない」との旨を伝えた。

 医師「それは良かった。そんなに放射線が効く人って珍しい。
   余裕に残してあった『痛みが残った場合の追加の照射』はもう無にしますね。
   腰も照射し(ないという照射の方針を選択し)なくてよかった。」

  医師「では、これで、今回の紹介状での治療は全部済んだということにします。」

 (3) 私たちの質問は粘る
 私、「効果的な治療をありがとうございます。少し質問です」
 「私は、骨転移が多いので、痛みがないところの照射をして癌を何とかする、という選択は保険上、認められていないのでしょうか?
  転移の個所をもっと減らすことが出来たら、保険上、放射線治療をやってもらえますか?」

 医師「保険がどうこうということではありません。その人にそれが必要なら、ということですね。あまり照射して『利益追及』なんて言われてもダメだし(笑)。」
 医師「前立腺がんは、基本としてPSAの数値で見る。薬を使っても、PSAが上がっていくという場合なら、放射線で治療、ということもあるでしょう」

 私「『前立腺・原発巣』への照射も同じ考え方ですか?」
 医師「以前、ご希望をされた『前立腺』への照射も、例えば『血尿がある』とかということになると、ないことではないですが・・・」

●-5 それで、昨日の診察での最大の収穫はなにかというと
 A、 放射線治療で冬以来の痛みがほぼなくなったことは、現実の成果だ。

 B、 そして、今回のように、「紹介状」というワンクッション入れるだけで、(たまたま、ごく近在に両大学病院があるという幸運あり)現実に発生している痛みを前提にそこへの緩和照射がやってもらえることが明確になったことは、今後への成果。

 C、 加えて、実際に同医師との関係性という点でも、1本の筋道・糸ができたことも同様。

 D、 何より、「薬を使っても、PSAが上がっていくという場合なら、放射線で治療という判断もあり得る」旨の説明があったこと。私の今の身体状況は、薬との関係でPSAが下がる、上がるなんてことをしているけれど、いずれは、PSAが上昇一方になる(癌優位になる)というのが現代医学の泌尿器科的な標準療法の常識。そのあとは、緩和医療なのか、病院を離れるのか・・・そんなきわどさがある。その泌尿器科的な標準療法が尽きたとき、実は別の観点があったと思えることは大収穫だ。

 とりあえず、ここまでを昨日の報告としておく。
 なお、昨日11月15日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,099 訪問者数974」。

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2021年10月8日 ブログから
 ◆「骨転移に対する緩和放射線療法」もっと 知ってほしい 前立腺がんの 放射線療法のこと(制作:NPO法人キャンサーネットジャパン)/骨転移に対する放射線治療(腺友倶楽部)

●骨転移に対する放射線治療の進歩と可能性/ 20.21ページ NPO法人腺友倶楽部 5号 2020年 2月10日
       前立腺がん、放射線治療でできること 浜松医科大学 放射線治療科 教授 中村和正 先生
|骨転移に対する放射線治療の進歩と可能性
限局性前立腺がんの治療のあと、骨転移が出てきたときに、これをどうするかについてお話します。
・・・(略)・・・

● 骨転移と症状
症状がない場合もあり、PSAが上がって画像で転移が分かった場合はホルモン療法、抗がん剤がメインになります。痛みがある場合にはだんだん強くなることが多いのですが、痛み止めや手術での対応もありますが、放射線も痛みを取るのによく使われます。
病的骨折などで急に痛みが強くなったりするときには、ぜひ主治医の先生に相談してください。
・・・(略)・・・

● 骨転移に対する放射線治療
骨転移の箇所が多ければ、放射性同位元素のラジウムなどの内部照射を行いますが、これは赤倉先生の説明にもあったので、ここでは主に外部照射についてお話をします。

骨転移に対する外部照射は、1回~10回、約1~2週間で終ります。
だんだん痛くなる痛み、折れると急に強くなる骨折の痛みなどに適用されます。

骨転移の痛みには物理的刺激(骨膜の圧迫、痛覚神経の刺激、骨折・微少骨折による痛み、神経根の圧迫・浸潤など)と化学的刺激(生理活性物質、pH低下)がありますが、放射線治療はどちらにも作用して痛みが取れると言われています。

効く可能性は大体8割ぐらい。完全に痛みが取れる人は4割ぐらいです。
副作用は当てる場所によって違いますが、軽度のことが多く、治療後は徐々に消失します。
また、痛みが無くても骨折予防のために放射線をかけることもあります。



● 骨転移に対する放射線治療の新しい役割
骨転移があれば、薬物療法というのがこれまでの考え方でしたが、転移のある患者さん(約2000人)に対し、前立腺に放射線を当てた場合にどうなるかという試験(STAMPEDE)の結果が昨年発表されました。

転移が3個以内の方には、照射を加えたほうが全身療法だけより生存率は良いという結果が出ました。転移の数が少ないいわゆるオリゴメタについては、引き続き多くの研究が実施されています。
転移が多数の場合は、ラジウム223による内部照射という手段もあり、将来はPSMA療法という新しい治療も入ってくることでしょう。これから前立腺がんの治療も、新しい分割法とか照射法が進んでいって、全身療法とのコンビネーションが工夫され、より良い治療が進んでいくと信じております。
 



コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (bobkundaisuki)
2021-11-17 12:19:55
こんにちは、てらまちさん。放射線照射で症状が改善されたとの事、おめでとうございます㊗️
この先、転移巣への放射線照射の技術的な向上や新薬の開発で、転移性の前立腺癌も生存率が大幅に向上していくと思います。いち早く効果的な治療を開始するためには、主治医の指示通りの治療だけでなく、患者もアンテナを張って行くことが大切だと思いました。
 
 
 
今後 (●てらまち)
2021-11-20 20:44:23
bobkundaisukiさん、

ありがとうございます。

>放射線照射の技術的な向上や新薬の開発

いったん、「転移性」となった場合は、そこに期待し、注視していくことが、改めて大事だと感じます。

>患者もアンテナを張って

おっしゃる通りですね。
 
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