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てらまち・ねっと



 今日は、名古屋市立大学病院での放射線治療。
 「大学病院」からの紹介状で(しかも、そこには放射線科もあるのに)、市立大病院に行くことは、あまり例はないだろう。
 その私の選択理由は、今日のブログ後半に分かるようにしておく。

● 10月11日は、名大病院でこちらで指定した医師への診察紹介状を出してもらって、決定した初診日。
 同大WEBの「放射線治療の流れ」(後半でリンク、この部分では抜粋)に従って、まとめておく。

≪中央診療棟地下1階 高精度放射線治療センター 診察室
1.午前 【診察】/放射線治療を受けると決定すれば、治療開始日や期間、副作用などの説明を受けた。

2.午後 【放射線治療計画用CT撮影】
 診察後に治療計画を立案するために必要なCT撮影を行います。治療する部位によっては固定具の作成や呼吸を管理して撮影。
 木曜日から可能との旨だったが、こちらの希望日程に合わせて、10月18日からと決まった。

3.その間(の病院側) 【放射線治療計画の立案】
 撮影したCT画像をもとに医師・診療放射線技師・医学物理士により放射線治療の計画を立案。
 治療計画が適切であるかを医師中心に多職種で確認し、決定。

4.今日、10月18日11時【Radixactによる位置照合 治療位置の確認】
 X線画像やCT画像を治療直前に取得する画像誘導放射線治療を積極的に活用して、立案した計画通りに治療できるかを確認。
 治療位置が照合でき決定すれば放射線照射。≫

●とまあ、こんな流れ。
 今日は、「4項 治療位置」と実際の照射。その後は、医師、看護師、技師との面談。
 
 照射室では、約30分近くかかった。
 まず、「第1 リアニック」室に入って、11日の「放射線治療計画用CT撮影」の時に付けた目印に追わせて、その時の姿勢の位置決めに戻る。
 それからが、結構大変だった。
 「位置照合」のためのもっと詳細なマーカーが結構たくさん書き込まれた。
 
 私からするとこの後に「では、照射します」、といわれた。
 パートナーによれば、廊下側では、この11時28分ごろらしいが、「照射中」と2回表示されたという。
 しかも、ごく短時間。

 終わって、上着を着ながら機械などをよく見ると「True Beam」と書いてあった。
 廊下に出て、別室で、医師らと面談。

● いずれにしても、こんなことを経験する人はまずいないし、もしすることになったらという人のためにも、
 11日付けたマーカーと今回の書き込まれた詳細なマーカーの比較写真を載せておく。 (一部、ぼかしあり)
 私は、「肩甲骨から左腕」部。
 この治療の同意書に書かれた病名は「転移性骨腫瘍」。

 ともかく明日からは、この位置を前提に照射するだけだから、すぐに済むらしい。

 というとで、今日は、名市大のWEBから、関連部にリンク、抜粋しておく。
 「全放射線外部照射治療における高精度治療の比率は約60%となっており、大学病院ではトップクラス」
 「トモセラピーのうちの1台は、平成29年10月からアジア初として稼働。コンピューター治療計画装置ではRay Stationが平成27年から日本初として7台が稼働」
 等と自負している記述もある。

 なお、昨日10月17日の私のブログへのアクセスは「閲覧数1,586 訪問者数903」。

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★10月11日のマーカー ⇒ ◆10月18日のマーカー


●名古屋市立大学病院 ホーム > 診療科・中央部門紹介 > 診療科 > 放射線治療科
     診療科部長代理からのメッセージ 
名古屋市と周辺地域の医療において重要な役割を担う本学の放射線治療科では、リニアック1台、トモセラピー2台とコンピューター治療計画装置11台を有しており、1台のリニアックはTrue Beamです。
またトモセラピーのうちの1台は、Radixactであり、平成29年10月からアジア初として稼働しています。コンピューター治療計画装置ではRay Stationが平成27年から日本初として7台が稼働しております。これらの装置を駆使して、頭部および体幹部の定位放射線治療(ピンポイント照射)、強度変調放射線治療(IMRT:部位により放射線の強度や形を変化させる治療)をはじめとして、幅広く放射線治療を行っております。
 放射線治療はほとんど全ての癌・悪性腫瘍が対象となります。当院でも対象疾患はすべて診療しておりますが、なかでも前立腺がん、乳がん、肺がん、食道がん、子宮がんなどで「切らずに治すがん治療」を推進しております。がんの治療で迷われた場合も是非受診ください。

診療科の特色
放射線治療科では、定位放射線治療およびIMRTを積極的に行っています。最新のリニアック1台とトモセラピー2台を駆使して、これらの高精度放射線治療を行っていますが、全放射線外部照射治療における高精度治療の比率は約60%となっており、大学病院ではトップクラスです。小線源治療、放射線温熱療法、核医学治療にも対応しております。

診療・治療に対する心がけ
放射線治療科では放射線治療関連機器をフルに活用し、患者さんが侵襲の少ない、最適な治療を受けられるよう心がけています。治療方針については、患者さんとの間で十分なインフォームド・コンセント(説明と同意)を行った上で治療を進めています。
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主な疾患
前立腺がん、
肺がん、乳がん、頭頸部がん、食道がん、頭蓋内悪性腫瘍、子宮がん、膵臓がん、皮膚がん、転移性骨腫瘍など
主な治療法
放射線治療
核医学治療(ゼヴァリン・ゾーフィゴ・ヨード)

●名古屋市立大学病院 ホーム > 診療科・中央部門紹介 > 中央部門 > 中央放射線部 > 放射線治療部門
   放射線治療部門
放射線治療とは、手術・化学療法(抗がん剤治療)と並ぶがん治療の3本柱の1つであり、放射線をがん細胞に照射しDNAにダメージを与えることでがんを治す治療法です。がんを切らずに治し、臓器の機能を温存できることが放射線治療の特徴です。

当院では、中央診療棟地下1階および喜谷記念がん治療センター(東棟)1階において、3台の外部放射線治療装置を有しており、強度変調放射線治療(Intensity-Modulated Radiation Therapy : IMRT)や定位放射線治療(Stereotactic Radiotherapy : SRT)といった高精度放射線治療に積極的に取り組んでいます。また、Co-60を線源とする密封小線源治療装置(Remote Afterloading System:RALS)1台が稼働しています。

リニアック
リニアックは直線加速器(Linear Accelerator:Linac)とも呼ばれる汎用型の放射線治療装置です。当院のリニアックはTrue Beam(Varian Medical Systems)という装置で、小さながん病巣へのピンポイント照射である定位放射線治療(SRT)、照射する放射線の強度を変化させることでより複雑な病巣に照射が可能な強度変調放射線治療(IMRT)、さらに装置が回転しながら放射線の強度を変化させて照射を行う強度変調回転照射(Volumetric-Modulated Arc Therapy:VMAT)など、高精度かつ幅広い治療を行っています。


位置照合システム「Exac Trac」(BRAINLAB) により、放射線治療室の床に埋め込まれた2つのX線撮影装置を用いて2方向からX線撮影を行い体の位置ずれを計算し、ロボティックス寝台を用いて位置ずれに対して頭尾方向、左右方向、高さ方向のみならず回転のずれを含めた6軸方向から補正を行うことで非常に精度の高い位置合わせが可能です。当院では、このExac TracシステムやCT画像などの放射線画像により位置の照合・修正を行う画像誘導放射線治療(Image-Guided Radiotherapy:IGRT)を必要に応じて用い、正確な放射線治療を提供しています。

呼吸により大きな動きがある病巣に対しては、一定の呼吸相に合わせて放射線を照射する呼吸同期照射を行うことが可能です。この技術により、放射線を当てる範囲を病巣だけに限定でき、正常組織の副作用を減らすことができます。また、左乳がんの乳房温存術後の乳房に対する放射線治療において、深吸気息止め(Deep Inspiration Breath Hold:DIBH)照射を行っています。左乳房は心臓が近いため、深吸気息止めにて照射を行うことで心臓への線量を抑え、副作用を低減することが可能です。

トモセラピー
トモセラピーはCT装置の原理を応用した強度変調放射線治療(IMRT)の専用装置で、毎回の治療前にCT画像を撮像し、がん病巣や正常組織の位置の照合・修正を行ったうえで照射を行います。これを画像誘導放射線治療(IGRT)といい、非常に高い精度で位置合わせが可能となります。トモセラピーでは体の周りの360度方向から螺旋状に放射線を照射することにより、複雑な形状のがん病巣に対しても形状に合わせて集中的に照射することができ、がん病巣には十分な線量を当てながら正常組織の線量を低減することが可能です。

当院では、平成29年10月にアジアで初めて導入したトモセラピーであるRadixact(Accuray)を含め2台のトモセラピーを有しており、全身の様々な部位に対して高精度放射線治療を積極的に行っています。

密封小線源治療装置(RALS)
密封小線源治療装置(RALS)は放射性同位元素から発生するガンマ線を用いて体内からがん病巣に放射線を照射します(内部照射)。当院では、放射性同位元素にCo-60線源を用いた腔内照射を行っており、体内にアプリケータという金属の器具を挿入しそのアプリケータ内に線源を停留させることで治療を行います。主に子宮がんや膣がんに対する治療を行っています。

温熱治療装置
温熱療法はハイパーサーミアとも呼ばれ、がん組織が正常組織に比べて熱感受性が高い、つまり「がん細胞は熱に弱い」性質を利用した治療法です。正常組織は加温されると血管を拡張させ血流を増やして熱を逃がすことができますが、がん組織は加温に対して血流がほとんど増加しないため熱を逃がすことができず温度が上昇し、温度に耐えられず死滅していきます。また、温熱療法は放射線治療や化学療法(抗がん剤治療)などの効果を増強することがわかっており、他の療法との併用でより効果的に治療を行うことができます。

当院では、令和2年3月に温熱治療装置であるサーモトロン-RF8 GR edition(山本ビニター)を導入しました。従来の装置に比べ操作性や治療精度が飛躍的に向上し、より効率的かつ質の高い治療の提供に取り組んでいます。
相談があれば医師・診療放射線技師・看護師が伺います。

(昨年までのページと思われる ⇒) ●放射線治療の流れ
 中央診療棟地下1階 高精度放射線治療センター 診察室
1.診察
患者様の病気に対して放射線治療が有効であると判断された場合に、放射線治療科/高精度放射線治療センターを受診して頂き、放射線治療担当医の診察を受けて頂きます。そこで、放射線治療を受けると決定すれば、治療開始日や期間、副作用などの説明 (オリエンテーション)を行います。

2.放射線治療計画用CT撮影
診察後に治療計画を立案するために必要なCT撮影を行います。治療する部位によっては固定具の作成や呼吸を管理して撮影します。

治療計画
3.放射線治療計画の立案
撮影したCT画像をもとに医師・診療放射線技師・医学物理士により放射線治療の計画を立案します。治療計画が適切であるかを医師中心に多職種で確認し、決定していきます。

Radixactによる位置照合
4.治療位置の確認
 X線画像やCT画像を治療直前に取得する画像誘導放射線治療を積極的に活用して、立案した計画通りに治療できるかを確認しています。治療位置が照合でき決定すれば放射線照射になります。


コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (bobkundaisuki)
2021-10-19 13:51:13
こんにちは、てらまちさん。
ドキドキしながらブログ読ませて頂きました。
私も昨日、奈良県立医大にてCT撮影、位置合わせをしてきました。今腰の両側や腹部にマーカー跡がある状況です。
私の場合は、ターゲットは前立腺への外照射ですが、来週から連続25回実施する予定です。
また、骨への照射の状況などブログで読ませて頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。
 
 
 
しっかり (●てらまち)
2021-10-20 21:46:14
bobkundaisukiさん、

>昨日、奈良県立医大にてCT撮影、位置合わせ

それはそれは、なんと偶然なんでしょう。
癌の進行度は全く違うのに・・・(笑)

>来週から連続25回実施する

しっかりの照射、滞りなく済むことを遠方より願っています。
 
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