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てらまち・ねっと



 6月上旬の田植えのあと、水田には一歩に入っていない。
 それが紙マルチ田植えの特徴。
 入りたいことがあったとしても入れない。
 なぜかというと、水田に足を入ると紙が破れ、そこに草が生えるから。

 うちでは、水田の雑草のほとんどはコナギ。
 土が肥えた田に増えるといわれが、ありがたくない草。
 放っておけば全面に広がり、稲の生育が停滞する。

 いずれにしても、私は、「元肥なし」のイネ作り。
 7月下旬ころに施肥する方法。目安は「出穂40日前の追肥」

 そのあとには野菜のこともふれる。
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ここのところ6位、7位あたり

 イネの品種「ハツシモ」の田植えのときの様子は
   ⇒ ◆無農薬栽培/紙マルチの田植えも済んで ・・
機械植えした水田-1
(ここは水利がよくないので水が無いことも少なくない)
(中の写真) 一般の水田のように干して、土にヒビが入るほど
(右の写真) それでも、基本的には草が生えていないといえる。
    

  
(左の写真) 植えるときの様子
(右の写真) 機械が植えていって、次に帰ってくるときの、
紙と紙のつなぎ部分には ドロ が乗って
 そこに草が生えるという理屈
   


機械植えした水田-2
(ここの水利は中位、水が無いこともある)

機械植えとしての髪の重なり部分に土が乗って、草が生える。
裏返せば、紙マルチがなければ、
水田の全面がこのようになるということ。
(右の写真) 7月終わりには、紫のきれいな花を咲かせる コナギ
 うちの水田の代表的な雑草だ。
    


手植えした水田・畑の横
(ここは水利が比較的よい)
今年は苗の箱数も余裕があったので、
試しに、一箇所の株数を多目に植えてもらった。
例年の3割り増しほど。どうなるかな。
なお、密植や厚植したところに、多肥栽培だと
すぐにイモチ病など病気が蔓延する
うちは、例年、ほとんど被害が無い。
それも「元肥無しの追肥だけ」の栽培ゆえだと思っている。
 


    


水を切らさなければ、紙マルチ栽培だと、まず草は生えない。
もちろん、川原の砂のような水田だと、
何しなくても、ほとんど雑草は生えないという信じられない違い、
放っておけば すぐに草原になるこのあたりの   壌土 埴壌土 では、
   


(左)細長く、味は絶品の すくなかぼちゃ もう50センチ位
白いかぼちゃ 「九重栗(白)」  産地情報
(右)冬まで持つ そうめんかぼちゃ 今、縦20数センチ。今年は大きい
    


岐阜県の南部(から東海地方)の伝統野菜
先日のNHKの全国放送でも流されていた
 十六ササゲ  産地情報
サヤが30から50センチになる細長い豆
    


スイカやウリ
北海道に行っているうちに、ツルやられてしまった。
1キロほど離れたところの友人は、
庭の畑のスイカやウリをサルにやられてしまった、と
先日嘆いていた(目撃者ありだという)

ここでは、サルじゃないと思う・・・
2年続きのアクシデント に 声がでない
(昨年は「動物による被害」だけど、
今年は「管理不全」かもしれないとも思っている)
  

今年初めて作った イエロートマト
まあまあの味。



トマトの雨よけ栽培3年目 効果は抜群
北海道に行って自分は一度も雨に会わずに旅したけど
東海地方は大雨続きだったらしい
それでも、農薬なしなのに、病気で萎縮や枯死する株は出ていない

ともかく、トマトは 梅雨が明けて
 連日のカンカン照りにならないと、味の本領を発揮しない
    


下仁田ネギ の苗
草に負けずに頑張って
ズドーン と がっちり 太くなった



 ● いきいきセカンドステージ
地域に軸足を移して暮らしを充実させたい熟年世代に発信するコラムです。園芸や有機農業に詳しい山県市議の寺町知正さん、「団塊の世代」の社会貢献や健康づくりを後押しするNPO理事長の中島幸雄さんが交代で執筆します

(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)
  除草に革命 「紙マルチ」
   【寺町 知正さん】2008年02月06日

 かつて米作り農家の風物詩といえば、手作業の田植えと四つんばいになっての草取りだった。暑い時期の過酷な労働で腰を痛めることもあって嫌われた。
 私は子ども時代から経験した。成人して自分の意思で有機農業を始めた時も、やはり手押しの除草機と四つんばいの草取りだった。

 私は、小道具を自作して正確に1尺角に苗を植え、手押し除草機が縦と横に通れるようにした。その後、動力付き除草機を導入し、格段に楽になった。それでも、稲株の周りは手で除草しなければならなかった。

 時代は進み、再生紙で作った「紙マルチ」を水田の表面に広げながら苗を植えていく専用田植え機が開発された。約10年前に田植え機を友人らと共同で購入して使っている。何と楽チンなこと。いったん田植えをすませたら、欠株や異物、草があっても紙が破れるから田に入らない。田植えの後、草取りは夏のほんの補助的作業になった。

 この農法は田植え機がなくてもできる。

 紙マルチは幅160センチ、長さ100メートル、重さ約25キロのロールなので、2人で紙の左右を持って水田に広げ、両側から手で苗を植えれば良い。バックして紙を広げつつ植えることもできる。切って幅や長さを変えても使える。変形水田にも有効だ。無農薬稲作に挑んだり、グループで楽しんだりもでき、教材向きといえる。現在では紙マルチに種もみを着けて直まきする方法まである。

 この紙マルチは畑でも使える。
 
 私は6月中旬に田植えをする予定だが、4月から5月にする地域もあるので、今年からぜひ試してもらえるように早めに紹介させてもらった。
 次回は、桜の咲く頃に植えるヤマイモの簡易栽培のことに触れたい。


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