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43マイクロワールド

1/43スケールのカーモデルキットの製作を中心に、模型の話・レースの話・クルマの話・なぜかサッカーや映画の話題など。

色も、色々。

2015-01-20 | Ferrari 330P4

ゼットモデルのオンライン・ショップが閉店ということで、残念と言えば残念ですがこれも移ろいゆく人の世の常ですね。

思えば、私が43模型を作り始めたころ、雑誌「モデルカーズ」の記事でゼットモデルさんが発売したF1用センターロック・ピンを知って、当時まだネット環境になかったため電話注文で購入したのがゼットモデルのパーツとの初めての出会いでした。
電話対応だけですぐに誠実な人柄が想像できるゼットモデルさん、その誠実さはその後の製品にも表れてましたね。

それからロムやラクーンを通じて通販でも購入できるようになり次々と発売される魅力的な商品を、応援する気持ちもあって出来るだけ買わせていただきました。精力的に新商品を開発されていた頃はさすがに全部買うというわけにも行かなくなりましたが、いつでも高品位な製品が用意されて、安心してキット製作を楽しめる環境を提供していただけた思いです。

せっかくだから閉店前に少し買い込んでおこうと思いましたが、もっとも需要がありそうなシートベルト金具のエッチングはすでに品切れでした・・・。先月、ハンドル・スポークのエッチングを買った時についでに買っておいて良かった。

これからは、別のところから似たような商品が供給されることもあるかも知れませんが、とりあえずは無いものは自分で工夫して作る、という気持ちも大事ですね。ゼットモデルさんも元々はそんな気持ちからパーツを作って、それを我々は分けてもらっていたんですから・・・。

 

 

さて、前回は次こそは色塗り・・・と思っていた330P4ですが、なかなかすんなり塗装に進めません。

リアエンド下部につく二つの箱状の部分の形が気に食わないので修正したり、排気管出口付近のこのエッチング・パーツをアルミ板で作り直したりしてました。別にパーツに問題があったわけでなく、私が削り過ぎてパーツをダメにしちゃっただけなんですけどねw

で、ようやく色塗り開始。

あー、真っ白になったとこ画像撮るの忘れた・・・。痛恨のミス。

すでにストライプが入ってます。

デカールもありましたが、段差が出来るのが嫌で塗り分けしてみることにしました。
デカールの黄色は基本色の黄色で、明る過ぎる気がしました。通常、デカールに使われる色は基本色で、特色と言われる調色した色が使われることはほとんど無いですね。
エキュール・フランコルシャンの黄色、ベルギーのナショナル・カラーでもありますが、この個体のカラー画像はあまり無いのですが他のクルマの色を見てみると比較的くすんだ色で、基本色の黄色とは違うみたいです。

なので、ふだん飛行機の黄色帯の塗装などに使っている適当にくすませた黄色を塗ってみたのですが、マスキング剥がしてみたらなんか黄土色みたいに見える・・・;;

人間の眼というのはいい加減なもので、深緑などの濃い色の中だと明るく見える黄色でも、周りが白だと全然違う色に見える。というか、これが本当の色か・・・。

しかたがないので、またクソ面倒くさいマスキングをし直して、ちょっと明るめに直した黄色を塗り直しました。

うーむ、あんまり変わらないかも・・・

濃い色の上に重ねると、どうしても濃くなってしまう。まあ、周囲が赤になれば目の錯覚で少し明るめの黄色に見えるでしょうと・・・。

次に進みましょう。

 

赤をどんな赤にするかも大事なんですが、赤という色は下地の色や塗り重ね具合でもずいぶん発色が変わりますね。

情報を集めると、白下地にすることで発色が良く明るいキレイな色というのは常識ですが、ピンク下地にすることでさらに赤の発色が良くなるそうで。まあこれも常識ですね。

と言うことで、このあとドピンクに塗った画像を撮ったはずなんだが、探しても無い・・・録り忘れたのかなあ、せっかくのネタ画像なのに、ダメだなもうアルコールで脳が溶けてんのかな・・・・・。

ピンク下地については疑問もあります。白地に赤を吹き付けると、最初ピンク色に近い色になるじゃないですか。それで同じなんじゃないの?と、思わないでもない。

しかしそれは違いますね。赤自体は透けやすい色なので一瞬ピンクになりますが、塗り重ねるとどんどんムラが増えていきます。白下地だと出っ張っている部分やエッジは薄く、窪んだ部分は濃い赤になります。下地の白が透けなくなるまで厚く塗り重ねることでムラが無くなりますが、色は濃くなってしまいます。
これがピンク下地だと、白下地と違って赤を乗せるとすぐ赤くなるのでムラになりにくく、早く全体を同じ赤に出来るのです。塗り重ねれば色が濃くなるのは同じですが、重ね具合で色合いをコントロールする範囲が広くなるんですね。

今回は、あまり濃くなり過ぎないようにしたかった。自分の中では昔のフェラーリは比較的明るい赤、でも現代のように発色の良い赤では無い、というイメージなんですが、模型的にはやっぱり発色は良くしたいですね。このへんは正確な考証というよりは自分の好み優先です。

フィニッシャーズやガイアの赤とか、クレオスのGXカラーなど赤は色々選べますが、私は最近はクレオスのスーパーイタリアンレッドのみ使ってます。近所の家電量販店でも購入できるし、色々使って混乱するより安定した色合いをキープしやすいと思うからです。
色合いは塗り重ねでも変わりますから、なるべくブレる要素を少なくしたいのです。

マスキングを剥がすと、黄色とのバランスもいい感じです。

一見、問題ないようですが、よくよく見ますと・・・

塗装面はデコボコだし、奥のほうはミストでザラついてるし、吹き漏れはあるし、境界線は跳ね上がってるし・・・

この境界線の跳ね上がった部分を均すと、境界線がビシッとキレイな直線にならずにガタガタになる可能性があるんだよね・・・。

正直、デカールで良かったと、ちょっと後悔もしている・・・。

ま、まあ、なんとかなるでしょう・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 



6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ワタナベ)
2015-01-21 11:06:44
お、遂にボディカラーが入りましたね。

私は古い車の赤って言うと「くすんだ感じ」という印象は同じですけど、その感じを出すのにグレーサフにそのまま赤を乗せます。実車に忠実とかよりも自分の印象第一なのは同じですし、人それぞれやり方も感じ方も違うのは当然なんですがね。

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Unknown (おひつじ@tak)
2015-01-21 20:02:25
>ワタナベさん
サフの上から赤だと確かに色がくすんで年代を感じさせる色になりますよね。ロードカーの量産車とかだとそうゆう色が似合うかも知れません。
ただ、フェラーリにはレースカーであれロードカーであれ、地味な赤を塗る勇気はありません・・・。
当時そのままの設定か、現代まで生き残っている車両という設定かでも、色の選択は変えていいかも知れませんね。
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Unknown (Ohtoro)
2015-01-22 17:11:11
塗装工程待ってました~
画面を通して見る黄色は2回目の方が断然よいように思います。ひと手間が功を奏しましたね。

塗装工程って、マスキングしたり埃などに気を使ったりと割と集中力が必要で写真撮り忘れがちになります。
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Unknown (おひつじ@tak)
2015-01-22 21:26:24
>Ohtoroさん
画像、2回目の黄色はやや露出オーバーなので正確に比べられないです。最後のクローズアップ画像では普通の「黄色」に見えるし・・・。色の話を書くなら、露出は揃えないといけませんね、反省。
赤で囲まれてみると大体イメージ通りの黄色に見えますので、満足してます。
塗装に限らず、作業に熱中してる時は画像撮り忘れますねwうまく行った時は、記念に撮りたくなりますけど。
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Unknown (新米パパ)
2015-01-23 13:01:59
昨夜、ゼツモさんのシートベルトのストックを確認したら3色計で6セット。それに対して積みは…(--;
古いタメオのキット用に重宝してたサスアームセットが入手出来なくなるのも痛いです。

お、カラーリングまで終わってますね!拘ったフォルムが映えてすでにカッコいいです(^^)
うちにも色んな赤があったりしますが、気に入った同じのばっかり使ってたりしてます。
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Unknown (おひつじ@tak)
2015-01-24 17:53:30
>新米パパさん
シートベルトのバックル等はキットのもので使えるのもありますし、サスアームは金属板から自作もできます。
ほかから良いパーツが発売されることもあるかも知れませんが、工夫して何とかやっていきましょうw

P4、全体的なフォルムはあまり弄っていないんですよ。始めからカッコイイので、眺めてるだけでも幸せになれます。美しいマシンというのは模型であっても素晴らしいもんです。

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