
どちらかと言うと、気分転換にラクなの作ろうと思って始めたエレールのポルシェ928の製作でしたが・・・
例によって下手くその悪あがきをしてしまい、行くも戻るも出来ない状況で製作が止まってしまい、時間が掛かってしまいました。
失敗のあれこれは何とかリカバーしてきましたが、今回ボディーの下地作りをいい加減にしたために塗装後に整形跡が浮き上がってきたり、クリアーのヒビ割れを起こしたりして、もう直し切れないのでそのままにしてます。
一ヶ月ぐらい放置していたら、どうせ多少の出来の悪さも失敗も完成したら忘れてしまうさと開き直って、ゴールを目指す気持ちを取り戻せました。毎回のことですが、気持ちよくフィニッシュとは行きませんねえ・・・。
でも本当に、完成してしばらくすると失敗の悔しさも不完全燃焼のイライラも忘れてしまうんです。
いつまでも出来ないことをやろうとしてあがいているより、次のキットを作る楽しみを早く味わうほうが良いです。素人なので、そんなもんです。
マフラーはプラパーツでしたが、形が変なのでステンパイプに置き換えました。
ちょっと径が太過ぎますが、迫力あって良いでしょう。
出口の部分だけです。太鼓とかも金属で作り直すとチューニングした雰囲気が増すんでしょうけど、どうせそんな見えないので。
サイドミラーは運転席だけ。当時のドイツではOKだったんでしょうか?
キットパーツに磨いた洋白板を貼り付けてます。
ナンバープレートが無いと間が抜けた感じなので、キットに付いていたデカールをアルミ板に貼り付けてネームプレートにしてます。
本当は白地でしたが、変色して変な白になってたので、クリアーイエローを塗ってます。バラバラ防止兼用です。
しかし、一日水に漬けておいても台紙から浮いてきませんでした。無理矢理はがして貼りましたが、軟化剤を塗るとシワシワになるし、反りくり返ってくるしでヨレヨレになっちゃいました。
ノーズ側はまだ見れますが、テール側のはかなり残念になってしまってます。
木製台座に固定。
ちなみに、私はいつもこの台座を自分で削り出して作ってます。
ノコギリで一定の大きさにカットして、あとは特別な工具など使わずにカッターナイフだけでフチを丸く成形してます。
展示用の台座ではないので、モデルが収まるギリギリの大きさです。完成品の保管になるべく場所を取らないようにするためです。
展示会に持っていく時には、皆さんのような立派な台座に乗せてやりたいですが・・・まあ展示会に行く気力がすっかり失せているので、あまりその時のことは考えてないですね。
というわけで、どうにか年内に完成しました。完成画像集は次のログでまとめておきますね。
エレールのプラキットが手を入れてあげるとここまで良くなるとは!あらためて吃驚しております。
ボディカラーと内装色の組合せも正に928のイメージです。
あと木製台座の件で2度目の驚き!
やはり「上手い人は何作っても上手い」です。
どうもー、ご無沙汰です。
エレールは、さすが大手のメーカーだけあって正確な考証、おフランスらしく美しいスタイリングは良いところだと思います。
ただ、タイヤハウスから向こうが見えるとかウインドーにモールドされたワイパーとか、とんでもない省略をしてくるので、そういう部分だけ直してあげると出来が良くなりますね。
今回もそういった修正がメインで、あとはキットのパーツを生かしてそのまま組んでます。画像では分かりにくいですが、実際はアラだらけですよw
台座も適当に作ってます。市販品のような垢抜け感もないですし、でも一応手作り模型なんだから台座も手作りがいいかなと思ってます。30分ぐらいで出来ちゃいますが、技術があればもっとアーティステックな台座も作ってみたいですね。
自分では「物づくり」は決してうまいとは思ってません、toritomeさんをはじめ、手際よく上手に作られるかたがいっぱいいて、凹んでばかりですよ・・・。
いつまでも出来ないことをやろうとするより、次を作る楽しみを味わうほうがいい・・・私も最近すごくそう思います。工作をどこまでできるか、どれだけのスキルかということは人それぞれですが、自分で「もうこのへんにしとこう」とやめといて完成させ、「さて次は何にしようかな」という楽しみに持って行く。私にはカーモデルのことは全くわかりませんが、そういった模型作りながらの「思い」には共感したり考えさせられるとこが多いです。
あのエレールのキットがここまで変身するとは!
ワタシも1台持っていますが左フロントフェンダーアーチが成型不良でエポパテ盛ったまま積んであります。でも手がかかるキットほど完成させた時の達成感があるように思います。
また違うエレールのキットの製作を期待しております。
ありがとうございます。やっぱり「完成」は嬉しいですね。気に入らない完成度でも、ゴールしないよりはいいです。
まあゴール直前のモチベーションは、次のキットを早く作りたい!の一心ですけどね。
カーモデルってやはりキレイな塗装とかつるつるピカピカにこだわるところがあって、ほかのジャンルと比べても厳しい感があるんですが、自分で作って自分で楽しむぶんにはそんな神経質にならなくていいんだと思えるようになりました。
>K野さん
どうもありがとうございます。キット所有されてるんですね。だったらあのパーツ状態の不安感分かってもらえるかとw
このキット、基本設計は悪くないんですが成型の品質が悪いと言うか、歪みがあったり透明パーツが厚いうえに透明感によどみがあったり、作ってみると色々苦労します。でも完成してみると美しいスタイリングで、どうにか報われた気もします。塗装の下地作りに失敗しなければなあと、つくづく悔やまれます。