
あっちこっちと手を付け放題ですみません、今日はパンテーラに戻りました。
テールランプは、キットは簡単なモールドがあるだけで、デカールを貼るようになってます、いわゆるプロバンス方式。
これは削り落として自作するってのがお約束のようになってます、いや別にデカールや塗り絵仕上げでも全然構わないと思うんですが、こうゆう光り物パーツはやはりそれらしく作りたいと言うのがカーモデラーと言うもの。
このへんの感覚ってのは、思うんですが日本人的なんでしょうかねえ。フランス人はテールランプのような目立たない部分は、付いてりゃいいやみたいな感覚なのかも知れません。
フランス人にとってカーモデルというのは全体の雰囲気を楽しむためのモノであって、ディティールを虫眼鏡で見て作り込みを楽しむとか、実車同様にハンドルやタイヤなどのパーツにもこだわる、なんて気持ちは初めっから無いんじゃないかと言う気がしてきます。
日本人の私は、仕方がないのでテールランプ自作しました。
どうやって作ろうかと考えるだけで結構疲れちゃうのですが、とにかくやってみようと言う事で。

透明プラを切り出して、洋白帯金でそれを囲む枠を作ります。

枠には洋白板をハンダ付けして、これをライトケースにします。
ちなみに最初のは上下幅が大き過ぎたので作り直してますw
あとは透明プラに分割線を入れ、裏からクリアーイエロー、表からクリアーレッドとクリアーオレンジで塗り分けてライトケースにはめ込み、ボディーに貼り付けたのがトップの写真です。
43のような小さなパーツは両面クリアーレッドで塗ると透明感がなくなります、しかし片面塗りだと深みが出ないので、私は裏側はクリアーイエローで塗るというやり方をいつもしてます。
透明パーツの接着はいつも気を使いますが、今回はカタチをピッタリに作っておいたので、ギュッと押し込んではめただけで、接着の必要はありませんでした。
ちなみに、洋白帯金とか透明プラとか偉そうに素材名を書いてますが、全部エッチングの切れ端とかランナーとかのゴミを再利用してます。
ところで実車のテールランプは、ボディーパネルにやや埋まるようになってまして、こんなに取って付けたような形じゃないです、本来ならボディーを掘り込んでおけば良かったんでしょうけど、まあ思い付きで作ってますんで、こんなもんです。
あとで気付いたんですが塗り分けは普通のロードカーの写真を参考にしましたがデカールだと縦三分割になってる…実際はどうだったんでしょうかね、なにせこの個体の資料ゼロですんで、(いや、インストに前方からの写真1枚)
検証しようがないです、どうでもいいです。
(写真:プロバンス1/43 デトマソ・パンテーラ LM72)
ところで昨日たまたま見てた某雑誌のバックナンバーでこのキットの発売告知をみました。2004年の発売なんですね、これ。
完成写真ではノーズにフォグライトが付いててかっこよかったです。
まあ、こっちは単純なカタチですからねえ。
丸型テールランプ削り出しとは難易度違いますよw
2004年…そうそう、プロバンスがポシャる直前だったと思います。
ノーズのライト(ルマンなので、フォグと言うより補助灯?)は、面倒なのでカバーしちゃおうかと思ってんですが、ダメ?
「さすがにデカールだときつい」→「作らない」
というパターンになっちゃいます。
最近、こっちのブラバムも停滞気味です。なんだか疲れてしまって・・・。
完成時の影響ポイントがメチャクチャ高いんですよね。
なのにキットメーカーは過小評価しがちな部分でもありますわな。
特に海外はスケール・素材問わずに軽視しがちな気がします。
うーん、余計な振りしちゃったかな…
リクエストにお答えして、開眼させますか!
>Yoshitakaさん
あー、あるあるーヘッドライトのデカール表現!
しかも妙に頑張っちゃって写実的に描きこんであるんですよね~それがまた痛い。
自作は、大変な部分もありますけど自分なりの表現ができるクリエイティブな作業でもあります。
敢えて楽しんで挑戦しましょう!
>@河童さん
やはり、考え方の違いなんでしょうかね。
日本のプラキットの出来が良くなってきているのは日本のユーザーの要求に答えた結果なのでしょうけど、海外の人から見ると日本のカーモデラーの拘りぶりは、やはりちょっと異常に見えるみたいです。
猫も杓子も研ぎ出ししてるのなんて日本人だけだぞって話を聞いたこともありますし。