やっと見れたよ
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
字幕版で観たかったのに吹き替え版の上映が多くて上映時間がなかなか合わなかったのよね
公開からだいぶ経っちゃったし日曜のレイトショーということもあってか、なんとお一人様上映で観させていただきました。
なにぶん田舎だし、マイナーな作品を選んで観るせいか数年に一度ぐらいお一人様を経験するけど、まさかゴジラでとはw
まあ、こんな贅沢なことありませんよね。堪能させていただきました。
なんたって子供の頃からのゴジラファン。映画鑑賞の原初体験はゴジラだったと思います。
それが半世紀を経て、またこうしてゴジラ対キングギドラのガチンコ対決をハリウッド版で観れるとは、何とも感慨深いです
まあゴジラ映画に関しては「シン・ゴジラ」が決定版であり最先端で最高峰であることに異論はありませんが、ハリウッド版によるマニアックな作りや日本人とは違う解釈による表現もまた興味深くて良いです。
「シン・ゴジラ」では国家対重大災害という視点がリアルで良かったのですが、ハリウッド版では相変わらずと言いますか一科学者とその家族の行動が重大事案と対峙します。このあたりはアメリカ映画にありがちというだけでなく日本版のゴジラシリーズで多かった構図でもあり、ある意味リスペクトなのかな
キングギドラだけでなくラドンやモスラという懐かしい怪獣も登場するし、モスラなんて美化され過ぎでこれもオリジナルのモスラの神秘性みたいなのを昇華させた解釈なのかな
ラドンが「ロダン」になってたのは、まあ英語の都合ってやつですか
怪獣を単なる敵と見なさず存在意義を知ろうとするチームの面々
東洋人が二人いたりするのも、日本を意識してるんですかね
そのほかエンドロール音楽もオリジナルをフィーチャーしてたり、般若心経をかぶせてきたり、なんかもう隅々までマニアックさに満ちていてニヤニヤが止まりませんでしたわ
過剰にゴジラを王だとか神的な存在と捉えるのはどうかと思いますが、日本人はそのへんの解釈はぼかして避けてきているように思うので、分かりやすいっちゃ分かりやすい。
ラストでギドラに勝ったゴジラにラドンやムートー(ハリウッド版前作に登場した敵役怪獣)などがひれ伏してゴジラを王と認める場面があるんだけど、髑髏島からやってきたはずのコングは姿を見せないのね。
これってやっぱり、ハリウッド映画生まれのコングの意地なのかしら?
とはいえ、核エネルギーで生きているゴジラとただ大きいだけのコングでは現状の解釈では戦闘力の差は歴然だと思いますけどねー
とりあえず、ゴジラとギドラの対決には続きがありそうなエンディングでしたので、またそれも楽しみです。コングも絡んで来てくれると嬉しいな。
さて本題の模型の話。
AFVを作るにあたって転輪の塗り分けというのは避けて通れない手間ですわな
とりあえず、まずゴムの色を全体に塗装。黒でなく濃いグレーです。
実は、フライホークのエイブラムスも積んでるんですが、こっちのほうにはエッチングによるマスキングが付いている。
それを流用・・・とか考えてたんだけど、残念ながらサイズが微妙に違ってて使えないー
アルミ板で自作してみる。
正円を切り抜ける道具は無いので、チマチマ削って合わせてます。
で、そのアルミ板を当てがって車体色を吹き付けしてみたけどはみ出しまくりだわ
リムの外側まで塗料が回るように、気持ち大きめにマスキングを作ったのが仇になったか
裏側はまあ良いや、表側は目立つからマスキングを作り直す。今度は出来るだけピッタリの大きさに・・・
吹き付けの際、置いたままで片手でマスキングを当てがっていても均等な角度で吹けるよう斜めの台も用意。
全然改善されない。
結局、マスキングを当てがっただけでは隙間が出来てしまうから吹き漏れしてしまうのだ。
マスキングの裏に両面テープを貼って、密着するようにして吹いてみた。
これだと吹き漏れは無くなるが
何個目からかは密着が弱まったり、エッジに付いた塗料がマスクする筈の面に付いたりして、また両面テープを貼り直さないといけなくなる
結果、このやり方はそれほど効率的で無いことが判明。
一個一個マスキングテープでマスクするとか、丁寧に筆塗りするのとそれほど手間は変わらない。
まあ多少の吹き漏れ・はみ出しなど気にするほどのことでもない。
エナメルで墨入れしたらほとんど目立たなくなったよ。
AFVにはAFVの塗り方ってもんがあるんだね。
全て一体パーツのサスペンションも、墨入れしてやれば何となく立体感
転輪、起動輪、上部転輪を付けてベルト式履帯を付けたら足回り完成。履帯の塗装はどうしようかな。
ちなみに、実車は左右の転輪は配置がアシンメトリーだし上部転輪も前後で奥行きが違うようだけれど、このキットでは全て無視されてます。
まあそんなの誰も気にしないから良いのよね。
つづくだろう