前々回に不満だった補助灯は、やっぱりひっぺがしてやり直してこんな感じになりました。
よく見ると、パーツに黒枠のモールドも微かに付いている。キットのパーツがダメダメって訳でも無かったです。
色んな実車画像を見てみると、バンパーの4灯は4つともレンズカット無しのスポットライトの場合もあれば、どちらかがカット付きのドライビングライトまたはフォグライトの場合もある。
ついでに、日本の車両規則を調べてみると補助灯は高さや取り付け位置に決まりがあり、同時に点灯できるのは2灯まで、同色に限り、2灯以上装着することは出来るが同時に4灯点灯することは不可らしい。
ヨーロッパや米国の規則はどうか分からないけど、日本では外側2灯はスモールライト(車幅灯)になっているのが仕様かも知れないですね。
ということで、内側はレンズカット付きのクリアレンズ、外側はクリアホワイトを塗って半透明レンズみたいにしてみました。
面倒くさいけど無視できないワイパー。
ガラスにモールドされていたワイパーは当然削り落としたので、ワイパーを用意しなければなりません。
いつも使っているモデラーズ製エッチングのワイパー(1/24用) 現在はグッスマからほぼ同じものが発売されてます。
1/24用は43には大き過ぎますが、クラシックタイプ(ワイパーセットA)の小さいものだと現代のクルマにちょうど良いぐらいの大きさなんです。
出来れば1/43専用のパーツを発売してくれるとありがたいですが・・・。
接着はハンダ付けで。こういう細いエッチングは、接着したい位置にフラックス液を塗って、少量のハンダを付けたコテ先を一瞬触れさせるだけでハンダ付け完了するので楽です。接着剤よりも作業効率が良いし、何より頑丈です。折り曲げたところもハンダ付けして補強しておきます。
付け過ぎてダンゴになったハンダは、あとで削り落としておきます。
このパーツで不満なところは、アームの根元の太くなってる部分は折り曲げて立体的になるんですが、折り目に隙間があって、これがリアル感を損ねているんですよね・・・別に隙間なくても折り曲げ出来ますから、この隙間は無くして欲しかった。ハンダやパテで埋めると良いのですが、意外と面倒な割にいつもうまく行かないので、今回はそのままです。
あと、取り付け軸もエッチングで一体化されてますけど、金属線に置き換えてます。
928のリア・ワイパーは2軸式の変わったものです。
↑ 通常はこんな感じで、2本のアームは途中で重なって、スッキリとまとまっています。
↓ 右側に振るとこんな感じになり、一方のアームがリンクを引っ張り、ブレードの角度をまっすぐのまま維持する仕組み。
まともに再現するのは難しいので、重なるところから先はオミットしてそれらしく。
アームはフロントのものよりかなり長いので帯金で置き換えたけど、無理にカーブさせたのでぐにゃぐにゃしてるしエッチング独特のシャープさが感じられなくなってしまった。
まあ自分のスキルでは頑張ってもこんなとこです。正直、出来の悪いエレールの完成品にはもったいないぐらいだと思ってます。
あとは・・・ドアミラーとマフラーを取り付ければ完成ということになります。
次回、完成画像をお見せできれば良いなと思ってます。