blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

8月15日の行状(1)

2011-08-16 18:26:58 | 旅行
8月15日という日は日本国にとってもつらい節目だが、私の身内にとっては突然訪れた悲しい出来事を思い出させる日でもある。
先頃亡くなった松田直樹選手同様、30代前半で逝かなければならなかったT君の無念から早いものでもう3年が経つ。
お墓参りは13日のうちに魚津に行ったときに一緒に済ませた。
残された者は力強く生きている。
どうか心配しないで見守っていてほしい。

さて、そんな思いを一方では抱えつつも、15日の朝早くには甲子園球場で行われる高校野球にわが県代表の新湊が出場することになっていた。
午前8時試合開始となれば、間に合うには富山駅を午前2時過ぎに出る急行「きたぐに」に乗るしかない。
行こうかどうしようかと一時は迷ってさえいたものの、リニューアル後の甲子園球場に行ったことがなかったので日帰り覚悟で出ていった。

ちなみに上の写真は高岡駅から乗り込んできた親子連れの親のほうだ。
いくら混雑しているといってもこれはいただけない。
本人の名誉のために顔は塗りつぶしたが、こんなことをしていては子供たちに示しがつかない。
大部分の善良な高岡の人には申し訳ないが、私からすると「また高岡人か・・・」という気持ちだったし、同じ富山県人として恥ずかしかった。
車掌さんに一言「下ろせ」と告げて何とかしてもらったが、二人分の座席が空いたところを狙って子供さんを横にさせるなど、最後の最後までマナーの悪い乗客であった。

大阪駅から阪神電車に乗り換え甲子園駅に着いたら、さすがにお盆の真っただ中、座席を求める長い列ができていた。
私は何とか新湊側のアルプス席に入ることができたが、試合開始後にはアルプスには人が入りきらなくなり、試合の中盤あたりでは外野席もビッシリという状態になった。
相手が地元兵庫の東洋大姫路ということもあっただろうが、新湊側も人の数と応援では負けていなかったように思う。
一部「うるさいだけ」の大人がいたのには閉口したが、土地柄が土地柄だけに仕方がない。

新湊が大量失点してしまった8回裏を除けば、お互いにミスはあってもよく粘ってしのいでの好ゲームだったように思う。
球速で勝る東洋大姫路・原投手の攻略は容易ではなかったものの、失点を最小限に防いで3回以降7回までは追加点を与えなかったゲーム運びは「新湊ペース」にも思えた。
最後は力尽きてしまったが、途中まで大いに希望を持たせてくれる戦いをしたナインには感謝したい。

試合後の行状については次回にて。